こんにちは!旅人サイファです。
今回も【新潟群馬温泉紀行】からの続きをお送りします。
草津温泉を連泊で楽しんだ我々一行は、この紀行最後の温泉地、四万温泉へ向かうこととします。草津温泉から四万温泉まではおよそ1時間。
そのまま向かったのでは早くに着きすぎてしまうので…少し車を走らせて、天空の湖『野反湖(のぞりこ)』へ向かうことにしました。
草津温泉から山道を走ること45分ほど。ここ『野反湖』は周囲を標高2000m級の山々に囲まれた、高所にある湖です。
この先、北上する車道はありません。『野反湖』まで延びている国道405号線はここで一度北上を断念。
『野反湖』北方15kmほどの分断を経て、こちらも秘境と知られる長野県秋山郷から北へ、改めて道を繋げています。
実はここは筆者が前々から行きたかったスポットなんです。ですが、道が繋がっていないために「ついでに立ち寄る」ことができずこれまで断念していました。わざわざ「よし!野反湖へ行こう!」という強烈なモチベーションが無いとたどり着けない、まさに秘境!
天空の行き止まり!最果てにある天空の湖こそがここ『野反湖』なのです!
ちなみに名前の似ている「野尻湖」は新潟県妙高市にありますこちらは比較的アクセス良好なので混同ないように(笑)
『野反湖』の南端には小さな休憩所があります。20台ほどがとめられる駐車場もありますので、野反湖散策の拠点に最適です。
休憩所には売店やトイレも併設されています。
休憩所から道を挟んだ反対側の小山に、一筋のトレイルが付けられています。およそ10分ほど登ると、小さな出会いが待っています…。
それがこちら…高山植物の女王「コマクサ」!あまり見に来る人もいませんでしたが、駐車場から徒歩10分のところでコマクサに出会えるポイントは超貴重なんですよー!
やや終わりかけではありましたが、やはりコマクサは可愛いですね!
初めてコマクサを見た母親は、感嘆の声をあげていましたよー!
コマクサの群生しているところは、ゴロゴロ岩ばかりのガレ場。まったく水気の無い荒れた土地にだけ咲く、不思議なお花です。
コマクサの群生地から見下ろす野反湖は圧巻です!
そして…初夏の野反湖を彩るもうひとつの顔がこちら!「ニッコウキスゲ」の群落!
野反湖のキスゲは「ノゾリキスゲ」とも呼ばれています。こちらもやや終わりかけでしたが、可愛い花はまだまだ見頃でした。
最盛期にはこの斜面が黄色く染まるくらい咲き乱れるらしいです!
ニッコウキスゲはユリの仲間。しかしこの花、1日草なんです。その日の朝咲いたら、夕方には萎んでしまう。
今日咲いているキスゲには、この日にしか会えないのです。まさに一期一会。
儚い出会いに感謝です。
さて、いかがでしたか?天空の湖『野反湖』!
知る人ぞ知る秘境ですが、わざわざ行く価値のある、素晴らしいスポットですよ!
アクセス
営業時間
24時間散策自由
駐車場
駐車場あり合計70台無料
定休日
4月~11月
入場料金
無料
アドレス
0279-95-3111(六合支所)
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