こんにちは!旅人サイファです!
今回も日光周辺のスポット紹介を続けます♪
今回はこちら!『世界遺産・日光の社寺』を構成する要素のひとつ【日光二荒山神社】です。
日光の世界遺産は『二社一寺』。
これ、何を意味しているのかご存知ですか?
『二社一寺』とは、2つの社と1つのお寺と言う意味。
2つの社とは
1つのお寺とは
- 輪王寺(大猷院含む)
日光とは仏教と神道、2つの宗教施設が混合された形態なのです。
明治時代以前は仏教と神道は混在しており、こういつた形態は珍しくありませんでした。
今回ご紹介する【日光二荒山神社】は、日光に東照宮や輪王寺が建てられる前から鎮座していた、日光本来の守護神。
中禅寺湖の奥にある『戦場ヶ原』は、この二荒山の神とお隣群馬県の赤城山の神が争った戦争の地とも言われています。
ちなみにこの【二荒山神社】の社名、なんて読みますか?
現在は【ふたらさんじんじゃ】と読みますが、別の読み方もできますよね。
それは【にこうさんじんじゃ】…そう!日光の語源こそ、この【二荒山】にあるのです。
ここ【二荒山神社】では、男体山と女峰山、そして子である太郎山の三神をお祀りしています。
ちなみに、実は華厳の滝やいろは坂、男体山や女峰山も全てが、この【二荒山神社】の境内なんです!
境内の広さで言うと、伊勢神宮に次ぐ日本で2番目の広さとか!
参道を進むと、不思議な木があります。
一見普通の杉なんですけども…一部が紅葉している?
本来杉は常緑樹。紅葉しません。
これはある一本の杉に楢の木が宿り木としてすくすくと成長している!
『縁結びの木』として御神木のひとつとされています。
紅葉する杉(厳密には紅葉するのは楢の枝)は全国でもここだけではないでしょうか?
縁結び、夫婦和合の象徴とされています。
さて参道を進むと拝殿です。
この拝殿や本殿は重要文化財指定を受けている貴重なものです。
また、奉納された二本の刀は国宝指定を受けています(銘来国俊の小太刀と銘備洲長船の大大刀)。
ここでも二礼二拍手一礼でお参りします。
二荒山神社は、お隣の東照宮や輪王寺の豪華な印象とは違って落ち着いた雰囲気。
※というより、そもそも参拝料金のかかる神社は日光の東照宮だけでは?
なお、ここは本社とされており、中禅寺湖の畔に中宮祠、男体山の山頂に奥宮が鎮座されています。
また宇都宮市内にも同じ名前の『宇都宮二荒山神社』が祀られています。
現・栃木県である、旧下野国の一宮は日光二荒山神社と宇都宮二荒山神社の2つが共に一宮を名乗っています。
【日光二荒山神社】
アクセス
参拝料金
無料
アドレス
栃木県日光市山内2307
0288-54-0535