こんにちは!旅人サイファです!
本日はシリーズ【旧一級国道をめぐる】の第5回!
今回は国道21号線〜25号線をお送りします!
まずは前回のラストに出した問題の答え合わせ!
国道1~20号線までで通過していない県は、5つ。
その5つ全て答えよ!という問題でした。
正解はこちらー!
これら残り5県にたどり着くのは、いったい国道何号線か?
続編お楽しみにー!
岐阜県瑞浪市(山野内交差点)〜滋賀県米原市(米原警察署前交差点)
総延長113.9km
経由する県は2県(岐阜、滋賀)
古代から続くかなり古い道。
京都から琵琶湖東岸までは北陸道と同じルートをたどり、米原で東へ分岐。
美濃(岐阜県南部)の中心部を東西に貫く。
岐阜県民にとっては無くてはならない重要な幹線道路。
土岐市で国道19号線から分岐して可児→各務原→岐阜→大垣→関ヶ原→米原と繋ぐ。
また、大垣から米原までは東海道新幹線、名神高速道路も合流して並走する。
東山道(中山道)に沿いにも関わらず、電車は東海道線が走るという歴史好きには違和感だらけなのがこのエリア。
総延長37.0km(旧一級国道では三番目に短い)
経由する県は2県(愛知、岐阜)
起点の熱田神宮南交差点は、国道1号線と19号線、この22号線が集まる巨大交差点。
東海道の名古屋と東山道(中山道)の岐阜を繋ぐ役割に特化した国道。
名古屋、清須、一宮、岐阜と愛知県北部の主要都市を経由して南北に結ぶ。
総延長241.6km
経由する県は2県(愛知、三重)
明治時代には旧国道9号線、軍国色が強まった大正時代には国家宗教の聖地へ至る道として、なんと旧国道1号線に指定されてもいる。
東側の豊橋ー四日市間を結ぶ道路は、昭和になってから愛知県内の国道1号線の渋滞対策のためのバイパスとして建設。
昭和50年に三重県側の国道23号線と統合され、現在の形になった、元祖伊勢湾岸環状道路。
通常国道の終点は、他の国道にぶつかる(合流する)形で終えるのが普通だが、この国道23号線は伊勢神宮内宮宇治橋前が終点という非常に珍しい形を取っている。
名古屋ー四日市間は『名四(めいし)国道』として高速道路並みの高規格道路として設計されている。
総延長235.6km
経由する県は3府県(京都、奈良、和歌山)
平城京から飛鳥を結ぶ『大和三道』のうちの1本『下ツ道(しもつみち)』。
平城京朱雀門・朱雀大路から直結し、藤原京までを一直線に結んでいた。
現在の国道24号線は、この『下ツ道』を北と南それぞれ延伸した形となっている。
奈良から北は木津川、宇治を経由し京都市中心部へ。
南は奈良、大和郡山、橿原、五条、吉野川にぶつかった後は川に沿って西へ進み橋本、和歌山へと至る。
この国道24号線は関西屈指の渋滞路線として知られ、バイパス道として京奈和自動車道の整備が進められている。
三重県四日市市〜大阪市梅田新道交差点(国道1号線&2号線に合流)
総延長230.4km
経由する県は3府県(三重、奈良、大阪)
起源は大阪と奈良を結ぶ奈良街道。
それに奈良と伊勢を結ぶ伊勢街道を繋げて作られた。
特に三重県伊賀地方にとってはこの道が生命線。
国道25号線の表の顔は三重県亀山市から奈良県天理市を結ぶ『名阪国道』という超高規格一般道路で、中京圏と関西圏を直結する自動車専用道路。
高速道路並みの規格で整備されているが、あくまでも無料の一般道路。
カーブも多く事故率ワーストを記録したことも。
しかし国道25号線の裏の顔は『加太越え』と言われる、名阪国道に並走する国道。
二桁国道とは思えない『酷道』として知られ、一部センターラインもない1.5〜2車線の恐るべき道路。
名阪国道を有料道路化できない理由のひとつに、この旧道の酷道部分も整備する必要が出てくるためとも言われる。
奈良を東西に貫き、大阪梅田で国道1号線&2号線に合流する。
ここまで…
国道1号線~25号線
通過した県は44都道府県。
通過していない県は残り3県!
次回です!
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番外編です!