本日放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』ざっくりコラムです。
ついに下野した渋沢栄一。
大蔵省の職を辞した栄一は、自ら奔走した国立第一銀行の総監として転身します。
この国立第一銀行は、日本初の株式会社であり日本初の銀行業。この時作られた銀行は、やがて第一勧業銀行を経て現在のみずほ銀行へ繋がっています。
このため、みずほ銀行の銀行コードは現在も『001』番を宛がわれています。
そしてついに登場した、渋沢栄一のライバル三菱商会・岩崎弥太郎。
民が皆が幸せになるために…と銀行をはじめ様々な事業を興した渋沢栄一は、決して富を独占したり私腹を肥やすことはなかったと伝わります。
そのライバルの岩崎弥太郎は、自らとその周囲の繁栄のために儲けを独占するという、栄一とは相反する理念で三菱商会を成長させます。
資本主義とは本来そういうものですけどね(笑)
渋沢栄一が政府と袂を別ったことで、ポッカリと空いた「政商」の座。
そこに三菱が納まることで…栄一の作った「第一国立銀行」は仮想敵として標的にされてしまうのです。
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