『八幡坂』は港へ向かってまっすぐ伸びる美しい坂道!
《日本で最も美しい坂道といっても過言ではない!?函館『八幡坂』をレポート!》
筆者紹介
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こちらの記事は【GW北海道旅行記】よりシリーズでお届けしております。
『八幡坂』の歴史
函館山の山麓に広がる元町地区。ここは、かつて多くの外国人たちが暮らした居留地です。
幕末から明治時代初期にかけて、政府は居留地で暮らす外国人たちと市民たちとをあまり接触させたくなかったのでしょう。外国人居留地は高台に指定し、出歩けるエリアも制限していました。神戸や長崎といった他の開港場と同じですね。
函館の場合は、函館山の上り口であるここ元町地区周辺が外国人居留地に指定されたため、現在でも洋館や教会が立ち並ぶ…美しい町並みが残されています。
そして、そんな美しい町並みを演出しているのが…高台に向かって伸びるいくつもの坂道たちなんです。
函館山の中腹高台から港へと下る坂道は全部で19本。今回は、その中でも特別美しい坂道を2本ご紹介します。
『八幡坂』の見どころ
函館山の中腹から港へ向かって伸びるいくつもの坂道。中でも最も美しいとされているのがここ『八幡坂』です。
過去にも、テレビ番組やCMで数多くのロケ地とされた石畳の坂道ですから、この風景を見たことがある方も多いはず!
港へまっすぐと伸びる坂道。石畳で舗装されたレトロな雰囲気と、両側の並木がとても美しい雰囲気です。
坂道の最上部には道立函館西高校が建っています。この校舎からの眺めも…素晴らしいんでしょうね。羨ましい!
なお『八幡坂』最上部から撮影すると…手前のコンクリートの建物が写り込んでしまいます。望遠レンズで撮るのがベストですが、画角が合わないようでしたら中腹まで降りて撮影する方が良いかもしれません。
それにしても…美しい坂道ですよね!時期によっては、正面の岸壁に大型客船が係留されていたり、タイミングによっては途中の横道を市電が横切ったりもします。ぜひタイミング狙ってみてください。
大三坂
函館山麓の美しい坂道たち。続いてのおすすめは、八幡坂の東隣にある「大三坂」!こちらも石畳が美しい坂道です。
大三坂のポイントは、すぐ近くにカトリック元町教会や函館聖ヨハネ教会があること!角度によっては、教会の尖塔と坂道をセットで撮影することも可能です。
こちらはあまり幅の広い通りではないので、どこか親しみやすい雰囲気を作っている坂道です。車もあまり入ってこないので、散策しやすい坂道ですよ。
基坂
数ある函館の坂道のなかでも…最も重要な意味を持つのがここ「基坂」です。
ここ基坂は、めいじに里数を測る基点である「里程元標」が置かれたことに由来します。この坂の上り詰めた先には、かつては松前藩時代の亀田番所、幕府直轄時代の箱館奉行所(のち五稜郭内に移転)といった、函館統治の中心役所が置かれていた場所。言うなれば…大手道ですね。
道の両側には、各国の領事館の建物が並び、坂を上り詰めた先には、現在「旧函館区公会堂」が建っています。グレーとイエローに飾られた美しい建物で、内部を見学することもできますよ!(※次回レポートします)
いかがでしたか?函館の町の美しい坂道の数々!色んな坂道を上り下りしながら散策すると…新たな発見があるかも?ぜひ一度、元町地区の坂道を歩いてみてください!
『八幡坂』へのアクセス/駐車場
『八幡坂』や周辺の坂道は、函館山の中腹にある元町地区に位置しています。
最寄り駅は函館市電の末広町駅。駅からは函館山に向かっていくつか坂道が伸びていますが、そのうちの1本がこの『八幡坂』です。周辺の町並みも美しいのでのんびり歩いてみてください。
お車の場合は、函館駅前から10分函館空港からは20分ほどです。お近くには函館市営の元町駐車場がありますのでご利用ください。
【GW北海道旅行記】5日目。この日は函館市内の名所をめぐりました。函館の美しい坂道風景を堪能したら、近くにある旧公会堂の建物を見に行きます。次回もお楽しみに!
『八幡坂』の基本情報
アクセス
函館空港より車で20分
営業時間
24時間自由
定休日
年中無休
入場料金
無料
駐車場
市営元町駐車場利用
アドレス
0138-23-5440(函館市観光案内所)