本日放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、東海地方のパワーバランスが描かれてましたね。
当時の東海地方。
愛知県西部は織田信秀、信長親子。
岐阜県南部は斎藤利政(道三)。
愛知県の織田領を挟んで斎藤家と今川家が遠巻きに様子を見ている状況でした。
織田家にとっては、信長と斎藤道三の娘(帰蝶)の婚姻による同盟に頼らねば今川からの圧力に屈せざるを得ない状況。
美濃の斎藤家からすれば、織田と組まずに今川と組み、共に織田領を侵略するという戦略も取れたはず。
それをせずに、敢えて弱小の織田と結ぶ道を選んだ斎藤道三の判断はなかなかのもの。
やがて起こる桶狭間の戦いまで続く、東海地方のパワーバランス。
危ういバランスのもと、今川、織田、斎藤という三家が睨みあっているのがこの時代でした。
なお…足利将軍家が京を追われ隠れ住んだ『朽木谷』。
現在も京都と日本海を結ぶ重要な交通路として機能しています。
将軍も隠れ住んだ朽木谷の館跡。
素晴らしい庭園の残る古寺として残っています。
なかなか行きにくいエリアではありますが…歴史の舞台として趣深い場所です。
機会があればぜひ訪れてください!
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