こんにちは、旅人サイファです!
毎週日曜日はその時起こっていることをリアルタイムで執筆するコラム『週末雑感』です。
筆者は現在、群馬県万座温泉に来ています。いや、万座温泉までたどり着けて良かったと言うべきか!
今回企画した春の旅行。旅程は、18日(金)の夕方に東京を出発して軽井沢に宿泊。翌日19日(土)に万座温泉に向かう予定でした。
高速道路を走らせて、上信越自動車道の碓氷軽井沢ICに到着したのが18時ごろ。この頃には既に大粒のぼたん雪が降り始めていました。
あれ…スタッドレスタイヤは履いてるけど、大丈夫かな?
碓氷軽井沢ICは、山の中に作られたICです。ここから一山越えないと軽井沢の町中へは出られません。
この道を走らせていると…どんどん積もる雪!そして次々に脱落していくノーマルタイヤの先行車輌たち!気がつけば、スタッドレスタイヤを履いているであろう車だけが、軽井沢の町中にたどり着いていました。
あそこで脱落した車輌、あの後どうなったんだろう…
いやいや。恐ろしい!東京は週前半には夏日を記録していたんですよ!?
筆者の車はスタッドレスタイヤを履かせたままでしたので、まあ余裕だろうと、軽井沢の町中を走らせていましたが…ごめんなさい。舐めてました。
予約していたお宿は、中軽井沢北方の別荘地の中に位置しています。別荘地エリアは幹線道路から外れるため、恐らく除雪はしていないだろうなと、一抹の不安がありました。最終的にその悪い予感が的中してしまいます。
なんと別荘地に向かう坂道で、車がスタック!我が車はFF車であるため、上り坂になると前輪に荷重が伝わらず空転を繰り返すのみ!
うわ!やっちまった!何度か前進後退を繰り返しますが…前には進めそうにありません。
この時19:10。お宿まで残り1kmのところでこれ以上の前進を断念。お宿にSOSを入れました。
「スミマセン!手前1kmのところでうごけなくなってしまいました!」
「うーん!そうですか!ただいま、夕食対応中のため、19:30まで動けません。それまでお待ち頂けますか?」
「分かりました」
~車内で待つこと50分~
いやあ、この50分間が心細かったこと!どんどん積もる雪。辺りは真っ暗に。
あれ?なんか前の方明るくない?あ!車だ!ようやく到着したお宿の車。
いや、まさに救世主かと思いましたよ!
「(車を見るなり)あーこりゃ上がれませんねー。一度町に車を下ろしてタクシーで上がってもらうしかないです」
「あー!やっぱりそうですか…。んー!家族と荷物だけ乗せて先に宿に連れてって頂けますか?」
「分かりました。それではご家族様、こちらの車へどうぞ!」
ふう…子供たちはお宿に入れることができてひとまず一安心。さあ、私はUターンして軽井沢の町中へ車を置きに移動します。下り坂はスタッドレスタイヤもしっかり効き、無事に中軽井沢まで降りてくることができました。
そして、予め電話しておいたタクシーに乗り込んだのが21:00。
軽井沢に入ってから、この時点ですでに2時間近く経過しています。
タクシーに乗り込んでひと心地。これでようやくお宿で横になれる…と思ったのも束の間。なんとなんとそのタクシーすらスタックして立ち往生!もう踏んだり蹴ったり!
「3月にこんなに降るのは異常っすね。水分を多く含む春雪だから、タイヤも噛まないっすわ」
最終的に、タクシーもタイヤチェーンを巻いてどうにか宿に入ったのが22:00!
軽井沢に着いてから、結果的に3時間も経過していました…。
いやあ、スタッドレスタイヤも万全じゃありませんね!特に春の水分を多く含んだドカ雪は恐るべし!それに加えて15度近い傾斜を登るには、4WD+スタッドレスタイヤか、もしくはタイヤチェーンが無いと厳しいですね。今回は良い教訓になりました。
翌日(つまり昨日)は、天候回復し気温も上がったため、鬼押しハイウェー及び万座ハイウェーはほぼドライコンディションで走ることができました。こういう時は有料道路の方がしっかり除雪してくれていて安心です。
昨日今日と万座温泉に連泊して、明日東京にもどります!
温泉とスキーを、ほどほどに楽しんで、帰りも事故なく帰れるように気を付けます!
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