『函館ハリストス正教会』は日本におけるロシア正教会の聖地!
《エメラルドグリーンの屋根が美しい!函館ハリストス正教会を訪問!》
筆者紹介
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こちらの記事は【GW北海道旅行記】よりシリーズでお届けしております。
『函館ハリストス正教会』の歴史
白壁と緑屋根が美しい『函館ハリストス正教会』は、1859年にロシア領事館付属の聖堂として建てられたのがはじまりです。
1861年に函館へやって来た青年司祭・聖ニコライは、この聖堂を拠点に、日本ではじめて正教会を布教した場所でもあります。現在日本にはおよそ1万人の正教会信者がいるとされていますが…その最初のひとりがここ『函館ハリストス正教会』からスタートしているんです!
聖ニコライは、やが東京神田に教会を建て、そこを布教の中心とするために函館を離れます。その東京の布教本拠地こそが…もうお分かりですね?御茶ノ水駅前にある「ニコライ堂」なんです。
つまり…今回ご紹介する『函館ハリストス正教会』は、神田の「ニコライ堂」の前身ともいえる存在なのです!
ここ『函館ハリストス正教会』では、週末になると鐘塔に取り付けられた大鐘が打ち鳴らされ、美しい音色を響かせています。市民からは「ガンガン寺」という愛称で親しまれているとか。
レンガ作りの建物は、白色の漆喰で仕上げられ、屋根には緑色の銅板が用いられています。屋上には6つの小ドームがあり、それぞれに十字架が掲げられています。この建物は、1983年に国の重要文化財の指定を受けています。
『函館ハリストス正教会』の見どころ
函館元町地区には、美しい教会や洋館が建ち並んでいますが…その中でも1.2を争う美しさとされるのが…ここ『函館ハリストス正教会』です。
ここは函館山に向かって標高を上げた高台にあり、坂を下って函館港を望むことができる素晴らしい立地に建てられています。
園内に入ると…白亜の壁に特徴的な緑色の屋根を載せた聖堂が目に入ってきます。大小の尖塔が6つ。ところどころにアーチやドームで飾られているのが分かります。いやー!うつくしいー!
真横から見ると…ちょっとしたミニチュアみたいにも見えて可愛い!意外とコンパクトな作りなんですね!
この『函館ハリストス正教会』の建物、実はちょっと面白くて…見る角度によって、全く違う表情になるんです。
それが…西側から見たこちら!え!?ほっそ!
そうなんです。この建物…直線上に建てられているので…横から見るととても大きく見えるのに、正面玄関から見ると一本の塔のようにしか見えないという…不思議な構造をしているんです。
それでは、入り口から内部を見学しにいきましょう。
ここで拝観料を支払って、内部を見学させていただけます。内部は聖なる空間ですから撮影は禁止。
内部は高いドーム天井になっていて、音がよく響きます。正面にある祭壇とイコンが素晴らしい…。しばし圧倒されてしまいました。
現役の正教会ですのて騒ぐのは厳禁!心静かに見学させていただきました。外観を見るだけでも素敵ですので、函館観光の際は足を運んでみてはいかがでしょうか?
『函館ハリストス正教会』へのアクセス/駐車場
『函館ハリストス正教会』は、函館山の麓、函館元町地区に位置しています。
最寄り駅は函館市電の末広町駅。駅からは函館山に向かって坂を7-8分登ると見えて来ます。周辺の町並みも美しいのでのんびり歩いてみてください。
お車の場合は、函館駅前から10分、函館空港からは20分ほどです。お近くには函館市営の元町駐車場がありますのでご利用ください。
【GW北海道旅行記】5日目。この日は函館市内の名所を回っています。函館山の麓にある『ハリストス正教会』を見学したあとは、函館が誇る絶景坂道へ向かいました。次回もお楽しみに!
『函館ハリストス正教会』の基本情報
アクセス
函館空港より車で25分
営業時間
平日10:00-17:00
土曜10:00-16:00
日曜13:00-16:00
定休日
冬季閉鎖12/25-翌3/24
※ミサ開催日は見学可能
入場料金
大人200円
中学生100円
小学生以下無料
駐車場
市営元町駐車場利用
アドレス
函館市元町3-13
0138-23-7387