皆さんこんにちは!旅人サイファです。
【対馬壱岐旅行記】、壱岐滞在最終日は午前中に無人島『辰の島』を楽しみ、午後は博多行きの船で九州本土へ戻ります。
勝本港からの帰り道、前々から気になっていた神社がありましたのてそちらへ立ち寄ることにしました。
その神社とは『月読神社』。「天照大神」と「スサノオ」に挟まれたもう一人の貴神、「月読尊」をお祀りする神社です。
道路沿いにひっそりと佇む…奥ゆかしい雰囲気のある小さな神社です。
実はここ『月読神社』は、月読信仰の発祥の地とも言われているんです。八幡信仰や住吉信仰も対馬や壱岐が発祥と以前記事に書きましたが、なんと月読信仰までもがここ壱岐発祥とされているんです。
やはり神々の島・壱岐。「日本人のルーツに関する秘密 」が対馬や壱岐にありそうです。
『月読神社』は、小高い岡の上に作られています。古めかしい石鳥居を潜って、真っ直ぐ伸びる石段を登ると…正面に可愛らしい本殿が建てられています。
こちらの神社は、実は近年になるまで長い間忘れられていたようです。
古代、創建された当時はかなりの社格を持った神社だったようですが、江戸時代に領主松浦鎮信の行った調査により、延喜式内社『月読神社』と比定されるまでは里山の小祠程度しか残っていなかったとか。
本殿の周りは木々が立ちこめ、昼なお暗く、月の神をお祀りする古社らしい雰囲気を漂わせています。
ここに鎮座していた「月読尊」は、やがて壱岐県主によって京都へ移され、現在の松尾大社近くに「月読神社」として現在も祀られています。
また、伊勢神宮のすぐ近くにも「月読宮」として祀られていますが、全ての起源はここ壱岐の『月読神社』とされているんです!
月読神社
月読尊の御事につきては、古事記の上巻に、イザナギノミコト・イザナミノミコトの双柱の御親神が、天照大御神をお生みになられ、次に月読尊をお生みになられたと表されております。
(中略)
壱岐の県主の先祖「忍見宿弥(おしみのすくね)」が西暦487年月読神社を分霊して壱岐から京都に祭りに行かれた。
忍見宿弥により、古神道が中央に根付く事になったとされております。つまり壱岐島が古神道の発祥の地といわれております。
京都洛西、松尾神社の横に月読神社はあり。伊勢神宮の内宮に月読宮、また外宮に月夜見神社があります。壱岐島の月読神社が全国の月読神社の「元宮」とされております。
「月読尊」は、天照大神やスサノオと共に産まれた貴い神様でありながら、非常に謎の多い神様でもあります。いずれ…「月読尊」についても記事でまとめますね!
本殿の右手には、「招福の鼓」という面白いものがありました。
ここで歳の数だけ鼓を打ってから、奥にある赤い鳥居で願い事をすると…福を招くとか。
奥の赤い鳥居には、小さな祠が置かれており、位置的に本殿の裏手に位置しています…
奥宮なのでしょうか。もしや、月読信仰の大元の大元が、この祠なのかもしれません!
月読神社
アクセス
芦辺港より車で10分
壱岐空港より車で25分
拝観時間
24時間帯立ち入り自由
定休日
年中無休
拝観料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
0920-45-4145
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