こんにちは!旅人サイファです。
本日の記事も横須賀さんぽの続編です。
カレーを頂いた後は横須賀のシンボル三笠公園へ。
横須賀の中心街からは徒歩15分程度。ほどよいお散歩に最適ですね!
三笠公園には、明治~大正時代に活躍した軍艦三笠が『記念艦三笠』として保存されています。
軍艦三笠は明治時代に活躍した軍艦です。
明治37年に始まった日露戦争では、連合艦隊の旗艦を務め、司令長官東郷平八郎大将の乗艦となりました。
翌年5月に行われた『日本海海戦』でのバルチック艦隊との決戦では、最前線でこれを戦い抜き、日露戦争を終わらせる活躍を見せたことで日本で最も有名な軍艦のひとつです。
そのため、日露戦争後に行われた海軍凱旋式には「三笠」に変わって姉妹艦である「敷島」が旗艦の役割を担っています。
その後も、修理され諸任務についていましたが、ワシントン軍縮会議によって廃艦が決定。
その後解体される予定でしたが、国民に愛された「三笠」に対する保存運動が起こされ、現在のような陸地に固定された形で保存されるに至ります。
三笠公園から「三笠」の甲板に上がると早速砲門がお出迎え!
さすが軍艦!迫力がありますね!(これは後年取り付けられた偽物なんですが…)
内部は自由に見学できるようになっています。
ここは操舵室。
日本海海戦での『東郷ターン』の際に出された『とぉーりかぁーじっ!いっぱいっ!』の指示を受けて操舵手が舵を回したのもここ!
操舵室の真上には艦橋(ブリッジ)があります。
戦闘開始前に、東郷平八郎は乗組員に有名な訓令を出しています。
皇国の興廃この一戦にあり。
各員一層奮励努力せよ。
艦橋の床には立ち位置が記されています。
これは、日本海海戦の戦闘中に各々が立っていたポジション。
艦橋は防御壁もなく露になっています。
戦艦同士の砲弾が飛び交う中、戦闘が終わるまで東郷平八郎はここから一歩も動かなかったと言われています。
艦橋からの眺め。
ここで敵の目前での回頭、いわゆる『東郷ターン』の指示を出したのでしょうか。
興奮冷めやらず…続いて甲板下の居住区の見学へ。
内部には日本海海戦のシミュレーションゲームを体験できるブースも!
また別エリアには日本海海戦の世界に飛び込めるVRシミュレーターもありました。
画面上の指示に従って操艦、砲撃を行います。
ここ!というタイミングで東郷ターンを行わないといけません。
慣れるまで難しかったですけど、なんとか勝利!
最後に東郷平八郎司令長官室を見学。
作戦会議などはここで行われたんでしょうか。
素晴らしいしつらえの調度品が並んでいますね。
こちらは司令長官の寝室です。
ここで実際に東郷平八郎司令長官が生活していたと考えると…鳥肌ものですね!
明治日本の存亡を賭けた戦争とも言える日露戦争。
その大一番となった日本海海戦で圧倒的勝利を治めたこの「三笠」率いる日本海軍。
まさに日本を救った英雄ともいうべき軍艦が、今もまだ残されているということに、感謝です。
数年前NHKでスペシャルドラマ化された『坂の上の雲』は明治日本が全力を出し切って帝政ロシアからの侵略の手を振り払った様子が見事に描かれています。
軍艦「三笠」が大活躍する日本海海戦の様子もかなりの迫力です!
おすすめですよ!日本人の誇りを再確認できる良作です!
記念艦三笠
アクセス
観覧料金
一般600円
高校生300円
中学生以下無料
観覧時間
9:00-17:30
3.10月17:00まで
11-2月16:30まで
休艦日
12/28-31
アドレス
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