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【大河ドラマコラム】NHK大河ドラマ 第12話『思いの果て』

NHK大河ドラマ『光る君へ』コラム

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こんばんは!旅行ブロガーにして、歴史地理コラムニストの旅人サイファです。毎週日曜日夜は、NHK大河ドラマ『光る君へ』コラムをお届けします。

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。地理・歴史へも興味が深く、各所で好評を頂いております。

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こちらは毎週日曜日にお届けする【NHK大河ドラマ『光る君へ』コラム】の記事をお届けしています。

 

 

第12話 思いの果て

まさか…まひろの婚姻候補に挙がってきたのが藤原実資!?

 

まあ…物語上の脚色でしょうが、もしも実資のもとへ嫁いでいたら…ちょっと面白いことになっていたかもしれませんね。

 

さて今回は、政治的な局面はなし。

 

その代わり…藤原道長とまひろの関係に大きな転換点となりました。

 

今回、「庚申待」という行事が出てきましたね。これは、当時の暦で60日に一度やってくる庚申(かのえさる)の日に行なわれる行事です。

 

庚申待とは

人間の頭と腹と足には三尸(さんし)の虫(彭侯子【上尸】・彭常子【中尸】・命児子【下尸】)がいて、いつもその人の悪事を監視しているという。三尸の虫は庚申の日の夜の寝ている間に天に登って天帝に日頃の行いを報告し、罪状によっては寿命が縮められたり、その人の死後に地獄・餓鬼・畜生の三悪道に堕とされると言われていた。

 

そこで、三尸の虫が天に登れないようにするため、この夜は村中の人達が集まって神々を祀り、その後、囲炉裏を囲んで寝ずに酒盛りなどをして夜を明かした。

 

そういえば、東京に唯一残された路面電車(都電)にも「庚申塚駅」という駅がありますよね。これ、もしかしたら「庚申」の夜にこの塚に集まり、夜通し酒を酌み交わした…のでしょうかね?

 

この庚申待の夜に…まさか、道長から婚姻を報告されるとは。しかも相手は、まひろ自身の通う左大臣家の倫子姫!!

 

もしもお互いの報告する順番が、道長からでなくまひろからであったら…まひろは道長の妾となり、違った未来になっていたかもしれません。

 

どうしても交わらぬ運命。ちょっと昭和の少女漫画みたいな悲劇的なストーリーでしたね。

 

人物紹介 源倫子(黒木華)

藤原道長正室となる倫子は、左大臣源雅信の娘として産まれました。雅信は倫子を天皇の后にと考えていたのか、当時としては割と遅い24歳まで未婚のままで過ごしていました。

 

この倫子との婚姻は、道長の運命を大きく拓くことになります。

 

倫子の実家である左大臣家は、宇多天皇から続く名族。さらに多くの財産を有する資産家でもあります。その実家の後ろ楯が、道長の政治的経済的基盤となります。

 

道長と倫子は仲睦まじく、二人の間には嫡男・頼通をはじめ、二男三女を産んだとされています。特に、彼女が産んだ三人の姫のおかげで…道長は権力を手中に収めることになるのです。

 

前回です

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