こんにちは!旅人サイファです。
今回は引き続き『無人島猿島レポート』の後編をお届けします。
東京湾に浮かぶ唯一の無人島とも言われる『猿島』は、かつて東京湾防衛の使命を帯びた要塞として整備されていました。
島の内部には、かつての軍用施設の廃墟が残されています。
自然の山を削った切り通し、レンガ作りの道、苔むした石垣とシダの生えるレンガ塀。
まるでジャングルの遺跡のような驚きの景観がここにはあります。
前回の記事で歩いたメインルートを進むと…遠くにトンネルが見えて来ます。
両側は10mを超える石垣。
そして自然のままの木々が空を遮るためちょっと怖いくらい。
まっすぐに山を貫くレンガ造りのトンネル。天井部は見事なアーチを描いています!
所々に取り付けられた蛍光灯が明暗の陰影を強くさせていますが…こういう所、ガス灯やランプ設置したらもっと雰囲気出るのにな。
せっかくの美しい空間ですので、蛍光灯はやや残念!
一本目のトンネルを出るとさらにもう一本トンネルが口を開けています。
二本目のトンネルを抜けると島の反対側に出ます。
この辺りは、かつての要塞感が強く残るエリア。
この巨大なサークルは砲台の跡。
ここから房総半島方面の水路を狙ったのでしょうね。
ちなみにこの砲台下の崖には「日蓮洞窟」という古代の住居跡が残されています。
※現在は立ち入り禁止
なぜ日蓮?
実は、この島には日蓮上人にまつわる伝説が残されているのです。
鎌倉時代、房総半島から鎌倉へ渡る途中で嵐に遭い、船の進む方向さえ分からなくなったと言います。その時、近くの島に避難したところ一匹の白猿が現れ、島の奥へ案内したという言い伝えから「猿島」という名がついたという説があります。
さて、砲台跡から引き返し、島の北西端へ移動します。
ここはオイモノ鼻と呼ばれる岬。海岸線へ続く階段が付けられていますね。
ここはゴツゴツした岩場になっています。
結構波が荒い!
こんなところで磯釣りも楽しそうですね。何が釣れるんだろう?
島のショップで釣竿レンタルもしています。
オイモノ鼻から遊歩道を進むとちょっとした山登りをして、島の最頂部にある展望台に到着します。
ここからは横須賀の町並みがよく見えます。
お!富士山まで見えてる!
展望台から桟橋まで降りてきました。
ここは猿島唯一の砂浜になっています。
現在は遊泳禁止らしいですが、以前はここで海水浴もできたのかな?
夏場は島のショップで道具を借りてビーチBBQを楽しむ人も多いそうです。
ちなみにこの日は、コスプレイベントがあったのかな?
コスプレ撮影を楽しむ人がたくさんいました。
たしかに、あのトンネルやレンガ通りは雰囲気抜群ですもんね!
と、いうことでおよそ60分の無人島探検でした。
ちなみに、現地に詳しいガイドさんによる「猿島探検ツアー」も開催されています。
合わせてどうぞ!
アクセス
三笠桟橋より船で10分
運航時間
三笠桟橋 始発9:30~最終15:30
猿島桟橋 始発9:45~最終16:00
※島内に宿泊することはできません
乗船料(往復)
大人1420円
小学生700円
別途猿島公園入園料(大人200円小中学生100円)が必要です。
アドレス(三笠桟橋)
神奈川県横須賀市小川町
046-825-7144(株式会社トライアングル)
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