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【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム 第15話 最も頼りになる者は最も恐るべき者!

こんばんは!旅人サイファです!

NHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラムをお届けします。

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なんと恐るべし大江広元!!

上総介広常を、敢えて謀反へ促しながら、そのスケープゴートとして切り捨てるとは。なんと非情な!

 

板東で足固めをする際に、功績大であった上総介広常。板東で一大勢力をもつ上総介が味方をしなければ、頼朝の命運はあの時点で尽きていたことでしょう。

しかし、上総介が味方してくれたことによって流れは一変。板東の諸勢力は雪崩を打つかのように頼朝の元に集い、頼朝は板東に勢力を張ることができました。

 

しかし…!

頼朝から謀反の疑いをかけられた上総介は、鎌倉御所にて梶原景時によって討ち取られます。今作では、この冷酷な仕打ちは大江広元による献策と描かれました。

 

実はこの大江広元…その子孫は、とある戦国大名として後世に名を残しています。ヒントは「元」の字。

分かりましたか?三本の矢の逸話で有名なあの人です。

 

そう!数々の策略の元に、中国地方全土を支配下に治めた梟雄『毛利元就』は大江広元の子孫なんです!!

毛利元就も権謀術数で戦国の世を渡り歩いた男。先祖である大江広元から受け継いだ、その非情な策略のもとで、中国地方100万石を超える領土をその手に治めました。そして元就の子孫率いる長州藩は、やがて江戸幕府を倒し、明治維新という形で天下をも手に入れるのです。

 

今回の御家人たちが謀反を企てるというシナリオは、脚本家・三谷幸喜の創作とされています。しかし!この非情な策略は、頼朝と大江広元のタッグならばやりかねないこと!稀代のシナリオメーカーである三谷幸喜の面目躍如と言える、秀逸なストーリーでした!

 

こんな事件があれば…もう誰も謀反など企てることはできません。そして、恩賞として上総介の領土を賜ってしまえば、その後ろめたさもあって、今後無茶な行動は取れなくなります。まさに、人心収攬を極めていた頼朝と広元のタッグであれば、大いにあり得る策略だったらかと思います!

 

まさにタイトル通り「足固めの儀式」としてこれ以上ない通過儀礼になりました。こうして後顧の憂いを絶った鎌倉軍は、いよいよ…西へ向けて進軍を開始します。

 

次回です!

 

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