こんにちは!旅人サイファです!
本日は月曜日!【旅人サイファの絶景100選】No.92、今回も九州地方の絶景をお届けします。
今回ご紹介するのは、鹿児島県北部にある『曽木の滝(そぎのたき)』です。
鹿児島県随一の大河「川内川」の中流域に存在するこの滝の魅力は、その壮大なスケール!落差こそ12mほどですが、滝幅はなんと210mにも及ぶ巨大な滝!まさに「東洋のナイアガラ」と呼ばれるにふさわしい滝です。
周辺は自然公園として整備されており、飲食店や土産物屋が並び賑やか!中央部には展望台が設置されていて、頂上からは『曽木の滝』を一望できます。
この滝は崖っぷちを一条の流れとなって落ちる滝とは一風変わっています。川内川という大河が、幅120mに渡ってガクン!と落ち込んでいるため、迫力が違う!
そして特筆すべきはその音!公園内に入ると聞こえてくる「ドドドドドっ!」という滝の音は、ある種の恐怖を感じるほど!
展望台から降りて、川のそばに設けられた観瀑台へ行くと、その迫力はいっそう高まります。
正面に本流、左手に支流が物凄い音を立てて流れ落ちています!周囲には滝の流れによって削られた奇岩がずらり!そして渦巻く流れ!
梅雨時はその水量が一段と増し、大迫力の流れになるそうです。
望遠で本流を写してみました。右から左からと、一気に四方八方から落ち込む滝壺は迫力満点!惜しむらくは、滝のスケールが大きすぎて、カメラに収まり切らないこと!
滝のど真ん中から眺められる展望台があると、もっと凄い写真撮れそうなんだけどなー!
ここ『曽木の滝』、とても素晴らしい滝ですが、なぜか日本の滝100選にはラインナップされていません。滝幅日本一なんですけどね!もったいない!そのせいか、あまり人に知られていない穴場絶景になっています。紅葉も素晴らしいので、夏から秋にぜひ訪れてみてください!
ちなみにこの滝には、九州征伐を終えた豊臣秀吉が見物に訪れたという記録もあるようです。この時、島津家中の猛将として知られた、新納忠元(にいろ ただもと)という人物が秀吉の曽木の滝観光へ付き添ったようです。
忠元は、あわよくば秀吉を滝壺に突き落としてしまおうか…と背後から様子を伺っていましたが、秀吉はそれに気が付きつつも、豪胆にも忠元を滝壺近くまで誘い、堂々と見物したそうです。忠元はその胆力を認め、暗殺を思い止まったと伝わっています。
アクセス
九州自動車道 栗野愛しより25分
営業時間
24時間見学自由
定休日
年中無休
入場料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
0955-28-2600
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