こんにちは!旅人サイファです!
この日は京都市内の散策を終えて早々に北へ向かうこととします。
この日最初に訪れたのが…こちら!京都府美山町にあります『美山かやぶきの里』です!
京都嵐山のお宿より北方へ、車でおよそ60分。やって来たのは京都府南丹市の山外れ。
ここ『美山かやぶきの里』の北集落に50軒ほど建つ民家のうち、その半数以上の38軒が茅葺き民家というから驚き!しかもそのほとんどが、江戸時代中期から末期に建てられたという貴重な建築ばかり!
平成5年にはいわゆる『重伝建』…重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
南丹市の中心部方面から美山地区へ近づくと…里山に抱かれるような集落が見えてきます。
すぐ近くの駐車場は普通車500円。こちらに車をとめて、周辺を散策します。
あいにくの小雨模様ですが…こういった風景は雨でも美しいですね。
『美山かやぶきの里』の遠景です。春らしい新緑芽吹いた山と、ポツンポツンと点在する茅葺き屋根の調和が見事!
駐車場からは歩いて2.3 分で集落の入口に到着です。
集落入口にはレトロな郵便ポスト。真っ赤なポストが映えますねー!
集落の中の一軒は、茅葺きカフェ「カフェギャラリー彩花」として営業中。
どこか懐かしい民芸品などの展示、販売もしているギャラリーとしても楽しめます。
カフェスペースはこんな感じ。まさに「田舎のお婆ちゃんちに遊びに来た!」って雰囲気!
雨が強くなってきたので、少しばかり縁側に腰掛けさせてもらって雨宿り。
目の前にお隣の茅葺き屋根が見えるのがまた素敵ですね!
少し高台まで登って来ました。生け垣のツツジかなサツキかな。とってもきれいに手入れがされています。
この辺りの建物は今も現役の民家。人が暮らしている家ですので、勝手に敷地内立ち入ったりしないように!
集落の高台にある、一際大きな茅葺屋根は、民俗資料館になっています。
この日は休館日でしたが、その大屋根は見事でした!
現在も生活の場であり、観光資源でもあるここ『美山かやぶきの里』。
実は、集落に住む住人たちが自ら出資し、観光のための有限会社を立ち上げて運営しているとのこと。
観光客と住民の摩擦という、各地で聞く問題をここでは耳にしないのは、こういう住民が共同して観光対応にあたるという新しい形のおかげでしょうか。
集落そのものが生活の場であり、観光という貴重な収入源にもなっている、ここ『美山かやぶきの里』。これからの観光業へ一石を投じる、一事例かもしれません。
美山かやぶきの里
アクセス
京都駅より直通バス90分
京都縦貫自動車道 園部ICより車で35分
入場時間
24時間立ち入り自由
入場料
見学無料
駐車場
普通車500円
アドレス
0771-75-1906
(南丹市美山観光まちづくり協会)
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