渋滞回避のマル秘テクニックを伝授!
毎年、年末年始やGW、お盆期間は各地の高速道路で酷い渋滞が発生していますよね。
昨今はコロナ禍を終えて、大型連休を中心に、各地の観光地は昨年を大幅に超える人出がみられるようになりました。
こんにちは!旅人サイファです。
筆者は例年、年間30~40泊旅行に出かけている、いわば旅行するプロです。旅行はそのほとんどが子供を連れたファミリー旅行。行き先や使う交通手段も行き先によって様々です。
マイカーでの旅行も多いですが、いつも頭を悩ませるのが、高速道路の大渋滞ですよね。
年末年始やGW、お盆休みといった大型連休だけでなく、春休みや秋の三連休でも、巻き込まれると大きなストレスになる交通渋滞!
筆者紹介
こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。
旅人サイファ実績
・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1
・グルメサイト「ニッポンごはん旅」公認ライター
・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数
・「にほんブログ村」国内旅行カテゴリPVランキング1位を記録
渋滞回避のポイント
筆者は、毎年激しい渋滞になる年末年始やGWには、できるだけマイカーでの旅行は避けて、飛行機や新幹線を使用した旅行プランを組むようにしています。
ですが、例え渋滞するのが分かっていても、やむ無くマイカーでの旅行にせざるを得ないという方も多いかと思います。
そこで!【旅人サイファ流!渋滞回避テクニック】をひとつご紹介します。
実は渋滞回避のポイントはただひとつ。
渋滞する時間帯に渋滞ポイントを通らないこと
この一点に尽きます。
実は高速道路の渋滞は、予め予測されています。この渋滞予測情報は、NEXCO各社のホームページやスマホアプリで公開されていますので、それを元に、『何時に』『どこで』混むのかを把握してください。
行きの場合は【連休開始の前日夜に出発すること】で、ある程度の渋滞から解放されます!これは本当におすすめ!
筆者の旅行はほぼ全てこれです。例えば土日の旅行でしたら、前日の金曜日の夜、仕事を終えてから出発してしまえば、酷い渋滞にハマることはほとんどありません。
問題は帰りの渋滞をどう回避するか。
首都圏の交通渋滞は【東京から100~150km圏内】で頻発します。
そこで、この魔のエリアをいかにスムーズに通過できるか…がマイカー旅行の充実感を上げるポイントになります。
大渋滞に巻き込まれてクタクタで帰宅…ですと、せっかくの楽しい旅行の思い出も吹き飛んでしまいますもんね。
そうさせないために!筆者は、最終宿泊地を【東京から100~150km圏内】に設定しています。こうすることで、帰りの大渋滞が始まる前に楽々と帰って来れるんです!
例えば、連休の最終泊を少し東京に近付いた温泉地に取ることで、旅の疲れを温泉で癒すことができるうえ、最終日は基本的に帰るだけ!そうすれば、酷い渋滞が始まる前、うまく行けばお昼頃には自宅に戻ることができちゃうのです。
ちなみに【連休最終日の前日に帰れば空いてるでしょ】と考えるのは危険!基本的にNGです!
昨今の動向を見ていると、最も渋滞が酷くなるのが連休最終日の1日前の夕方!
「最終日は家でのんびりしたい!」と考える人が多いため、連休最終日よりも酷い渋滞に巻き込まれるリスクが高いのです。
では…その最終泊をどこに取るか…?それが今回の記事のポイントです!
そこで今回は、東京周辺、首都圏の各高速道路のおすすめ最終宿泊地を一挙大公開します!
