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【奈良】修験道の総本山!『金峯山寺』は吉野山のシンボル!

国宝に圧倒!『金峯山寺』は吉野のシンボル!役行者が開いた修験道の総本山!

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吉野山の中核!役行者が開いた金峯山寺を参拝レポート!》

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

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こちらの記事は【近畿神社めぐり旅行記】よりシリーズでお届けしております。

 

 

金峯山寺』の歴史

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吉野山のシンボルとなっている巨大なお堂を有する寺院が…ここ『金峯山寺』です。

 

金峯山寺』のある吉野山やさらに南部に連なる大峰山は、古来より山岳信仰の聖地として扱われ、平安時代以降は多くの参詣客が集まる霊場とされてきました。

 

ここ『金峯山寺』の開基は役小角…通称・役行者と呼ばれる人物です。

 

彼が開いた修験道は、日本古来の山岳信仰をベースに、神社神道や仏教、陰陽道などを組み合わせた日本独自の宗教です。

 

彼はここ吉野山から大峰山一帯を修行の場とし、蔵王権現を本尊とするお堂を建て、その根本道場としたそうです。

 

大峰山山上にある「大峯山寺」は、山上の蔵王堂、ここ吉野山の『金峯山寺』は山下の蔵王堂と呼ばれ、2つセットとされていたのです。

 

平安時代には、宇多天皇藤原道長などの著名人が、ここ吉野山へ参詣に訪れたと記録されています。

 

中世になると『金峯山寺』は力を増し、山上に30数坊、山下に100以上の子院を持つ、一大勢力に成長します。『金峯山寺』は多くの僧兵を有していたことから…南朝を起こした後醍醐天皇らは、そんな彼らの力を頼ったのかもしれませんね。

 

南北朝の騒乱時には、北朝足利尊氏軍の侵入を受け、蔵王堂はじめ全山焼き討ちされるという悲劇もありました。

 

蔵王堂ほかの建築物は、その後安土桃山時代豊臣秀吉の寄進によって再建され、現在に至っています。

 

明治維新後の廃仏毀釈運動で、一時は『金峯山寺』は廃寺とされて神社化されるなど、多大な打撃をこうむります。

 

太平洋戦争後にようやく復活。現在は「金峯山修験本宗」の総本山として多くの参拝客が訪れる人気スポットになっています。

 

金峯山寺』の見どころ

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吉野山のシンボル『金峯山寺』へとやって来ました。

 

とは言っても…?ここ吉野山はすでに『金峯山寺』の境内といっても良いもの。ここから『金峯山寺』の中核部分と考えた方がスマートかもしれません。


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南側からアクセスすると、まずは二天門跡にたどり着きます。本来ここには、奥の院にあたる大峯山寺から出峰してきた行者を迎える門でした。

 

南北朝時代に、攻め寄せた鎌倉幕府軍を迎え撃ち、この場で自刃して果てた「村上義光」の忠死の碑が置かれています。

 

村上義光は、後醍醐天皇の皇子・護良親王の忠臣として知られる武士です。元々は信濃国の村上一族の出でしたが、追い詰められた護良親王を守るために、ここにあった二天門に上り切腹して果てた…と伝わっています。


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さて、二天門跡を過ぎると…正面に見えてくるのが、吉野山のシンボル『金峯山寺 蔵王堂』です。


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近付いてみると…その巨大さに圧倒されます。この『金峯山寺 蔵王堂』は、高さ34m、幅と奥行きは36m。日本最大の木造建築である「東大寺 大仏殿」に次ぐ、第二位の大きさを誇る建物です。


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この蔵王堂は『金峯山寺』の本堂にあたる建物で、内部には御本尊である蔵王権現立像が安置されています。この御本尊は絶対秘仏とされていますから…基本的に公開されることはありません。

 

この『金峯山寺 蔵王堂』は、古来より山下の蔵王堂と呼ばれており、大峯山寺の山上の蔵王堂と対とされています。

 

この『金峯山寺 蔵王堂』は国宝!1591年に豊臣秀吉の寄進によって建てられたものです。ここは修験道金峯山修験本宗」の総本山であることもあって、現在でも常に香が焚き込められ、どこか神秘的な雰囲気が立ち込めています。


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吉野山のシンボル『金峯山寺 蔵王堂』の他にも、境内には「仁王門」「南朝妙法殿」「聖仏舎利宝殿」など見どころは多数あります。

 

境内の散策や諸堂の参拝は無料ですから…ぜひのんびりと散策してみてください。おすすめですよ。

 

金峯山寺』へのアクセス/駐車場

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吉野観光の中心『金峯山寺』へは、近鉄吉野線からロープウェイや路線バスを乗り継いでのアクセスになります。

 

吉野ロープウェイの「吉野山駅」からは徒歩20分。少々きつめの坂道を登ってのアクセスになります。路線バスの場合は「金峯山寺」バス停から15分ほどです。

 

お車の場合は、京奈和自動車道の御所ICから30分ほど。「吉野山観光駐車場」を利用なさると良いでしょう。

 

ただし、桜のシーズンにはマイカー規制が行われますので、ご注意ください。桜のシーズンは公共交通機関を利用して参拝なさってください。

 

【近畿神社めぐり旅行記】3日目。この日は奈良市内から吉野エリアの神社と名所をめぐりました。吉野山のシンボル『金峯山寺』の参拝を終えたら、山を下り次の神社を目指します。次回もお楽しみに!

 

金峯山寺』の基本情報

アクセス

吉野ロープウェイ 吉野山駅より徒歩35分

京奈和自動車道 御所ICより30分

 

営業時間

8:30-16:00

 

定休日

年中無休

 

拝観料金

大人800円

中高生800円

小学生400円

蔵王堂内部拝観のみ有料

 

駐車場

なし

吉野山観光駐車場利用

 

アドレス

奈良県吉野郡吉野町吉野山2498

0746-32-8371