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予約必須のレアスポット!『京都仙洞御所』のガイドツアー!【紅葉の京都ひとり旅】⑬

こんにちはー!旅人サイファです。

 

前回、「京都御所無料ガイドツアー」の詳細をレポート記事として出させて頂きました。

明治天皇が江戸へ引っ越すまで、代々の天皇が政務執り生活した、日本の中心地とも言える場所です。f:id:traveler-cipher:20220217110757j:image

実は、京都御所と同じ京都御苑の敷地内には、もうひとつ「御所」と呼ばれる場所が存在しています。それこそが、今回ご紹介するレアスポット『京都仙洞御所(-せんとうごしょ)』です。


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仙洞御所は、京都御所の南東に位置しています。広さはほぼ京都御所と同じくらいで、同じように壁に囲まれた長方形の区画を有しています。

現在の仙洞御所は、1627年に「後水之尾上皇」の退位後のお住まいとして造営されました。この上皇は、以前ご紹介した「修学院離宮」を造営した上皇としても有名ですね。

 

当時の建物は茶室を残してほとんど残されていませんが、その広大な庭園が形を変えながらも残されています。江戸時代の名作庭家「小堀遠州(こぼりえんしゅう)」が作った庭を、上皇自ら手直したものと言われています。


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実は、ここ仙洞御所の見学には事前予約が必須条件です。事前予約の無い人間は、敷地内に立ち入ることすらできないのです!

予約方法は、往復はがきかインターネット。スマートフォンからもアクセスできるので、今はネット予約が主流でしょう。

 

予約方法は、昨年訪れた「桂離宮」や「修学院離宮」と同じ宮内庁のホームページから行えます。

本来は3日前までの事前予約が必須なのですが、しかし…!実は秘密の裏ワザがあるんです。
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それは、当日受付枠。なんと、事前予約枠に空きがあった場合、仙洞御所前に並んだ先着順で、当日のガイドツアーに参加することができるのです!

 

当日受付は、午前11:00から。仙洞御所の入り口前に作られたテントで行います。

空き枠数分のみの先着順ですので…どれだけ当日枠が残されているかは運次第!筆者が並んだのは7.8人目!さてさてどうなる!?


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結果!この日は、運良く13:30の当日枠をゲットすることができました!やった!

ちなみに、仙洞御所の予約の際は、宮内庁皇宮警察による厳格な身分証明が行われます。運転免許証などの書類を忘れずに!


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さて、周辺を少しブラブラして、13:30少し前に仙洞御所へ。受付を済ませて待合所へ。


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こちらも京都御所と同じく、無料コインロッカーや売店などの施設が並んでいます。

感染状況を踏まえてか、この時は一枠20名ほどに制限されていました。(通常は一枠50名)

 

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仙洞御所のガイドツアーは、およそ60分。大宮御所の御常御殿→北池をぐるりと回り→八つ橋→南池→醒花亭→又新亭と巡るルートになっています。

 

『仙洞御所』の「仙洞」とは仙人の住む地を意味しています。生前に退位した太上天皇(上皇法皇)が住むための御所を仙洞御所と言います。ちなみに、現在は東京の皇居内に上皇さま(平成天皇)がお住まいになっているため、そちらを「吹上仙洞御所」、こちらを「京都仙洞御所」として区別しています。

 

また、現在は壁を取り壊して一体化されていますが、本来は北半分が「大宮御所」、南半分が「仙洞御所」として、別々のものでした。

 

御車寄/大宮御所
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時間が来たところで集合の声がかかり、宮内庁職員ガイドさんを先頭にガイドツアーが始まります。

 

まずは仙洞御所の西北部の一画にある「御常御殿」から。こちらの原型は、後水之尾帝の皇后和子が生活した「大宮御所」です。彼女は徳川家康の孫娘。二人は、幕府と朝廷との融和のため、無理矢理入内させられたとも言われる悲劇のカップルです。

 

当時、後水之尾帝には寵愛する女御がおり、しかもその女御との間に女児が産まれていました。幕府側はこれを問題視。なんとその女御と女児、さらに女御の兄弟までもを追放・流罪としてまで和子を皇后に祭り上げます。

 

そんな和子皇后のために造営されたのがここ大宮御所です。彼女の死後も、退位した天皇のお妃さま(太上皇后)が代々ここで暮らしていました。


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明治維新後は、外国からの賓客をおもてなしする迎賓館としての役割を果たしていました。かつては、イギリスのチャールズ皇太子もここに宿泊したそうです。

