『梅宮大社』は京都でも有数の神社!
京都、阪急嵐山駅からもほど近く、松尾大社と桂川を挟んだ対岸に鎮座しているのが『梅宮大社』です。京都の神社の中では少々地味な存在ですが…実は京都市内でも有数のご由緒を持つ神社なんです。
こんにちは!本業の傍ら全国の隠れた名所をご紹介している旅行プランナー/旅行ブロガーの旅人サイファです。
今回は、5月末に訪れた【新緑の京都ひとり旅】から苔寺松尾大社周辺を回った際のレポートです。
梅宮大社へのアクセス/駐車場
『梅宮大社』へは、阪急嵐山線の「松尾大社駅」から徒歩で行くのがスムーズです。駅前に流れる桂川を渡り、通りを歩いて左手に大きな鳥居が見えてきます。駅からおよそ15分ほどの道のりです。
お車の場合は、目の前を通っているのが四条通ですので、四条大宮駅から西へ15分ほど走るとたどり着きます。大鳥居の下に参拝者用無料駐車場が完備されているので安心です。
梅宮大社の歴史
奈良時代の政治家であった橘諸兄の母が、橘氏の氏神として現在の綴喜郡井出町付近に創建したのな始まりといわれる。平安時代の始め、嵯峨天皇の皇后・檀林皇后かによって現在の地に移された。
酒解神(オオヤマズミノカミ)、大若子神(ニニギノミコト)、若子神(ヒコホホデミノミコト)、酒解子神(コノハナサクヤヒメ)の四座を祭神とする。
コノハナサクヤヒメとニニギノミコトとの一夜の契りでヒコホホデミノミコトが生まれたことから、歓喜して狭名田の稲を取って天甜酒を造り、これを飲んだという神話から、古くから安産と造酒の神として有名である。
また、皇子に恵まれなかった檀林皇后が、本殿の横に鎮座する「またげ石」をまたいで子供を授かったことから、この石をまたげば子宝に恵まれると伝えられ、その下の白砂は安産のお守りとされている。
現在、本殿、拝殿、弊殿、回廊、中門などあるが、これらは元禄13年の再建によるものである。
庭園は杜若や花菖蒲の名所として知られるほか、梅、八重桜、椿、つつじ、あじさいが美しい
※京都市案内板より
お酒の神様といえば、お隣の「松尾大社」が有名ですが、こちらにもたくさんの日本酒が奉納されていますね!
源氏、平氏、藤原氏と並ぶ貴族「橘氏」の氏神様として知られる『梅宮大社』。
実は、国家の重大事や天変地異のときなどに特別な奉幣を受ける二十二社のひとつでもあります。
この二十二社は、京都では他に上賀茂神社、下鴨神社、石清水八幡宮など12の神社が指定されているだけ!これら著名な神社と肩を並べる、由緒ある神社のひとつなんです!
境内の様子
玉砂利に覆われた境内はそれほど広くはありません。中央に弊殿が置かれ、その奥に拝殿及び本殿が鎮座しています。
拝殿は柿葺きの重厚な造り。派手さはありませんが非常に力強い印象を受けますね。こちらの社殿は江戸時代前期に作られたものとのことです。
『梅宮大社』のすぐお隣には広々とした神苑が併設しています。こちらは、杜若や花菖蒲の名所としても知られています。
いかがでしたか?『梅宮大社』。あまり知られていませんが、古代から続く由緒ある神社のひとつです。ぜひ一度、ご参拝に訪れてみてください!観光客はほとんど居ませんので、ゆっくりと散策できますよ!
さて『梅宮大社』の参拝を終えて…筆者は次の目的地「松尾大社」へ向かいます。続きは次回!
アクセス
参拝時間
24時間参拝自由
定休日
年中無休
参拝料金
参拝無料
庭園は別途
駐車場
参拝者用無料駐車場あり
アドレス
075-861-2730
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