旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【京都】『松尾大社』は洛西の総氏神さま!その見どころ紹介!

松尾大社』は京都洛西の総氏神さま!お酒の神様としても有名です!
f:id:traveler-cipher:20220816182417j:image

京都盆地の西の端、四条通桂川を渡った行き止まりに鎮座しているのが『松尾大社』です。その創建は古く、平安京が作られるはるか以前から、秦氏氏神として祀られていました。平安遷都後は、京都の西の守護神として篤い信仰を集めました。現在では、お酒の神様としても知られています。

 

こんにちは!本業の傍ら全国の隠れた名所をご紹介している旅行プランナー/旅行ブロガーの旅人サイファです。今回は、5月末に訪れた【新緑の京都ひとり旅】から松尾大社周辺を回った際のレポートです。

 

松尾大社へのアクセス/駐車場はある?

f:id:traveler-cipher:20220816182455j:image

松尾大社』へは、阪急嵐山線松尾大社駅」から歩いて5分ほど。駅を降りると目の前に『松尾大社』の大鳥居が見えますので、すぐ分かります。また、京都バス(京都駅~苔寺)でも乗り換えなしでアクセスできて便利です。

 

お車の場合は、京都市内から四条通を西へ20分ほど走らせると『松尾大社』が見えてきます。境内には無料駐車場も完備されているので安心ですね。

 

松尾大社の歴史は?

f:id:traveler-cipher:20220816182541j:image

松尾大社

大山昨神と市杵島姫命の二神を祀る。

701年に秦氏の一族が、松尾山大杉谷の磐座の神霊を勧請し、秦氏氏神として当地に社殿を建立したのが起こりと伝えられる。平安遷都後は王城鎮護の神として、また中世以降は酒造の神として人々の信仰を集めている。

 

本殿(重要文化財)は、「松尾造」と呼ばれる珍しい建築で、1542年に改築されたものである。宝物館には、等身大の男神坐像二体、女神坐像一体(ともに重要文化財)が安置されている。

 

また、境内の霊泉「亀の井」の水を醸造のときに混ぜると酒が腐らないと伝えられる。

 

毎年四月の松尾祭には、境内に山吹が咲き乱れ、桂川で神輿の船渡御が行われる。また、七月には御田祭が行われるなと、多くの人でにぎわう。

元々は、古くから京都盆地を治めていた渡来系の秦氏氏神様でした。洛北の上賀茂神社下鴨神社秦氏氏神様とされていますから、もしかしたらこれらは全て同族の神様なのかもしれませんね。

 

その後、京都に平安京が作られたことで、その役割は一変します。四条通のどん詰まりに位置する当社は、京都の西の守護神とされ、朝廷からも篤く敬われました。

 

境内の見どころはどこ?

f:id:traveler-cipher:20220816182638j:image

松尾大社』の見どころは多数あります。まずは、この立派な楼門!境内に入るとすぐに見えてくる『松尾大社』の象徴にもなっている建物です。


f:id:traveler-cipher:20220816182709j:image

楼門を潜ると、松尾山を背後に背負った拝殿が見えてきます。


f:id:traveler-cipher:20220816182417j:image

境内の真ん中には拝殿が置かれています。その後方に中門を携えた本殿が作られています。まずは、この本殿は「松尾造」とも呼ばれる非常に珍しいもの。


f:id:traveler-cipher:20220816182805j:image

桧皮葺の社殿が重厚感ありますね!この本殿は、国指定重要文化財とされています。

 

霊泉「亀の井」は魔法の水!?

f:id:traveler-cipher:20220816182848j:image

さて、本殿の右裏手に進むと、お酒の神様の真骨頂とも言える霊泉が湧いています。


f:id:traveler-cipher:20220816182907j:image

それがこちら!「亀の井」と呼ばれる霊泉で、なんとこの霊泉をお酒に混ぜて醸造すると、そのお酒は腐らないとか!現在も、造り酒屋はこの水を持ち帰り、自社の酒に混ぜているところもあるとか!

 

重森三玲氏の庭園も見事!

f:id:traveler-cipher:20220816182943j:image

境内には「松風苑」と呼ばれる庭園が作られています。「松風苑」は3種類の庭園からなり…

  1. 上古の庭 古代磐座を模した庭園
  2. 曲水の庭 平安時代調の清流が流れる庭園
  3. 蓬莱の庭 鎌倉時代風の蓬莱島を模した庭園

と、それぞれ異なった趣きで作庭されています。重森三玲氏の作り上げたお庭の中でも、屈指の高評価を受けている昭和を代表する庭園になっています。

 

見学無料のお酒の資料館も併設!

f:id:traveler-cipher:20220816183024j:image

境内の片隅には「お酒の資料館」が作られており、神社と日本酒の関係を学ぶことができます。入館無料ですので、ぜひ立ち寄ってみてください!

 

古代には、神様が行う「神憑り」と人を酔わせる「酒のパワー」には、共通点を見いだしていたのかもしれませんね。

 

月読神社も必見!

f:id:traveler-cipher:20220816183113j:image

さてもうひとつ。今回『松尾大社』に立ち寄った目的のひとつが、ここ「月読神社」へご挨拶すること。

 

 

日本の最高神である天照大神スサノオに挟まれた三貴神のひとつ「月読ツクヨミ」ですが、なぜか非常に影が薄い。

 

これだけ名前だけは有名な神様なんですが…神話にもほとんど登場せず、また祀っている神社もごくわずか。知られているのは、ここ京都松尾山の「月読神社」と、伊勢神宮の隣にある「月読宮」、そして、それらの本家本元とも言われる壱岐の「月読神社」くらい。


f:id:traveler-cipher:20220816183148j:image

筆者は以前、壱岐の「月読神社」にも参拝したことがありますが、そちらもかなり質素なお社でした。

 

名前は有名ながら、その扱いの小さな「月読尊」。ここ京都の「月読神社」も、『松尾大社』から5分ほど歩いた住宅地に、ポツンと小さな社殿を残すのみです。

 

さて『松尾大社/月読神社』の参拝を終えて、筆者は次の目的地へ向かいました。次回は「竹の寺地蔵院」です。竹林と苔の美しい、素晴らしい寺院でしたよー!それでは、続きは次回!

 

松尾大社

アクセス

阪急嵐山線 松尾大社駅より徒歩5分

 

開門時間

5:00-18:00

庭園は9:00-16:00

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

参拝無料

庭園見学は別途500円

 

駐車場

参拝者用駐車場あり

 

アドレス

京都府京都市西京区嵐山宮町3

075-871-5016

 

次回です!