【桃山時代の豪奢な装飾が見事!国宝『大崎八幡宮』へ参拝レポート!】
こんにちは!旅人サイファです。
2週間前から続いていた【GW仙台宮城旅行記】も最終回!仙台の奥座敷、秋保温泉から仙台駅へ戻って新幹線で東京へ帰ります。
この旅行で最後の立ち寄りスポットとなったのが…こちら!仙台藩の総鎮守『大崎八幡宮』です。黒漆に金箔の装飾、桃山文化を代表するその豪奢な社殿は、なんと国宝にも指定されています!
大崎八幡宮の歴史
『大崎八幡宮』は、JR仙台駅や仙台城の北西に位置する、由緒正しい神社です。その起源はなんと平安時代まで遡ります。
平安の昔、東夷征伐に際して坂上田村麻呂は、武運長久を祈念すべく武門の守護神である宇佐八幡宮を現在の岩手県水沢市に勧請、鎮守府八幡宮を創祀しました。その後、室町時代に奥州管領大崎氏はこれを自領内の現遠田郡田尻町に遷祀し守護神として篤く崇敬した為、世に大崎八幡宮と呼ばれました。
大崎氏の滅亡後は伊達政宗公が居城の玉造郡岩出山城内の小祠に御神体を遷し、仙台開府後仙台城の乾(北西)の方角にあたる現在の地に祀られました。
尚、当社殿は安土桃山時代の我が国唯一の遺構として国宝建造物に指定されております。
筆者が訪れた時は、修復工事の最中でした。本殿には覆いがかけられており、その全容を見ることはできず…残念!
しかし、見学できる一部分からでも、その豪奢な造りはよく分かります。黒漆に金の装飾!かつて豊臣秀吉が作った大坂城もこんな雰囲気だったのでしょうねえー!
社殿は国宝指定!
ご由緒を見ると、やはり!豊臣家から職人を招いて造営したとのこと!黒×金の装飾は豪華絢爛!大坂城から続く桃山文化のDNAを見事に体現しています。
大崎八幡宮の御社殿は、仙台藩祖・伊達政宗公の命により慶長九年より十二年にかけ、豊臣家召抱えの梅村日向守家次・梅村三十郎頼次・刑部左衛門国次・鍛冶雅楽助吉家といった当世随一の巨匠を招き造営されました。
内部の彩色は創建当初がそのまま残され、後の日光東照宮につながる形式である「権現造り」の建造物として、桃山様式を代表する大変貴重な存在であり、明治36年に国宝指定されました。
面白いのが、『大崎八幡宮』より後に作られた、世界遺産「日光東照宮」にもその装飾意匠がつながっていると言う点です。
豊臣時代の大坂城→大崎八幡宮→日光東照宮と…文化技術のリレーの一端がここに垣間見ることができますね。
大崎八幡宮へのアクセス
『大崎八幡宮』は、仙台駅からは少し離れています。電車では、仙台駅からJR仙山線に乗り、東北福祉大前駅より徒歩、もしくは仙台駅から路線バスで20分ほどです。
一番確実なのは車でのアクセスです。境内の裏手には無料駐車場も完備されているので、楽々アクセスできます。ただし、初詣や1月に開催されるお祭り「どんと祭り」の際はかなり混雑しますのでご注意ください。
仙台駅でこけし絵付け体験!
さて『大崎八幡宮』の参拝を終えて、仙台駅へ向かいます。駅前でレンタカーを返却すると、駅ビル内で楽しげなイベントが開催中。
実はこれ、こけしの絵付け体験。駅ビル内で一定額以上購入レシートがあれば無料で参加できるとのこと。ちょうどお土産を買ったレシートがあったので、子供たちにやらせてみました。
左が長女の作品!可愛らしい顔と和服イメージした衣装がなかなか素敵じゃないですか?
右は長男の作品!この日自分が着ていたTシャツデザインを描いたようです。
ちなみにこのミニこけし、中にお手紙を入れることもできるのです!タグに切手を貼って宛名を書けば、定形外郵便として送ることもできる優れもの!
ランチは「たんや善治郎」の牛タン弁当!
さて、そうこうしているうちに、新幹線の時間になりました。
この日のランチは…やっぱりこれでしょ!旅の〆も仙台名物牛タン弁当!
この日は仙台駅で、人気店「たんや善治郎」の牛タン弁当をセレクト!
いかがですー!?この弁当とは思えないレベルの分厚い牛タン!この厚さにも関わらず柔らかくて食べやすい!絶品牛タンでした。美味しかったー!
さて!3泊4日の【GW仙台宮城旅行記】もこれで終幕です。振り返ってみると…
と周遊してきました!
現地での移動距離はおよそ300km。温泉メインでしたが、有意義な旅行となりました!
次の旅行記は、5月末に訪れた【新緑の京都ひとり旅】のシリーズをお届けします。あまり知られていない穴場スポットも多数ご紹介しますので…お楽しみに!
アクセス
JR東北新幹線ほか 仙台駅より路線バス
仙台駅より車で15分
営業時間
24時間参拝自由
定休日
年中無休
参拝料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
022-234-3606
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