本日放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』ざっくりコラムです。
今回の話で顕在化した、岩崎弥太郎率いる三菱陣営と渋沢たち合本を信念に持つ陣営の直接対決。
経済界の対立は、やがて政界の対立へも派生します。
折から盛り上がっていた自由民権運動。これは民衆による参政権獲得運動。
徐々に目立つようになってきた政府や首脳陣による横暴への批判から、議会政治の必要性を訴える団体が全国に立ち上がります。
維新三傑と言われた、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允が相次いで命を落としたことで、明治政府の舵取りはその次の世代、伊藤博文、井上馨、大隈重信、黒田清隆といった面々に受け継がれます。
そんな最中、長州の伊藤博文と肥前の大隈重信の対立から、明治14年の政変が起こります。これは伊藤博文ら長州派による大隈重信を追い落としたクーデター。
この事件により、大隈重信は政府から追放され、政府は伊藤博文を筆頭とする長州派に牛耳られることになります。
この流れを受け…
VS
この両陣営による争いが加速します。
三菱VS渋沢
明治産業界はこの両者の対立によって引っ張られて行くのです。
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