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【大河ドラマコラム】NHK大河ドラマ「光る君へ」第13話『進むべき道』

NHK大河ドラマ『光る君へ』コラム

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こんばんは!旅行ブロガーにして、歴史地理コラムニストの旅人サイファです。毎週日曜日夜は、NHK大河ドラマ『光る君へ』コラムをお届けします。

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。地理・歴史へも興味が深く、各所で好評を頂いております。

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こちらは毎週日曜日にお届けする【NHK大河ドラマ『光る君へ』コラム】の記事をお届けしています。

 

 

第13話 進むべき道

前回から4年の時が流れ…藤原道隆の娘・定子が一条天皇のもとへ入内しました。

 

朝廷内では、変わらず摂政・藤原兼家が絶頂期を迎えています。長男道隆、次男道兼、三男道長と…次々と息子たちの位階を昇進させます。一族の栄華はこれに極まれり。定子の一条天皇入内をもって、さらに一族の安泰は約束されたようなものです。

 

しかし…。家長である兼家にも翳りが見えてきました。

 

当時は貴族といえども栄養も衛生も不充分。人生50年といわれた時代に、当時60歳を超えていた兼家。現在でいう認知症のような症状を呈していたのでしょうか。

 

劇中では、道長が「もののけに取り憑かれたか」と発言していましたが、現代のように「認知症」という病態が広く知られているわけではありません。

 

突然、認知症特有の意味の通じない発言を発しだしたら…たしかに何かに取り憑かれたと思ったかもしれませんね。

 

兼家にとって政(まつりごと)とは、自らの家が繁栄すること。民百姓が栄えることなど眼中もありません。

 

しかし…そこに違和感を覚える道長。少年期より市井と交わっていた道長は、民の繁栄こそが国の繁栄ということを理解しています。

 

これまで、貴族街道ど真ん中!というイメージが強かった藤原道長。今作「光る君へ」では、これまでとは全く異なる藤原道長像を描いていくことになりそうです。

 

一方まひろは、父が官職を得られぬまま、困窮生活を続けていました。

 

ある日まひろは、文字が読めないがゆえに虐げられている民に出会います。

 

彼女は思い立ちます。民に文字を教えることで、救える命があるかもしれない。

 

文字や文学を教える…まひろにとって新たなステージとなる「教育」への一歩を踏み出すのです。

 

人物紹介 藤原定子(高畑充希)

藤原定子は、14歳の時に3歳年下の一条天皇のもとへと入内しました。

 

一条天皇には後に何人かの女性が入内することになりますが、父・道隆が健在の頃はそれを許さず、当時は定子の独壇場だったと伝わっています。

 

しかし…祖父・兼家の死後、関白職を担っていた道隆が急死すると、その運命は一変します。

 

兼家とその子である道隆、そして道兼の兄弟が相次いで死去したことで、一族の長の座は、彼らの弟である藤原道長と、道隆の子・伊周が争うことになるのです。

 

この争乱の影響で、定子は一時期宮中から追い出される目にも遭っています。(一度出家し、その後再入内)←異例中の異例

 

定子は一時期出家していたために、一条天皇の寵愛は受けたものの、皇后の座は後から入内した道長の娘・彰子へと受け継がれてしまいます。(まひろはこの時、彰子付きの女房となります)

 

定子はその生涯で一男二女を儲けますが、子供たちは天皇位に付くこともなく没落してしまいます。これは、父・道隆や、兄・伊周らの後ろ楯が失くなってしまったことも影響しているようです。

 

定子は、2人目の娘を出産した直後に崩御。鳥辺野の南に葬られたといわれています。これだけ波乱万丈ながら…享年は24歳と、太く短い人生でした。

 

なお、定子付きの女房であったのが、枕草子の作者でもある清少納言です。

 

前回です

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