世界遺産『宗像大社』を参拝レポート!境内にはトリハダレベルのパワースポットも!

《導きの神!『宗像大社』を参拝レポートします!》
筆者紹介
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こちらの記事は【福岡神社めぐり旅行記】よりシリーズでお届けしております。
『宗像大社』の歴史

福岡県宗像市に鎮座する『宗像大社』は、古代から現代に至るまで、日本の歴史と深く関わってきた由緒ある神社です。
2017年には『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群として世界文化遺産に登録され、国際的にも注目を集めています。
その歴史は、主に「三宮」と呼ばれる3つの神社の信仰の歴史と、古代から続く国家的な祭祀に集約されます。
『宗像大社』の由緒は古事記や日本書紀といった日本の最も古い歴史書にも記されています。それによると、天照大御神が、須佐之男命との誓約によって生まれた三柱の女神を、玄界灘から大陸へと続く海の道に降臨させ、「皇室の安寧と、道中の守護をせよ」という神勅を与えたのが始まりとされています。
この三柱の女神は…
といい、彼女らを総称して「宗像三女神」と呼び、航海の安全を司る最高神として崇められてきました。

この宗像三女神は、それぞれ異なる場所に鎮座しています。
- 沖津宮:玄界灘の孤島、沖ノ島に鎮座する田心姫神を祀ります。島全体がご神体であり、現在も一般人の入島は厳しく制限されています。
- 中津宮:沖ノ島の南に位置する大島に鎮座する湍津姫神を祀ります。
- 辺津宮:九州本土に位置し、市杵島姫神を祀ります。
現在はこれら三宮を総称して「宗像大社」と呼んています。
『宗像大社』の信仰の中心は、沖ノ島で行われた古代の国家的な祭祀です。4世紀後半から9世紀にかけて、航海の安全を願い、国家が主催する大規模な祭祀が沖ノ島で行われ、膨大な数の奉納品が島の岩陰などに納められました。
これらの奉納品はすべて国宝に指定されており、辺津宮にある神宝館に保管・展示されています。
これらの祭祀を司ったのは、この地を拠点とした古代豪族の宗像氏でした。彼らはヤマト政権と連携し、朝鮮半島や中国大陸との交流を支える上で重要な役割を担っていました。
明治時代に入ると、近代社格制度において最高位である官幣大社に列せられました。
太平洋戦争後、神社の荒廃を憂えた出光興産の創業者・出光佐三氏が中心となり、大規模な復興事業が行われました。
2017年、「神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群」として、宗像大社の三宮、沖ノ島の古代祭祀遺跡、そして宗像氏の墳墓群である新原・奴山古墳群などが世界文化遺産に登録されました。
これにより、『宗像大社」が古代から継承してきた信仰と歴史的価値が世界的に認められることとなりました。
『宗像大社』の見どころ

世界遺産にも登録されている『宗像大社』へとやって来ました。福岡と小倉のちょうど中間点くらいに鎮座している神社です。
実は今回の【福岡神社めぐり旅行】での最大の目的地がここ!導きの神、宗像三女神さまにご挨拶することでした。
いよいよそのお膝元へ来ることができ…興奮冷めやらぬ気持ちで車を降ります。

大鳥居で一礼して参道を進むと…なにやら特別ブースが見えてきました。
ふむふむ?「期間限定境内無料ガイド実施中」とな!これはラッキー!ガイドさんのお話を聞きながら歩くと、理解度が2倍も3倍も上がりますからね!早速お願いしてきました。

今回ガイドしてくださったのは地元・宗像市出身のFさん。この方がまず素晴らしかった!こちらのマニアックな質問にも丁寧に回答してくださいました。対応めんどくさかっただろうに…(笑)スミマセン。

さて、まずは参道を進んで本殿へ向かいます。
まずはこの石柱。一部削られていますが「官弊大社 宗像神社」と書かれています。
戦後GHQの指導により、近代社格制度が廃止となったため「官弊」の字が削られているんですね。
あまり一般的ではありませんが、実は『宗像大社』には、3つのお社があり、それらを総称して『宗像大社』とされています。
今回お邪魔しているのは、唯一九州本土にある「宗像大社 辺津宮」!この他に、沖合い10kmの大島に「宗像大社 中津宮」、沖合い60kmの沖ノ島に「宗像大社 沖津宮」がそれぞれ鎮座しています。

ここ『宗像大社』の御祭神は「宗像三女神」とされています。「辺津宮」と「中津宮」、「沖津宮」にそれぞれお祀りされています。
宗像三女神は別名「道主貴」とも呼ばれていますが…実はこの「貴」が付けられた神様は日本でわずか三柱のみ!
それも
という…日本の最高神である天照大神と大国主命に並ぶほどの尊称で呼ばれていることからも…「宗像三女神」の重要さが分かるかと思います。

