こんにちは!旅人サイファです!
本日は月曜日!【旅人サイファの絶景100選】No.82、今回も九州地方の絶景群をお届けします。
今回ご紹介するのは、大分県のみならず九州でも指折りの町並みを誇る『城下町杵築(きつき)』です。
いかがですか!この美しい坂道の風景!坂の途中のお屋敷から、ひょいっとお侍さんが現れてもなんの違和感もない、江戸時代からの景色そのものが残されている貴重な町並みです!
ここ『杵築』は大分県東部、国東半島の付け根近くにある小さな城下町。特筆すべきはその特殊な地形を活かした町作りです。
杵築の中心街は、カマボコを2つ平行に並べたような不思議な地形をしています。
カマボコとカマボコの間の谷間には、町人の町が作られ、2本のカマボコの山の上には、武家屋敷が作られました。
こちらは2本のカマボコのうち北側の山の上の通り。
土壁がかなり朽ちてはいますが、このあたりは家老屋敷をはじめとした上級武士達のお屋敷が立ち並んでいました。
このように、現在でも残る武家屋敷の一部は、中に入って見学することもできます。
坂を降ると町人たちの町。ここは『杵築の町並み』でも最も当時の風情が残る「酢屋の坂」と呼ばれる坂道です。この坂を降りきったところにお酢を扱うお店があったことからこう名付けられました。
この坂を谷まで降りきると、正面にまた上り坂が現れます。そちらはもうひとつのカマボコの頂上へ続く坂道。あちら側は下級武士の屋敷が集まるエリアです。
このように『杵築の城下町』は上級武家屋敷が並ぶ台地と下級武家屋敷が並ぶ台地に挟まれて、谷間に町人やお店が並ぶ「サンドイッチ型城下町」と呼ばれています。
特に北側、上級武家屋敷が並ぶ辺りは、交通不便なために道路も整備されず、市街地として開発されなかったがために…ありし日の姿そのままに町並みが残されています!
坂道の風情と相まって、美しい城下町の町並みが残る大分県杵築。こんなにも美しい城下町の町並みが残る場所は、日本全国探してもわずかしかありません。
大分空港からも近いので、ぜひ一度訪れてみてください!江戸時代と変わらぬ風景をそのまま楽しめますよ!
城下町杵築の町並み
アクセス
JR杵築駅より路線バス15分
大分空港より車で25分
見学料金
無料
営業時間
24時間見学自由
定休日
年中無休
アドレス
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