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【京都限定公開】小堀遠州の集大成!『大徳寺弧篷庵』の特別限定拝観レポート!

通常は拝観謝絶!小堀遠州ゆかりの京都『孤篷庵』の特別限定拝観レポート!f:id:traveler-cipher:20220806070744j:image

大徳寺塔頭のひとつ『孤篷庵』…通常非公開のこの寺院が、7年ぶりに限定公開されました。この度、京都を訪れた際に拝観する機会を得ましたので拝観レポートをお届けします!

※2022年の特別拝観期間は5/24~6/12まで


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『孤篷庵』の特別拝観はなんと7年ぶり!江戸時代の茶人であり作庭家としても知られる「小堀遠州正一」が、心血を注いで完成させた寺院と庭園です。

実はここ『孤篷庵』は、江戸時代に一度火事によって焼失しているのですが…松江藩主「松平不昧」が、綿密に残されていた設計図に沿って再建したものです。

 

孤篷庵へのアクセス

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『孤篷庵』は大徳寺塔頭のひとつですが、大徳寺の本坊からは少し離れています。目印は本坊の西側にある「市立紫野高校」。その敷地のお隣に『孤篷庵』は位置しています。

もちろん、大徳寺の常時公開している塔頭(高桐院など)や、今宮神社と合わせてお立ち寄り頂くのもおすすめですよ!

 

特別拝観の注意点

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2022年の特別拝観は、拝観にルールが設けられていました。

  • 予約は不要
  • 20人ごとの入れ替え制
  • 荷物は貴重品意外は受付で預り
  • 敷地内飲食不可
  • 敷地内撮影不可

特に、敷地内の撮影が一切できないのは要注意です。残念ですが、仕方ありませんね!※以下、文中の写真は全て公式ホームページからのものです

 

本堂前庭

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公式ホームページより

 

拝観受付を済ませると、方丈庭園の縁側へ案内されます。こちらで案内が開始されるまで待機になります。

定刻になり人数が揃ったところで、ガイドさんの案内がはじまります。

 

ここ『孤篷庵』のコンセプトは「船旅」です。まるで船に乗って船窓から移り変わる景色を楽しむかのように…風景を楽しめる作りになっています。

 

「本堂前庭」はまだ船に乗る前。目の前の赤土は海原。縁側の細い緑は波打ち際の白波。奥側の生け垣は沖合いの波に見立てています。奥に見える船岡山を船に見立てて遠望するという、大胆な作りのお庭です。

京都の庭園では珍しい、赤土を使っているのが特徴的ですね。向かって左手には、珍しい編笠門もありますので要チェックです。

 

茶室「忘筌(ぼうせん)」

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公式ホームページより

 

『孤篷庵』で最も有名なのがこの茶室「忘筌(ぼうせん)」!この部屋の窓は、大胆にも下半分は開けっ放し!上半分にだけ明かり障子が作られています。

この茶室は西向きのため…午後西日の時間帯が最も美しいと言われています。西日が一度地面に反射し、まるで間接照明のように茶室内を照らす作りになっているとか!なんとも憎いテクニックですよね!

 

この縁側の先は、生け垣が作られており、この奥は見渡せない作りになっています。こもまた憎い演出で、この生け垣の裏側が…また素晴らしい景色なんです!

 

「忘筌」とは、中国荘子の「魚を得て筌(魚を捕まえる魚具)を忘れる」という句から得た席名です。この道具は、目的を達すれば不要になる…という、遠州自身の「俗事から離れる」という心を表しているとされています。

公式パンフレットより

 

遠州公がここを建てたのは既に晩年。江戸幕府の代官・大名としての役割から引退し、風雅三昧の生活に入るのを宣言したとも取れますよね。

 

書院「直入軒」

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公式ホームページより

 

続いて…こちらが書院「直入軒」です。主人である、遠州公が生活していたのがこの空間とか。八畳間と六畳間の続き間で、実際にここで寝起きしていた空間とのこと!

 

「忘筌」がお客様をおもてなしする空間なのに対して、ここ「直入軒」はプライベートな空間を意識して作られているようですね。遠州公はここに、故郷である近江国の風景を再現し、心穏やかな時間を過ごしたのでしょう。

 

直入軒前庭

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(公式ホームページより)

 

「直入軒」の縁側に出ると、その美しい庭園が一望できます。先ほどの「忘筌」から見えていた生け垣の裏側がここ!

お客様をお迎えするべき茶室の「忘筌」からは敢えて見せないという演出がすごいです。

 

このお庭は、小堀遠州の故郷である近江八景を現しています。赤土が琵琶湖の湖水、中央に竹生島、左側には浮御堂と、リトル琵琶湖の風景が作り出されているんです!

全国各地に、小堀遠州が関わったお庭は数あれど…ここ『孤篷庵』は遠州自らが、自らのために作り出したお庭!まさに小堀遠州ワールドの集大成とも言えますよね!

 

次回の特別拝観がいつ行われるのか分かりませんが、もしも特別拝観の情報が入ってきたらぜひとも訪れてみてください!素晴らしい空間に…震えますから!

いかがでしょう?茶人・作庭家「小堀遠州」が自らのために作り出した最高傑作ともいえる空間『孤篷庵』!ぜひ、次回の特別拝観のチャンスを逃さずに!

 

大徳寺 孤篷庵 特別拝観

アクセス

京都市営バス 船岡山バス停より徒歩5分

 

拝観時間

10:00-16:00

 

公開日程

2022.5.24~6.12の限定公開

※すでに終了

 

拝観料金

大人1000円

中高生500円

小学生以下は拝観不可

 

駐車場

なし

周辺コインパーキング利用

 

アドレス

京都府京都市北区紫野大徳寺町66

075-491-3998

 

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