こんにちは!旅人サイファです。
今回は、昨日記事にした『夏至』の記事からの続きです。昨日の記事の中で『夏至』『冬至』『春分』『秋分』は暦を考える上で最も重要な日と述べました。
この4つを含んで、1年間365日を24に分割したのが『二十四節気(にじゅうしせっき)』と言われるものです。
立春、立夏や、大寒、小寒など、たまにテレビの天気予報などでも使われるこれ…言葉は知っていても、内実はよく分かってない方も多いと思います。
そこで!今回はなるべく分かりやすくこの『二十四節気』を解説したいと思います。
『二十四節気』をごくごく簡潔に言うと…「1年時計」です。
1年を360°の円と考え、そして15°ずつ24の季節に分けたもの(15×24=360)を『二十四節気』と言います。
太陽の動きを日々観察していると、4つの特異なポイントを見つけることができます。
それが、前回取り上げた4つ
です。
この4点を時計に当てはめます。
この4点を基準として置き、それぞれの中間点を季節の起始点として置きます。
そして置かれた8点の間に2つずつ、それぞれの季節の中点を置きます。
こうして作られた点が24点…『二十四節気』なのです。
春
夏
秋
冬
これを時計に当てはめると、ぐるりと一周します。
これら『二十四節気』は、その用いられている用語からも分かるように、農耕期を表しています。
「雨水」のころに雪から雨に変わり…「啓蟄」のころは冬眠していた虫が動き出す。
「清明」のころから日が暖かく差すようになり…「穀雨」のころは春雨の季節。
「小満」になるとより日差しが強くなり植物のエネルギーが満ち溢れ…「芒種」のころは田植えの季節。
「処暑」になると暑さも和らぎはじめ…「白露」になると大気が冷え朝露が出てくる。
「寒露」のころは秋の長雨…「霜降」になると冬は間近で初霜が降り始める。
「小雪」のころ雪が降り始め…「大雪」のころは雪が積もり始める。
そう。『二十四節気』とは、農耕民族である日本人の生活に密着した暦なのです。
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