こんにちは!旅人サイファです!
今回の記事はこちら!【旧一級国道をめぐる】第二回です。
初回の第一回は、国道1号線~5号線を取り扱いました。
今回はその続編!国道6号線~10号線をお届けします!
総延長410.9㎞
経由する県は5都県(東京、千葉、茨城、福島、宮城)
起源は江戸から水戸へ向かう水戸街道と、水戸から奥州へ抜ける磐城街道、磐城相馬街道。総称して『陸前浜街道』とも呼ばれる。
江戸時代には、混み合う奥州街道(現在の国道4号線)を避け、参勤交代で使用する東北の大名も多かったと言われる。
常陸(茨城県)と陸奥(福島県)の境には奥州三関のひとつ勿来関が設けられていた。
仙台南方の岩沼で国道4号線と合流し仙台へ向かう。
新潟市本町~青森市青い森公園前(国道4号線と真正面からぶつかる)
総延長580.1㎞(第8位)
経由する県は4県(新潟、山形、秋田、青森)
起源は新潟-秋田間の羽州浜街道及び、秋田-青森間の羽州街道。
越後(新潟県)と出羽(山形県)の境には奥州三関のひとつ鼠ヶ関が設けられた。
6号線と対称的に東北地方の日本海側を走る。
全般的に開発の遅れている日本海側であるが、近年日本海東北自動車道が整備され並走している。
またJR羽越本線も並走している。
山形県の日本海側(庄内地方)と秋田県を南北に貫く日本海側のメインルートのひとつ。
新潟市本町~京都烏丸五条
総延長602.1㎞(第7位)
経由する県は6府県(新潟、富山、石川、福井、滋賀、京都)
起源は古代七道のひとつ北陸道とかなり古い道。本来のスタート地点は京都。
京都から琵琶湖南岸を進み、草津で東海道(国道1号線)と分岐。
さらに北上し鳥居本で東山道(中仙道、現在の国道21号線)と分岐する。
東海道の鈴鹿関所と同様に、畿内と東国を分ける愛発関所が設置された。
北陸自動車道とJR信越本線→北陸本線(一部第三セクター)が並走する。
日本海の海岸線に沿って、快適なシーサイドドライブを楽しめる国道でもある。
総延長789.3㎞(第3位)
経由する県は5県(京都、兵庫、鳥取、島根、山口)
起源は古代七道のひとつ山陰道。ほぼ古代山陰道をトレースしている。
ほぼ全線に渡ってJR山陰本線が並走。
また東北日本海側と同じく開発の遅れがちな山陰地方ではあるが、近年ようやく山陰自動車道の整備が進み、国道9号線と並走するようになった。
鳥取島根の両県にとっては、生活に欠かせない山陰の大動脈。
国道10号線
総延長555.9㎞(第10位)
経由する県は4県(福岡、大分、宮崎、鹿児島)
国道3号線と起点&終点は同一であり、この二本だけで九州を周回できる。
(※長崎は通らない)
国道3号線と並ぶ東九州の大動脈。近年、東九州自動車道が整備され並走するようになった。
また、鉄道はJR日豊本線がほぼ同じルートで並走している。
ここまで…
国道1号線~10号線
通過した県は35都道府県
通過していない県は残り12県
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