ガイドさんの解説を聞きながら、まずは本殿へ向かって足を進めます。正面に見える神門をくぐるといよいよ中枢部分になります。
神門をくぐった先には拝殿がありますが…はじめはあまりよく見えません。屋根のついた廊下のようなもので拝殿前まで進めるようになっています。この屋根のおかげで雨に濡れずに参拝できるのは良いですね。

歩を進めると…これもまた珍しい形。拝殿はまるで舞台のように正面に長く延びています。その奥に…少しだけ赤い本殿が見えていますね。

まずはここで二礼二拍手一礼…参拝させていただきましょう。
この拝殿手前には「宗像宮」の文字。そして奥には「奉助天孫而 為天孫所祭」と書いてあります。
「そなたたち、三柱の女神たち。道の中に降臨して、天孫を助けまつり、天孫にお祭を受けられよ」
つまり…
という天照大神からの神勅!この言葉が本殿前に掲げられているんです!

参拝を終えて右へずれると…拝殿と本殿がよく見えます。これらはどちらも戦国時代に建てられたもので、国の重要文化財指定を受けています。
拝殿は小早川隆景公によって寄進されたもの。本殿は宗像一族最後の当主・宗像氏貞によって寄進されたものです。
高宮斎場はパワースポット!

さて拝殿での参拝を終えて、一般の方はここで帰ってしまうことがほとんどですが…否!むしろ本番はここから!この先がスゴいんです!
ガイドさんの導きに従って、本殿右手の出口から出ると、そこには「高宮参道」の文字が。

この高宮参道は、本殿裏手にある「高宮斎場」へと続く参拝路になっているのですが…ここがスゴかった!

見てください!高宮参道に入った途端に、手にトリハダびっしり!全身ゾワゾワゾワ!いや…なんですかここ。なんだか分からないけれど…何かある。確実に。

緩い坂道を上りきると…そこには柵に囲まれた聖域がありました。この場所こそが…「高宮斎場」です!
高宮斎場とは…市杵島姫神が降臨した聖なる地とされている場所。現在のように社殿を作ってお祀りする以前は…この地で神に祈りを捧げていた古代祭場です。
月次祭にはここでもお祭りがあり、10月には夜神楽がこの中で舞われるとか!
こちらでも手を合わせ…しっかりと参拝させていただきました。その最中もトリハダは止まらず。ものすごい気が漲っています。まさに…正真正銘のパワースポットって言うのでしょうね、こういう場所。

高宮斎場を後にして…続いて第二宮/第三宮へ向かいます。こちら(ていにぐう/ていさんぐう)と読みます。
第二宮には沖津宮の「田心姫神」が、第三宮には中津宮の「湍津姫神」がそれぞれお祀りされています。

右手が第二宮、左手が第三宮です。どちらも伊勢神宮に似た、古風な造りをしていますね。と…思ったら!なんとやはりそのものズバリ!昭和48年の式年遷宮のおり、伊勢神宮別宮の古殿舎を下賜されたもの!

こちらは第二宮。沖ノ島沖津宮にいらっしゃる「田心姫神」が祀られています。古事記や日本書紀でも異同がありますが、三女神の長女とされています。

続いて第三宮へ。こちらは三女神の次女にあたる「湍津姫神」がお祀りされています。大島にある中津宮の神様ですね。
どちらも正面で参拝できますので…しっかりと参拝させていただきました。

なお…ここ『宗像大社 辺津宮』は第一宮とされ、古くから宗像大社の総社としての役割がありました。唯一九州本土にあり、最も参拝しやすいですからね。
ですので…ここ『宗像大社 辺津宮』で第一宮/第二宮/第三宮を参拝すれば、大島中津宮と沖ノ島沖津宮もすべて参拝したとされています。

最後は…第一宮である本殿の裏手を通ってガイドツアーは終了。いや…ものすごく勉強になりました!ガイドのFさん!本当にありがとうございました!
ただし無料ガイドさんはいつも開催している訳では無いようです。もしも開催していたら…ぜひ声をかけてみてください。『宗像大社』の解像度が2倍にも3倍にも上がりますから!
『宗像大社』へのアクセス/駐車場/所要時間

『宗像大社 辺津宮』へは、JR鹿児島本線の赤間駅または東郷駅から路線バスやタクシーでアクセスが可能です。
お車の場合は、九州自動車道の古賀ICより35分。大鳥居前に参拝者用の大駐車場がありますので利用可能です。駐車料金は無料です。
参拝の所要時間はおよそ45分。筆者はガイドさんと同行してひと通り参拝と、世界遺産ガイダンス施設(海の道むなかた館)、神宝館まで見て回って、120分も滞在していました。
【福岡神社めぐり旅行記】3日目。この日は県中部の各所を回りました。世界遺産・宗像大社の参拝を終えたら…敷地内にある神宝館の見学へ行きます。次回もお楽しみに!
『宗像大社 辺津宮』の基本情報
アクセス
九州自動車道 古賀ICより35分
営業時間
24時間参拝自由
定休日
年中無休
入場料金
参拝無料
駐車場
参拝者用無料駐車場あり
アドレス
福岡県宗像市田島2331
0940-62-1311