『貴船神社』は初夏の京都でも最も美しいスポット!新緑に包まれる快感!
京都『貴船神社』は、京都の最奥地に鎮座する水の神様を祀る神社です。
京都の市街地からは車でおよそ45分、電車やバスですと60分以上は軽くかかりますので、行きたくてもなかなか行けないスポットになっています。
貴船神社へのアクセス
この日は5月の下旬。GWの人混みも途絶えた土曜日でしたが…筆者が帰る頃には既に駐車場は満車になっていました。
京都の市街地からですと、京阪電車で終点の出町柳まで。そこから叡山電車に乗り換えて、終点ひとつ手前の貴船口駅までおよそ30分。
ここから路線バスでさらに10分ほど乗って、ようやく『貴船神社』まで到着します。
車の場合は、烏丸通か堀川通を延々と北上、京都精華大前駅あたりから山道になり、鞍馬方面へ市街地からおよそ45分。観光シーズンで道路渋滞が酷い時は、60分以上かかることもあります。
駐車場は要注意!
車で行かれる場合、注意しなければならないのが駐車場です。『貴船神社』には、公式駐車場がわずか2ヶ所、合計25台分しかありません。
- 本宮前駐車場(本宮まで徒歩0分)10台
- 奥宮前駐車場(本宮まで徒歩10分)15台
どちらも、800円/2時間かかります。
また、その手前には民間の駐車場が1100円/1日がいくつかと、ひとつだけコインパーキング500円/1時間があります。
おすすめはコインパーキング!本宮まで徒歩5分、奥宮まで15分ほどかかりますが、1時間あれば大抵戻って来れますので、最安値で駐車することができます。
車でアクセスする際、貴船神社に近づいて、お店が数件見えてきたころに見えてくるコインパーキング。ここただひとつしかありませんので、空いていたら即決してください。
貴船名物!川床で食事がしたいなら予約が確実!
車を止めて『貴船神社』本宮まで歩いていると…ちょうど貴船名物の「川床」の準備をしているところでした。
「川床」といえば、四条あたりの鴨川沿いが有名ですが、本家本元はここ「貴船の川床」!貴船川の真上に板を渡して、座席を作っています。涼やかで良いですねえ!
貴船神社の歴史
御祭神は水の供給を司る神。
創建時代は明らかでないが、第18代反正天皇の御世に奥宮の水瓶座湧き出すところに社殿を建てたという御鎮座伝説がある古社。
庶民の尊敬も篤く全国に2000社を数える分社がある。
平安時代の勅願社二十二社の一社で、延喜式名神大社という最も高い格式に列し、日照りや長雨が続いたとき、また国家有事の際には必ず勅使が差し向けられ、祈念がこめられた。
もっはめら祈雨、止雨の神として崇められ、祈雨には黒馬、止雨には白馬または赤馬が献ぜられるのが常であった。
かつて社殿は、貴船川に沿って上がったところでにある現在の奥宮の地にあったが、1055年現在地に移転された。
和泉式部がお詣りし、不和となっていた夫と願いが叶って復縁した話はよく知られている。
境内ご由緒書きより
貴船神社と言えば参道の絶景!
さて、だらだらと登る坂道を歩くこと5分ほど、『貴船神社』の本宮へ到着しました!
赤い鳥居が目立ちますね!早速、鳥居前で一礼して、境内へ入りましょう!
鳥居をくぐってすぐのところに現れるのが…この灯籠が並ぶ絶景!新緑の木々が頭上を覆い、まるでみどりのトンネルのよう!赤い灯籠と新緑の美しさに圧倒されます。京都の初夏の絶景としては…ここが最強ポイントではないでしょうか!?
参道はそれほどキツくはありません。登り詰めて振り返ってみると…この景色!
おおー!美しいー!!
参道を登ると、目の前に拝殿と本殿が見えてきます。こちらは横参道(斜め参道?)になっており、写真向かって左側に拝殿、右側に本殿が作られています。
貴船神社は絵馬発祥の地!
ちなみに、ここ『貴船神社』は絵馬発祥の地でもあります。
雨乞いの時は黒馬、長雨止みの時は白馬を献じたのが始まりのようです。やがて、本物の馬ではなく「絵馬」を馬に見立てて奉納するようになった…とか!
境内にはかなりの量の絵馬が奉納されていました。新緑らしいみどりのカエデ型の絵馬が可愛らしいですね!
貴船神社は水の神様!
貴船神社の神様、水の神様です。それもそのはず!ここから流れる貴船川の水は、やがて鴨川となって京都の民を潤す母なる川の源流になります。
思うままにならないもの
サイコロの賽 鴨川の水 山法師
幾度となく渇水や洪水に悩まされた京都の人々。歴代天皇をはじめ、ここ『貴船神社』が大切に扱われてきたのも、「水源の神様」であることが大きいのしょうね。
ちなみに、本殿のまえには「神水」が湧き出しています。飲んだり持ち帰ることもできるそうなので…ぜひお忘れなく!
なお、女性におすすめなのが、ここ「神水」に浸すと占い結果が出てくる「水占い」!どんなことが書かれているか分からないので、水に浮かべてドキドキワクワク!
奥宮までは歩いて10分ほど!
『貴船神社』まで来たら、ぜひ奥宮までも歩いて参拝なさることをおすすめします。本宮から奥宮まで片道10~15分ほど。緩やかな登り道を歩くと見えてきます。
ちなみに、ここまで来ると新緑のパワーがより一段と増して見えます。普通に写真を撮っただけなんですが…ご覧の通り空間すべてが緑がかっていますよね!
空気まで染める新緑のパワーがすごい!
現在奥宮が建つ場所は、元々『貴船神社』が創建された地です。主祭神も同じく、水や雨の神様。
驚くことに、神武天皇の母君「玉依姫」が、大阪きら淀川、鴨川、貴船川をさかのぼって当地に上陸し、そこに祠を営んで水神を祀ったのが起こりという伝説が残されています。
伝説を鵜呑みにすることはできませんが…京都が開かれる遥か以前から…この地に水神様が祀られていたのは事実でしょう。
和泉式部をはじめ、この地に詣った数々の歴史人たちと同じような風景を、現代の我々も見ていると思うと…不思議な感覚にとらわれますね。
アクセス
京都駅より車で40分
開門時間
6:00-20:00
冬季は18:00で閉門
定休日
年中無休
参拝料金
無料
駐車場
有料駐車場あり
本宮前10台 奥宮前15台
※800円/2時間
アドレス
075-741-2016
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