【ブラタモリ】『絶景!黒部峡谷』視聴レポート!
不定期土曜日連載!【ブラタモリ】視聴レポートをお届けします!
筆者紹介
こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。地理・歴史へも興味が深く、各所で好評を頂いております。
旅人サイファ実績
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『絶景!黒部峡谷~黒部の絶景は電源開発の軌跡にあり?~』
地理歴史地学の学徒に人気のテレビ番組【ブラタモリ】!放送週には必ず視聴していたのですが…今回より、視聴レポートをお届けすることにしました!
初回の今回は…『絶景!黒部峡谷』です。
立山連峰3000mから始まる黒部川が作った扇状地。黒部川というまるで滝のようなに急激な流れが作った美しい平野が広がっています。
実はこの黒部川の源流域は、電源開発と密接な関係があるんです。20世紀を代表する難工事とも言われる黒部ダムは、ここ黒部川を遡って工事へと挑んだんです。
宇奈月温泉は電源開発の拠点
今回タモリさんがロケに挑んだのが宇奈月温泉です。ここは、富山地方鉄道の終点であり、黒部峡谷鉄道のスタート地点でもあります。
実は富山県は、あまり温泉に恵まれた県ではありません。ここ宇奈月温泉は、そんな富山県でも1.2を争う温泉地になっています。
元々この場所は、黒部峡谷へと分け入る最後の平地でした。電源開発においても、ここは重要な拠点とされ、資材の集積地や工員たちの休息地として、当時から大いに賑わったと言われています。ちなみに当時は宇奈月ではなく橅付(ブナつき)と呼ばれていたそうですよ。
ちなみに、ここ宇奈月温泉では温泉は湧いていないようなんですね。源泉地は温泉街より7kmも先の山の中!源泉はなんと93℃という超高温なようで、7kmの工程を木管で引き湯してきたのが始まりとも言われています。
ここ宇奈月温泉へは筆者も宿泊したことがあります。トロッコ列車に乗る拠点として、また富山県では貴重な温泉地としても人気ですよね。
黒部峡谷鉄道は電源開発用の電車!
黒部川の源流域に電源開発の手が入ったのは大正時代です。今回タモリさんも乗車した「黒部峡谷鉄道」は、大正14年に開通しました。
当時は完全に工事専用路線でしたが、やがてその秘境を見物したいという客層が増えたことで、一般観光客にも「便乗」という形で解放を始めたようです。
当時の切符には、注意書きとして「乗車中の安全は保障しない」とも書かれていたと紹介されていましたね。
2024年「宇奈月黒部キャニオンルート」開通!
これまで、この「黒部峡谷鉄道」は、欅平までのピストン輸送しか楽しみ方がありませんでした。
トロッコ列車にのって車窓を楽しみ…また折り返して宇奈月温泉へ戻るという、少々物足りない行程でしか楽しめないものだったんです。
しかし!かつてこのブログでも紹介したように、2024年から、この観光ルートは大きく変わることになります!
立山黒部観光に新ルート!新名称は「黒部宇奈月キャニオンルート」に決定! - 旅人サイファのお出かけブログ
それが…!これまで、関西電力関係者しか立ち入りが出来なかった、専用路線を利用しての黒部ダムアクセスルートの観光解放!名付けて「宇奈月黒部キャニオンルート」です!
このルートが開通するおかげで…富山県の観光は大きく変わることになりそうです。
これまでは、立山黒部アルペンルートで富山県か長野県へと通り抜けるしかなかった立山観光。
2024年に「宇奈月黒部キャニオンルート」が開通するおかげで…
立山黒部アルペンルート→黒部ダム→宇奈月黒部キャニオンルート
と!富山県内で循環するルートが取れるようになるんです!
このルートの開通によって、富山県の観光は大きく変わるはずです。
次回、タモリさんも開通前のキャニオンルートを通り抜けます!楽しみですね!