【NHK大河ドラマコラム】べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺 ~視聴後コラム

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筆者紹介
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こちらは【大河ドラマコラム】からの記事をお届けしています。
第三十五話 間違凧文武二道
「ちゃんとしてぇんだ」
今回のキーワードはこれですね!
義兄弟でもあった蔦屋重三郎の手元を離れ、師匠である鳥山石燕のもとで絵の修行に励んでいた喜多川歌麿。
そんな歌麿は、幼い頃から孤児として蔦重とともに生活していました。
実の親からも疎んじられ…生きる希望を失っていた歌麿を、絵師として導いた蔦重。
そんな…半分世捨て人のように生きてきた歌麿を知っているからこそ…全うに妻を娶り生きていきたいと願った姿を頼もしく思ったのでしょう。
さて…田沼意次の失脚後は、松平定信の主導による質素倹約を旨とする世の中が広がっていました。
田沼時代は、商業や経済が活性化しており、町人にとってはまことに生きやすい世の中でした。
しかし、定信による農本主義への回帰は、そんな活性化した経済に水を差す政策になりつつある。
そんな…世の中の歪みと、松平定信による文武両道奨励策を皮肉った黄表紙を次々に発行する蔦重。
しかし。
恋川春町による黄表紙『鸚鵡返文武二道』は…危険な作品でした。
女将であるおていさんからも「あまりにも危険すぎる」と発行停止を進言されるほど、分かりやすすぎる皮肉を効かせたこの作品は…やがて大きな波乱を呼ぶことになるのです。