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【青森】『大間岬』は本州最北端!天気が良ければ肉眼で函館山も視認!

『大間崎』は本州最北端!津軽海峡の向こうは北海道!

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《大間崎は青森県下北半島の突端!本州最北端の地!》

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

旅人サイファ実績

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こちらの記事は【下北半島ひとり旅】よりシリーズでお届けしております。

 

 

大間崎/津軽海峡大橋構想とは?

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まさかりの形をした青森県下北半島。その切っ先に当たる突出した部分が、本州最北端である『大間崎』です。

 

この『大間崎』の向こう側は津軽海峡が広がり、天気が良ければ対岸に北海道の影が見えるはずです。

 

それもそのはず!ここ『大間崎』から北海道までは、最短距離でわずか18kmしかありません。時速60kmの車で走れたら…20分ほどで到着できてしまう距離なんです!

 

ん…?それならば…?

 

ここに橋を架ければ本州と北海道の行き来も楽になるのでは?

 

実は…あるんです!ここ大間崎と函館市を結ぶ「津軽海峡大橋構想」が!

 

この構想は、1994年に「本州北海道連絡橋大間戸井ルート誘致推進協議会」を発足させて現実的に議論されていました。

 

現在、青森県津軽半島と北海道渡島半島で繋がっている「青函トンネル」は鉄道専用トンネルです。

 

そのため、青森県と北海道間を自動車で行き来できる橋の建設を求める声が多く聞かれました。車の行き来がスムーズになれば、トラック輸送もはかどりますしね。

 

特に下北半島では、函館山から飛ばされる電波を受信することもでき、北海道のテレビが視聴できるほど!元々両者の結び付きが強い地域なんです。

 

しかし…目の前に広がる津軽海峡は、常に強風が吹き、荒波で知られる海峡です。また水深も400m以上と…海底までかなり深いこと。そして、そもそもの通行量がそれほど期待できないことなどから…この構想は暗礁に乗り上げたままになっています。

 

ブラキストン線」とは?f:id:traveler-cipher:20241130172917j:image

そしてもうひとつ。ここ『大間崎』と北海道の間には…生物学的にも重要なラインが敷かれています。

 

それが「ブラキストン線」!

 

実は『大間崎』の目の前に広がる津軽海峡は、生物学的に大きな分断線となっており…このラインを境に、動物の生息域が大きく異なっているんです。

 

例えば、この「ブラキストン線」を境に、北と南の動物生活層を見てみると…

 

北海道

ヒグマ

エゾモモンガ

エゾリス

クロテン

ナキウサギ

ヤマゲラ

キタキツネ

エゾシカ

 

本州

ツキノワグマ

ニホンザル

ニホンカモシカ

ニホンリス

ニホンモモンガ

ライチョウ

アオゲラ

ホンドギツネ

ホンシュウジ

 

…このように、ここ津軽海峡は、北海道で生息する動物たちと本州で生息する動物たちを分ける境界線!

 

津軽海峡は、最大で深さ400mを超えるほど深い海で隔てられています。太古の昔、ここが陸続きだったのか?昔から海で隔たれていたのか?はまだ結論が出ていません。

 

ただし、北海道は北の樺太や千島列島と陸続きだったこと、本州は朝鮮半島と陸続きだったことは間違いないという点から…それぞれで生息する動物たちに差が出たとも言われています。

 

ともかく!

 

ここ『大間崎』と北海道の間には…目には見えない明確なラインが存在するんです。

 

『大間崎』の見どころ

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「まさかり」の形をした青森県下北半島の角部分がここ『大間崎』です。ここは本州最北端の地。目の前に広がる津軽海峡を越えれば…そこ北海道になります。

 

しかし…ここ『大間崎』は背後に民家や飲食店、土産物店が並んでおり、また、近くに数多くのモニュメントが置かれているので、あまり最果て感はありません。


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大間といえば…やっぱり「大間のまぐろ」ですよね!ここ『大間崎』にはそんな「まぐろ一本釣の町」のモニュメントも作られています。

 

力強い釣り人の前腕と、それに引かれるクロマグロの姿!ちなみにこのクロマグロは、実際に大間で釣れた過去最大のマグロ(450kg)と同じサイズで作られているそう!

 

いやし…このサイズのクロマグロを釣るって…どんな腕力!?


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このモニュメントの傍らに、展望台にもなっている「大間崎レストハウス」が建っています。内部は観光案内所も兼ねており無料で入場することもできます。


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レストハウス周辺からは…雄大津軽海峡が広がっています。ここが…本州と北海道を隔てる海峡!ちなみにこの海峡は国際海峡になっており、公海として扱われています。そのため…ロシアや中国を含めた各国の船が自由に行き来しています。ごく稀に…軍艦や潜水艦も行き来しているそうですよ。


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そうそう。下北半島のもうひとつの岬である東の「尻屋崎」には立派な灯台がありましたよね。

 

実は、ここ『大間崎』の灯台は、本州部分ではなくその先にある離島「弁天島」に作られています。岬の突端に立てば、白黒の灯台「大間崎灯台」が見えるはず。


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さて。『大間崎』の見学をひととおり終えて、さあ帰ろうか…と思いましたが。ちょっと待って?

 

目の前の「大間崎灯台」の左手に…何か見えるような…?


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よーく目を凝らしてみると…

 

あ!!

 

あれは…函館山じゃないですか!!北海道じゃん!おおー!すげー!!

 

ここ『大間崎』から北海道まで、最短距離でわずか18㎞しかありませんから…そりゃ見えて当たり前なんですけどね。いざ肉眼で見ると、ちょっと感動を覚えます。


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なお、ここ『大間崎』の周辺には土産物店や飲食店が軒を連ねています。もちろん、名物の「大間のまぐろ」を食べられるお店もあります。ここでランチを食べても良いですね!

 

『大間崎』へのアクセス/駐車場

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本州最北端の地『大間崎』へは、鉄道が走っていないためお車でのアクセスがおすすめです。下北半島の中心都市、むつ市の市街地からは車で60分ほどです。

 

『大間崎』のすぐ近くには無料の駐車場も整備されていますのでご利用ください。

 

公共交通機関の場合はJR下北駅から路線バスになりますが…90分近くかかりますのであまり実用的ではありません。

 

また、北海道の函館からのフェリーでのアクセスも可能です。大間フェリーターミナルから『大間崎』までは、徒歩15分ほどです。

 

下北半島ひとり旅】旅行記3日目です。この日は下北半島の西~北部を回っています。本州最北端の地を踏んだら…次は旧海軍の町へ立ち寄りました。次回もお楽しみに!

 

『大間崎』の基本情報

アクセス

JR大湊線 下北駅より路線バス

大間フェリーターミナルより徒歩15分

 

営業時間

24時間自由

 

定休日

年中無休

 

入場料金

無料

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

青森県下北郡大間町大字大間字大間平17-1

0175-37-2111