 

この御常御殿の前庭には、左右に松と梅、正面奥に竹林を配しており、通称「松竹梅の庭」とも呼ばれています。

 

北池
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御常御殿を後にして門を潜ると、広い池が作られています。ここは「北池」。

ここ辺りの紅葉はもう散りはじめですかね。


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実はこの周辺は、かの歌人紀貫之(きのつらゆき)」の旧屋敷跡。彼が生きていた当時は、京都御所そのものがもう少し西に位置していました。この地は公家の屋敷が集まっていたんでしょうかね。


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北池をぐるっと一回りしたところのカエデはまさに見頃!見事に紅葉していますね。この先は南池エリアになります。

 

八ツ橋
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南池に架かる八ツ橋と藤棚。八ツ橋とは、菖蒲池などに良く使われる石橋です。

かの京都銘菓「八ツ橋」も語源はこの橋の形から。そもそもは8枚の板石で作られたものを言います。

 

醒花亭(せいかてい)
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南池の畔に建つのが茶室「醒花亭」。屋根は柿葺の古風なもので、江戸時代中期から残る貴重なもの。


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内部には入れないのが残念です。ここからは南池を一望できそうなのに…!柿渋色の落ち着いた外装がまた素敵です。


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裏手に回って見るとこれまた素敵!一周回ってモダンに見えるから不思議ですよね。

 

南池
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醒花亭の目の前に広がるのが南池です。本来、北池は大宮御所の、南池は仙洞御所の、それぞれ別の庭園でした。それが時代と共に幾多の改修を経て、現在のようなひとつの庭園になったそうです。


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湖面にうつる刈り込みと紅葉も素敵ですよね!

 

この池を美しく魅せる装置が、手前に見える小石で敷き詰められた州浜。この州浜の造営を担当した小田原藩は、京都の住民にここに敷き詰める平石を集めさせました。その報酬として石ひとつにつき米一升と引き換えたそうで、ここの石は通称「一升石」と呼ばれています。

 

又新亭(ゆうしんてい)
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南池沿いに北へ進むと、庭園の入り口にある茶室にたどり着きます。こちらは「又新亭」と呼ばれる茶室。この地には、修学院離宮から移された止々斎という茶室がありましたが、1854年の火事より焼失。その後、御所の北にあった近衛亭からこちらへ移されたものです。


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又新亭の前には桟橋があり、北池に浮かぶ船も係留されています。この『仙洞御所庭園』は、池泉回遊式庭園としてだけでなく、池泉舟遊式庭園としても楽しめるようになっています。

 

この「池泉舟遊式庭園」、聞きなれない言葉ですが、元々平安貴族が楽しんでいたのがこの形式。舟で池を滑りながら庭園を楽しむという贅沢なお庭鑑賞ですね。ここ仙洞御所では、賓客向けに船を出すこともあるようです。

 

船に乗ってお庭の風景を楽しむスタイル…今は減ってしまった楽しみかたですよね。もしかしたら…今一番隆盛な舟遊式庭園ってディズニーランドのジャングルクルーズかもしれませんね(笑)


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ちなみに、ここ『仙洞御所』は「桂離宮」や「修学院離宮」と同じく、宮内庁が所管する施設です。ガイドツアー最後尾には、必ず皇宮警察の職員さんも同行します。

 

いかがでしたか?京都のレアスポット『仙洞御所』の無料ガイドツアー!

本来は桂離宮修学院離宮と同じく事前予約必須ですが、それらに比べると当日枠に余裕があるのでハードルは高くありません。また京都中心部に位置しているので、当日枠に並びやすいのもポイント!

ぜひ、事前予約をして京都御所と併せてご見学なさってみてはいかがですか?

 

京都仙洞御所 無料ガイドツアー

アクセス

京都市営地下鉄烏丸線 丸太町駅より徒歩15分

京都市バス 府立医大病院前より徒歩10分

 

参観時間

事前予約制ガイドツアー(1回60分)

9:30~、11:00~、13:30~、14:30~、15:30~

※当日受付は11:00~先着順

 

定休日

毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)

年末年始

 

参観料金

ガイドツアー 無料

 

駐車場

有料 京都御苑中立売駐車場 普通車131台

 

アドレス

京都府京都市上京区京都御苑2

075-211-1215

 

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