立山黒部観光に新ルート!
日本一の山岳観光ルートとも言われる『立山黒部アルペンルート』!これは長野県と富山県の間に聳える「北アルプス」の峰々を、トロリーバスやケーブルカー、ロープウェイなど様々な乗り物を乗り継いで県境を越える、人気の観光コースです。
実は昔からあった!裏ルート!
2021年10月にこちらのブログでもご紹介した、「黒部ダムへと続く裏コース」の話題をご記憶でしょうか?
立山黒部アルペンルートがアップデート!黒部ダムへ向かう裏ルートが2024年から一般開放へ! - 旅人サイファのお出かけブログ
通常は、富山県側の立山駅と長野県側の扇沢駅とを結ぶ1本の観光コースなんですが…実は古くから、一般人は立ち入りできない秘密のルートが存在していたんです。
それが…関電トンネル、正式には「関電黒部ルート」という、黒部ダムでの発電事業を運営している「関西電力の事業専用トンネル」なんです!
この「関電黒部ルート」は、黒部のトロッコ列車として知られる「黒部峡谷鉄道」の最奥地「欅平駅」のさらに奥から繋がっています。
これまでこのルートは、完全事業用で、一般開放はしていませんでした。時折、関西電力が見学者を公募してツアーを開催していましたが、それもわずかな狭き門!
そんな「関電黒部ルート」が、なんと2024年に一般開放を開始するということがこの度正式に決定したんです!それに先立ち、このルートの名称を公募していましたが、その結果が発表されています。
新名称は宇奈月黒部キャニオンルート!
新名称「キャニオンルート」 関電黒部ルート 24年一般開放 旅行商品、年度内に価格設定|政治・行政|富山のニュース|富山新聞
今回決まった正式名称は「黒部宇奈月キャニオンルート」!
ちなみに、名称投票企画で筆者が投票したのは「立山黒部キャニオンルート」でした。類似したものに決まりましたね(笑)
それにしても!このルートにはワクワクがとまりませんね!これまで一般人が立ち入れなかった秘密のルートに入れるだけでも楽しみです。
富山県にとって大チャンス!
また、富山県にとっても、このルートの開拓の意味は大きいでしょう!このルートが一般開放されることで、黒部ダムから「立山黒部アルペンルート」で長野県側へ降りるというコースだけでなく、「黒部宇奈月キャニオンルート」を使って、県内最大の温泉地である宇奈月温泉へ観光客を導くことが可能になるからです!
富山県は、あまり観光誘致が得意ではありません。せっかくの観光資源を持ちながらも、アピール不足が祟り…集客に繋げられていないのが現状です。何せ、世界遺産として知られる「白川郷五箇山の合掌集落」のうち、「五箇山」が富山県にあることを知らない人も多いはず!
富山県最大の観光資源である「立山黒部観光」に新たに開拓される「黒部宇奈月キャニオンルート」!2024年の一般開放が…待ち遠しいですね!