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世界遺産平泉は子供も楽しめる?『平泉中尊寺』参拝レポート!

世界遺産にも登録されている『平泉中尊寺』は子供も楽しめる?子連れ旅行の実際をレポート!】f:id:traveler-cipher:20220711161727j:image

こんにちは!旅人サイファです。

先週からお送りしている【GW仙台宮城旅行記】。前日にチェックインした「鳴子温泉郷」のお宿を出て、この日は県を跨いで岩手県平泉へ参りました。

 

子供も楽しめる?

筆者の旅行は、子供連れてのファミリー旅行が大半です。ですが…筆者の趣味は歴史や地理。当然、寺社仏閣や城郭などの史跡探訪も多くなります。

 

一般的に、神社やお寺の観光は、子供たちはあまり喜びません。子供にしてみれば、各地にある神社やお寺の違いも分かりにくいですし、その裏にある歴史も知りませんから当然といえば当然ですよね。

今回は、子連れで『平泉中尊寺』を参拝して来ましたので…実際子供たちはどんな反応だったのか?をレポートしますね!

 

平泉の歴史

ちょうど2022年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」を放送中。物語のメインは神奈川県鎌倉で展開されていますが、ここ平泉も、この時代を語る上で欠かせない地方です。

 

源平合戦が行われていた平安時代末期当時、実は日本国内には4つの勢力がせめぎあっていました。

一般的には、単純な「源氏VS平氏」の抗争と思われがちなこの時代ですが、実はその影で大きな役割を担っていたのが、ここ「平泉」を本拠地としていた「奥州藤原氏」なのです!


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そんな「奥州藤原氏」の象徴とも言えるのが、『中尊寺』です。ここは、藤原氏菩提寺にして、権力の中枢とも言える場所です。

 

中尊寺境内の様子

門前の第一駐車場に車を止めると、目の前にある小高い山が『中尊寺』の境内になります。


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参道を歩き始めると…初めていらっしゃる方はみな驚きます。なにせ、この参道が厳しい山道!およそ30°近くの斜度があろうかという急な坂道!ここは「月見坂」と呼ばれるところです。

 

この辺り、お子さんには少々キツイところです。なにせ山道が厳しい!基本的に子供は歩きたくない&坂道階段嫌いな子が多いので(笑)

むしろはじめから「山登りするよー!」ってスタートした方が乗ってくるかもしれません。


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さて、少し斜度が弛んできたところが「弁慶堂」です。あの、牛若丸こと源義経の第一の忠臣「武蔵坊弁慶」ゆかりのお堂ですね。


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ここには、昭和の薫りがするこんな顔出しパネルも健在!絵本や昔話等で牛若丸や弁慶をご存知のお子さんもいるかもしれませんので、そういった逸話をお話してあげると良いかもしれません。


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こちらがその「弁慶堂」ですね。堂内には、義経と弁慶の像が安置されています。


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「弁慶堂」を過ぎたあたりから、尾根道になります。道なりはほぼ平坦になりますので、ここからは歩きやすくなります。

一部、北側の木立が途切れて見通しの良いところがあります。一休みにちょうど良いかもしれません。


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さて、そのまま足を進めると右側に門が見えてきます。実はここが『中尊寺』の本堂!お参りはここでします。


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しかし!この日はGW中ということもあって、堂内に入っての参拝は長蛇の列!我々はお堂内には入らずにお参りを済ませました。

 

金色堂は有料拝観
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ちなみにここ『中尊寺』、ここまでは全て無料で参拝できます。ここから先にある「金色堂」や「宝物館」の拝観には別途拝観料が必要です。

この日は連休中ということもあり、チケット購入に長蛇の列が!

 

こんな時、大人が複数いれば、ひとりは子供を連れて周辺を散策、もうひとりがチケット購入に並ぶ…など工夫をすれば、お子さんも飽きずにすむと思います。


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平泉では、例年GWに「藤原まつり」が開催期間されています。筆者が訪れた前日には、俳優の伊藤健太郎さん扮する源義経が、頼朝からの追手を避けて平泉まで落ち延びてきた様子を再現した「東下り行列」が行われていたそうです。

 

この日も、『中尊寺』境内では様々なイベントが行われていました。こちらは、金色堂前で行われていた伝統舞踊。異形の者たちが踊る様は、なかなか迫力がありました。

 

金色堂内部は撮影禁止! f:id:traveler-cipher:20220711183213j:image

さて!ここから先が『中尊寺』でも最大の見どころです。この「金色堂」へ向かう坂道は絵になりますねー!ポスター等でもよく使われるアングルです。

 

なお「金色堂」内部は残念ながら撮影禁止。ここの特別感はさすが!金銀螺鈿できらびやかに飾られたお堂は圧巻です。ぜひお子さんと一緒に目に焼き付けてください!なにせ1000年前からこの姿のままですからね!

 

白山神社能舞台も必見!

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中尊寺』の北東一画に鎮座するのが「中尊寺白山神社」です。お寺なのに神社?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、明治時代になるまでは、お寺と神社は同一視されていました。ですから、お寺の中に神社、神社の中にお寺はむしろ普通でした。


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中尊寺白山神社」には見事な能舞台があります。こちらは江戸時代中期に作られたもので、国の重要文化財に指定されています。「藤原まつり」では、実際にここで能も披露されていたようですね!

 

平泉を子供と楽しむポイント!

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もしもお子さんが途中でへばってしまったら…おすすめがこれ!月見坂を登りきったところにある「弁慶餅」です。濃い目の甘辛いタレが美味しいお餅!

ひと休みしながらこれを頬張れば、元気百倍ですよ(笑)

 

いかがでしたか?世界遺産でもある『平泉中尊寺』。あまりお子さんウケするスポットではありませんが、世界遺産でもありますし、近くまで行ったら立ち寄りたいスポットですよね!

 

他の歴史スポットもそうですが、お子さんの興味をそそるには、親御さんの予習が一番です。

「ここはこんなところだよ」

「こんな有名な人がこの道を歩いたんだよ」

「この先にすごい●●があるよ」

「いっぱい歩いたら美味しいもの食べよう」

 

単純に「名所だから」と訪れるだけではもったいない!ぜひ、訪れるまえにしっかり予習をして、お子さんと素敵な思い出作ってくださいね!

 

平泉 中尊寺

アクセス

東北自動車道 平泉前沢ICより15分

JR東北本線 平泉駅より路線バス

 

参拝時間

8:30-17:00

 

定休日

年中無休

 

拝観料金

境内参拝無料

金色堂ほか 

大人800円 高校生500円 中学生300円 小学生200円

 

駐車場

有料駐車場あり

 

アドレス

岩手県磐井郡平泉町衣関202

0191-46-2211

 

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