こんばんは!旅人サイファです!
NHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラムをお届けします。
ついに兄・頼朝と合流した源義経。彼は、京都から逃れた後、奥州(現在の東北地方)を押さえていた大豪族・藤原秀衡の庇護のもと、その才覚を育てました。
この時代、西日本の平家と関東の源氏、そして東北の藤原氏が日本を三分して勢力を保っていました。
平家と源氏が正面からぶつかり遭う中で、奥州藤原氏はそのどちらともよしみを通じ、時代の趨勢を握る存在でした。九郎義経は、そんな中、源氏と藤原氏を結びつける重要な存在でもありました。
奥州という、都から遠い地で育った義経は、それまでの常識に囚われない自由奔放な思考を身に付けていました。
前回の登場シーンで、弓矢争いの相手を不意打ちで射殺したり、箸で掴みにくい里芋を突き刺して食べたりと、その奔放さは滲み出ていましたよね。
今回、頼朝に与しない常陸の佐竹勢との戦の最中でも、当時の常識では考え付かないような、城の真後ろに回っての奇襲など、突飛で独創的なアイディアを出していました。この義経の独創性が、やがて平家を追い詰めることになると共に、義経自身の身を危うくすることにもなります。これはまた後のお話。
また、鎌倉の屋敷では女の静かな戦いが行われています。政子、亀、そして八重。頼朝が立身出世していくに従い、屋敷の奥をめぐる戦いもまた、苛烈を極めることになりそうです。
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