こんにちは!旅人サイファです!
今回は、先日序章を書いた…こちらのシリーズ!
【国道中の国道!旧一級国道をめぐる】をお届けします!
普段、何気なく走っている国道。
ただ単純に『大きな道路』という訳ではないのです!
序章で述べたように、国道にもランク付けがあり、日本の交通を司る重要な国道を一級国道と…かつて呼称していました。
(※現在は撤廃されています)
今回は、国道の中でも飛び抜けたエリート!
1桁国道についてまとめます!
東京日本橋~大阪梅田新道
総延長760.9㎞(第4位)
経由する県は8都府県(東京、神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪)
現在のルートは江戸時代に整備された五街道のひとつ東海道+京都大阪を結ぶ京街道を足したもの。
本来は京都が起点。
本来の意味的にはこの鈴鹿の関所より東側を『関東』と呼ぶ。
→三重県の話でも登場
鉄道の東海道本線及び東海道新幹線は、名古屋から北上し岐阜県を経由して滋賀県へ入るが、これは本来の東海道のルートではない。
国道1号線は本来のルートに沿って名古屋から三重県へ入り、鈴鹿峠を越えて滋賀県へ向かう。
これは、当時の鉄道が鈴鹿峠を越えるのが困難だったため…とも言われている。
太平洋側に並ぶ日本の主要都市を結ぶ、極めて重要な路線。
日本の大動脈とも言われる。
実際、政令指定都市8つを通るのはこの国道のみ。
→(川崎市、横浜市、静岡市、浜松市、名古屋市、京都市、大阪市)
大阪梅田新道~北九州門司老松公園前
総延長671.4㎞(第5位)
経由する県は6府県(大阪、兵庫、岡山、広島、山口、福岡)
本来の山陽道は、京都から大阪を経由せずに直接神戸へ向かうルートであった。
ほぼ全線に渡って、高速道路の『山陽自動車道』と山陽本線、山陽新幹線が並走する。
海の海沿いに沿って走る路線のため越える河川が多く、日本一多くの橋を抱える路線でもある。
その数は全部で1279本とも言われる。
国道1号線と並ぶ、西日本の大動脈。
総延長519.1㎞
経由する県は4県(福岡、佐賀、熊本、鹿児島)
福岡、熊本、鹿児島と九州を代表する都市を経由して縦断する、九州の大動脈。
明治・大正時代は、鹿児島まで国道2号線に含まれていたが戦後分離。
国道3号線として独立している。
総延長836.4㎞(第2位)
第一位の国道58号線がその3/4が海上部分のため、実質には日本一長い国道!
関東北部から東北地方太平洋側を貫く大街道。
経由する県は8都県と国道1号線と並び最多!(東京、埼玉、茨城、栃木、福島、宮城、岩手、青森)
本来の起源は古代東山道。
江戸時代に整備が進められた日光街道・奥州街道がその実体に近い。
下野(栃木県)と陸奥(福島県)の境には奥州三関のひとつ白河関が設けられた。
この県境には『これよりみちのく』という大きな看板が掲げられている。
日本一長い国道であり、なおかつ山深い東北を縦断するにも関わらず…なんとトンネルは4本しか存在しない!
それも初めてのトンネルが岩手県一戸町であるのは驚異的!!
総延長310.0㎞。北海道内唯一の1国道!
全て道内で完結しており、同一県内で完結する唯一の1桁国道でもある。
起源は、明治時代に開通した札幌本道。
北海道開拓に最も重要な路線として建設されたもの。
函館から札幌へ向かう主要ルート。
函館から長万部までは北海道重患自動車道、黒松内から札幌までは北海道横断自動車道が並走する。
実は函館→森→長万部→ニセコ→余市→小樽→札幌と、小樽を通ってから札幌に至るのはあまり知られていない。
ここまで…
国道1号線~5号線
通過した県は24都道府県
通過していない県は残り23県
第2話です!
序章です!