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【大河ドラマコラム】NHK大河ドラマ「光る君へ」第26話『いけにえの姫』

NHK大河ドラマ『光る君へ』コラム

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こんばんは!旅行ブロガーにして、歴史地理コラムニストの旅人サイファです。毎週日曜日夜は、NHK大河ドラマ『光る君へ』コラムをお届けします。

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。地理・歴史へも興味が深く、各所で好評を頂いております。

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こちらは毎週日曜日にお届けする【NHK大河ドラマ『光る君へ』コラム】の記事をお届けしています。

 

 

第26話 いけにえの姫

 

安倍晴明…暗躍!

 

天土(あめつち)の流れを変え、帝の御心を正しくせねば世は乱れたまま。

 

中宮・定子に執着する一条天皇

 

本来、落飾・剃髪した女性というのは、俗世間とは隔離された存在。言うなれば片方の足を彼岸に踏み入れているような存在です。

 

そんな現世とは違う世界へいったはずの女性の元へ、現役の天皇が足繁く通うなど…前代未聞。

 

この時代、天皇は祭事を司る存在です。天皇の行動が乱れれば世も乱れ、天災を招くと信じられていました。

 

実際、この時代は雷や日食、長雨などの天災が続いていたようです。

 

人々は…一条天皇の心の迷いが、このような事態を招いているのだと噂しあっていました。

 

ここで暗躍したのが、陰陽師として天文暦を司っていた安倍晴明でした。

 

小説やドラマでは、霊魂を操るかのように描かれていますが、本来の陰陽師の役割は、現在の「気象庁」であり「国立天文台」です。

 

彼は、代々伝わる連綿としたデータから、気象予報や暦日占いを行っていたのです。当時の人々はそんなことは知りませんから…まるで鬼や精霊のような神秘的な力を操る存在とみられていたのでしょうね。

 

そんな安倍晴明にも促された左大臣藤原道長は、自らの娘・彰子を一条天皇の元へ入内させる決心をします。

 

本来近付くべきでない存在の中宮・定子との仲を裂き、天地の流れを正常に戻すために…彰子は天皇のもとへ派遣されたのです。これはまさに「いけにえ」でした。

 

さて…一方、藤原宣孝に嫁したまひろ。

 

宣孝は、山城守や筑前守を歴任した優秀な官僚でした。

 

しかし、当時の藤原貴族たちのほとんどがそうだったように、彼らは軽薄でそこかしこに愛人を作るのが当たり前の世界。

 

まひろは、そのような環境に耐え難かったのでしょう。宣孝との結婚生活は早くも破綻しかかっていました。

 

そんな時…かつて友人であったさわさんと行った懐かしの石山寺詣でへと出かけることになったまひろとその家人たち。

 

石山寺で読経をしていた際に、秩序堂内へと入ってきたのが、まさかの左大臣道長でした。

 

夫と上手くいっていないタイミングでの悪魔的再会。この再会が…まひろを「紫式部」へと変える転機になるのかもしれません。

 

前回です

traveler-cipher.hatenablog.com