『車折神社』は芸能人の尊敬も篤い神社
京都嵐山からほど近く、嵐電の線路沿いにある『車折神社』は芸能人も多く訪れる人気の神社です。
筆者紹介
こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。
旅人サイファ実績
・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1
・グルメサイト「ニッポンごはん旅」公認ライター
・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数
・「にほんブログ村」国内旅行カテゴリPVランキング1位を記録
こちらは【年末年始京都旅行記】連載からの記事をお届けしています。
『車折神社』の歴史
『車折神社』は、嵐山へ向かう嵐電の駅名にもなっているため、ご存じの方も多いかと思います。これで『くるまざきじんじゃ』と読みます。面白い社名ですよね。
この神社の御祭神は、平安時代後期に学者・貴族として活躍した清原頼業公です。
『車折神社』は、1189年、ちょうど源頼朝が鎌倉を中心に勢力を拡大させていた頃に亡くなった清原頼業を葬った霊廟が基礎になっています。元々清原氏の領地だったこの地に彼を祭神として祀った小さな社が、やがて現在のような神社へと発展しました。
本来清原氏一族の氏神様に過ぎなかったこの小さな社の前で、ある事件が起きます。
御嵯峨天皇が嵐山を流れる大堰川に遊幸した際、この地を牛車で通りかかりました。そして、この社の前を通り過ぎようとしところ、突然牛車が止まり、牛と座席を繋ぐ轅(ながえ)がポキリと真っ二つに折れた…といいます。それ依頼、このお社は『車折神社』と呼ばれるようになったそうです。
ここが『車折神社』には「約束の神様」というご利益も知られています。参拝者は、こちらで願い事をした際に、境内の小石を持ち帰って家に置き、満願叶った際には石を倍にして返したといいます。この風習は、先斗町や祇園の女将たちによって広く伝聞されました。現在も境内には、神石が高く詰まれています。それが転じて、「約束を違えない神様」として篤い信仰を受けているとも言われています。
『車折神社』の見どころ/初詣の様子
『車折神社』は約束の神として人気の神社です。元日のこの日は境内も大混雑!本殿前の広場には参拝者の列がかなり長く伸びていました。拝殿本殿があまり広くないため、その列が進むがとてもゆっくり!そのため、参拝まで60分ほど並ぶことになりました。初詣にいらっしゃる方は、できるだけ朝早い時間の方が待たずに良いかもしれません。
境内には本殿の他にもいくつか見どころがあります。まずはこちら!本殿の後方に置かれている「清めの社」。こちらは、悪運・悪縁を浄化するというパワースポットとしても知られています。ある風水師の先生は、この地に充満するパワーが強いため、この「清めの社」の写真を携帯電話の待受画面にするだけでもご利益があると言っているようです。
もうひとつの見どころがここ「芸能神社」です。芸事の神様「アマノウズメ」を御祭神とする境内社で、東映太秦撮影所が近いこともあり、多くの芸能人が訪れると言われています。
「芸能神社」の周りの玉垣は、そんな芸能人たちが奉納したもの!最近ではVTuberさんなんかもご挨拶に訪れているようですね!「芸事の向上」だけでなく、「人気運」を上げたい方にもおすすめのようです。この「芸能神社」の玉垣には、誰もが知っている芸能人たちの名前がズラリ!推しの名前を…探してみてはいかがですか?
『車折神社』へのアクセス/駐車場
『車折神社』へは、嵐電でのアクセスが便利です。終点嵐山駅の二つ手前ですので、嵐山観光の前や後に訪れるとちょうど良いかと思います。嵐電の「車折神社前」駅からは目の前。徒歩1分もかかりません。
お車の場合は京都駅からおよそ30分。太秦から嵐山方面へ走らせると鳥居が見えてきます。境内に参拝者用駐車場もありますが、お正月期間などはかなり混雑しますのでご注意ください。また、周辺の道路も狭い地域のため通行にも注意が必要です。
まとめ
芸能人たちもお忍びで訪れるという人気スポット『車折神社』。芸能神社の周りは芸能人たちの奉納した玉垣で賑やかですが、学問や約束の神様である本殿の参拝も欠かさないように気を付けてくださいね!
【年末年始京都旅行記】4日目。元日のこの日は京都市中の神社の初詣巡りに回っています。この日7つめの神社『車折神社』を参拝し、この日のお宿へ向かいました。次回は夜間に美しくライトアップされる庭園をご紹介します。お楽しみに!
『車折神社』の基本情報
アクセス
京都駅より車で30分
参拝時間
24時間参拝自由
定休日
年中無休
参拝料金
無料
駐車場
参拝者用無料駐車場あり
アドレス
075-861-0039