こんにちは!旅人サイファです。
梅雨時はジメジメして気持ちも上がりませんね。
お出かけに適さない時期でもあり…日本中が最も元気のない季節とも言えるでしょう。
そんな梅雨の真っ最中にやってくるのが『夏至(げし)』です。
夏至とは、日の出から日の入りまでの時間(日中時間)が、1年の中で最も長くなる日のことを言います。
夏至の日の日中時間は、およそ14時間30分。なんと1日24時間のうち60%が昼間という計算になります。
一方で、日中時間が最も短くなるのが『冬至(とうじ)』。
こちらの日中時間はおよそ9時間45分。夏至と冬至を比べると、なんとその差は5時間近く!
こんなに差があるって…皆さんご存知でしたか?
実際は半年かけてゆっくりと増減しますのでその変化を感じることは少ないですが、実は夏至と冬至の日中時間はこんなに違うのです!
また、『夏至』、『冬至』と並び暦の上で最も重要な日なのが『春分』と『秋分』。
このふたつの日は、真東から太陽が昇り、真西へ落ちるという特別な日です。
計算上では日中時間と日没後の時間がピタリと一致する日…なのですが、実際は昼間およそ12時間8分、夜間11時間52分と、16分ほどの誤差があります。
これは、日の出日の入りの観測上の誤差のようです。
日の出時間とは地平線に太陽が顔を出した瞬間。日の入り時間とは太陽が全て沈んだ瞬間。
太陽の中心線が地平線を通過した時間という条件であれば、ほぼ日中12時間夜間12時間と等しくなるようです。
※他にも諸条件が加味されますが
暦と天体観測の要でもある、『夏至』と『冬至』そして『春分』と『秋分』。
この4つを基準とした暦を『二十四節気(にじゅうしせっき)』と言います。
次回、この二十四節気について記事にしますね!
ちなみに、『春分の日』と『秋分の日』は祝日なのに、『夏至』や『冬至』は祝日じゃないんだ!!と、子供の頃疑問に思っていましたが…これ、皇室の行事と関係しているようですね。
春分の日には「春季皇霊祭」、秋分の日には「秋季皇霊祭」という、皇室のお祭りが明治時代に始められました。それが国民の祝日にされたのだそうです!
※ちなみに厳密にいえば祭日
なお、今年の夏至は6月21日です。
夏至を過ぎれば間もなく夏本番!お出かけシーズン到来ですね!
次回です