東名高速道路
【要注意ポイント】
- 大和トンネル
東名高速の最大のポイントは日本一の渋滞スポット『大和トンネル』です。酷い時は、連休最終日の12時近くから渋滞が発生しますので、お昼前には通過しておくことをおすすめします。
【おすすめ最終宿泊地】
10:00出発→12:00東京着
東京までおよそ150km。伊豆縦貫道の開通により東名高速までのアクセスが良好なりました。お宿を10:00に出れば、渋滞が始まる前に大和トンネルを通過して、東京都内へはお昼前には到着できます。
中央自動車道
【要注意ポイント】
中央道の渋滞ポイントは神奈川県との境にある小仏トンネルです。こちらも酷い時には13:00ごろから、通常の週末でも14:30ごろから渋滞し始め、通過に30~120分ほどかかる場合があります。
【おすすめ最終宿泊地】
traveler-cipher.hatenablog.com
11:00出発→12:30東京着
東京までおよそ120km。ただし中央道はほぼ全線で制限速度が80km/hのため、距離の割に時間がかかります。山梨県の石和温泉は、甲府市のすぐお隣。朝一番で1.2箇所観光してから11:00頃に出発しても、11:45くらいには渋滞スポットの小仏トンネルを通過できます。
関越自動車道
【要注意ポイント】
- 花園IC付近
関越道の要注意ポイントは花園IC付近です。大型連休時は13:00ごろ、通常の週末時でも14:30ごろから渋滞が始まります。関越道の渋滞は、花園の渋滞を抜けても、東松山間の付近でまた渋滞が始まります。ですので、最初に始まる花園IC付近の渋滞を回避することが最重要です。
【おすすめ最終宿泊地】
・伊香保温泉
10:00出発→12:00東京着
東京までおよそ130km。最寄りの渋川伊香保ICから東京まで2.5時間。10:00にお宿をチェックアウトして直行すれば、11:00前には渋滞ポイントを通過。お昼過ぎには東京にたどり着くことができます。
上信越自動車道
【要注意ポイント】
- 吉井IC~藤岡JCT付近
上信越道のポイントは、関越道に合流する藤岡JCTです。大規模渋滞の場合、その手前の吉井IC付近からはじまり、藤岡JCTから関越道の花園ICそして東松山ICへと連なる渋滞に巻き込まれると、絶望的なストレスを覚悟することになります。
【おすすめ最終宿泊地】
9:30出発→12:00東京着
都内まで190kmほど。長野県上田市にある別所温泉は、鎌倉時代から続く古い温泉地です。周辺には伝統的な寺院や神社も多く「信州の鎌倉」という異名もあるほど。少し早めの9:30頃に温泉を出発すれば、藤岡JCTや続く花園ICの渋滞に巻き込まれることなく、お昼すぎには東京にたどり着くことが可能です。さらに余裕を持ちたい場合は、群馬県の磯辺温泉もおすすめです。
【要注意ポイント】
- 羽生IC付近
東北道も渋滞ポイントは羽生IC付近から加須IC付近まで連なることが多い道路です。特に大型連休最終日付近は、最大50kmを超える渋滞を記録することも!
【おすすめ最終宿泊地】
9:30出発→11:45東京着
どちらも都内まで150kmほどです。東北道はすぐ沿線に温泉が少ないのが残念なルートです。栃木県さくら市の喜連川温泉は、日本三大美肌の湯としても知られる温泉ですが、残念ながら旅館のキャパが少ない。
総合的なおすすめは、日光の奥座敷・鬼怒川温泉と那須の塩原温泉のふたつ。どちらも都内まで2時間ほどかかりますので、できるだけ9:30頃にはお宿を出て直行したいところです。
常磐自動車道
【要注意ポイント】
- 柏IC付近
常磐道は元来それほど渋滞する道路ではありません。最大の渋滞ポイントも、首都高速と接続する三郷IC付近です。連休や週末は、その手前の柏IC付近から渋滞が始まります。渋滞が始まるのも14:00すぎですのでお昼を食べてから出発しても余裕があります。
【おすすめ最終宿泊地】
- 大洗温泉
traveler-cipher.hatenablog.com
13:00出発→14:30東京着
都内までおよそ130kmほど。1.5~2時間ほどの位置です。大洗周辺は観光スポットにも恵まれているので、周辺観光+漁港グルメを楽しんでから出発しても、酷い渋滞に巻き込まれるとは少ないです。
【要注意ポイント】
- 湾岸市川IC付近
東関道も、常磐道と同じように都内ギリギリまで激しい渋滞が起こりにくい道路です。
【おすすめ最終宿泊地】
- 成田付近
13:00出発→14:30東京着
都内まで70kmほど、1時間ほどの距離ですので基本的に日帰り圏内です。ただ茨城県南部方面から都内に向かう場合は、成田市内のホテルに宿泊してから、翌日都内へ向かうプランも有効です。千葉県は半島のため、都内へ向かうルートは夕方からかなり混雑します。特に春の潮干狩りシーズンは要注意!
東京湾アクアライン/館山自動車道
【要注意ポイント】
繁忙期どころか、普段の週末でも大渋滞するのが千葉県と神奈川県とを結ぶ東京湾アクアラインです。日本一長いトンネルでもありますので、渋滞にハマった時のストレスはかなりのものです。
【おすすめ最終宿泊地】
- 木更津温泉
12:30出発→13:30東京着
千葉県南部の旅行の場合、最終泊は木更津周辺がおすすめです。東京湾アクアラインの入り口に当たるため渋滞が始まる前にさっと通過することが可能です。
中央にある海ほたるPAの駐車場待ちの列も酷いので、もしも海ほたるPAに立ち寄りたいなら、ホテルチェックアウトしてすぐ向かった方がストレスなく観光できて◎ですよ!
コロナ禍もやや落ち着きを見せており、これからどんどんと旅行需要は回復していくことが予想されます。これまで我慢していた旅行へ!連休や夏休みには、これまで以上の渋滞が発生するかもしれません。
次の旅行の計画に…ぜひ参考になさってください。上手く計画たてれば、渋滞知らずの楽しい旅行になりますよ!
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