旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【京都】浄土宗の大本山『金戒光明寺』はお庭も美しい!

法然上人ゆかり!『金戒光明寺』は浄土宗の本山のひとつ!

f:id:traveler-cipher:20240513063757j:image

浄土山の七大本山のひとつ『金戒光明寺』は庭園も魅力!うっすらと紅葉に染まる境内をレポートします。

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

旅人サイファ実績

・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1

・旅行お出かけメディア「RETRIP」パートナーライター

・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数

・「にほんブログ村」国内旅行カテゴリPVランキング1位を記録

こちらの記事は【紅葉の京都奈良旅行記】よりシリーズでお届けしております。

 

 

金戒光明寺』の歴史

f:id:traveler-cipher:20240513064031j:image

京都岡崎の北、黒谷にある『金戒光明寺』は法然上人が開いた浄土宗の本山のひとつです。

 

浄土宗には、七大本山と呼ばれる、重要な寺院が7つありますが、ここ『金戒光明寺』はそのうちのひとつです。

 

浄土宗総本山

浄土宗大本山(七大本山)

 

なお京都においては、東山の知恩院と並ぶ高い格式を誇っています。

 

ここ『金戒光明寺』は、平安時代末期に法然上人自らの手によって開かれました。

 

比叡山延暦寺で修行していた法然は、浄土宗の開宗を決め山を降ります。

 

岡崎の地を歩いていた法然が、とある丘の上で石に腰かけて休んでいると、にわかに紫色に輝く雲が現れます。そしてその雲が大空を暗く覆った瞬間…!西山より金色の光が差し込んだのです。

 

これを僥倖とした法然は、この地に草庵を営みました。それがここ『金戒光明寺』のはじまりです。

 

当初は、紫色の雲にちなみ「紫雲山光明寺」と名乗っていました。南北朝時代に、後光厳天皇に戒を授けたことで「金戒」の二文字を賜り、その後は『金戒光明寺』と名を変えています。

 

幕末には、京都守護職となった会津藩(松平容)の本陣ともなっています。浄土宗は徳川将軍家との繋がりも深かったことから、本陣に選ばれたのでしょうね。

 

金戒光明寺』の見どころ

f:id:traveler-cipher:20240513064050j:image

京都岡崎の北に位置する『金戒光明寺』へとやって来ました。この辺り一帯は小高い丘になっており、『金戒光明寺』はその丘の頂上部に建っています。

 

坂を上ると、まず現れるのが壮大な山門です。かなりの高さがありますね。「絶景かな」で有名な南禅寺の山門も大きいですけど、それと同じくらい立派な門です。

 

f:id:traveler-cipher:20240513064000j:image

山門をくぐると…その向こう側、一段上がったところに御影堂が見えてきます。ここ『金戒光明寺』は丘の斜面を活かして作ってあるため、先に進むに従って一段ずつ上がっていく伽藍配置になっているんですね。


f:id:traveler-cipher:20240513064128j:image

石段を上がると、正面に御影堂が見えてきました。この建物は、浄土宗の開祖・法然上人75才の時の御影像を祀る建物です。

 

この建物は火災による焼失後、昭和19年に再建されたものです。拝観手続きをすれば、内部に上がって参拝することができます。


f:id:traveler-cipher:20240513064158j:image

この日は秋の特別拝観を開催しており、御影堂から大方丈、さらに本堂裏手に作られた「紫雲の庭」まで鑑賞することができました。

 

建物内部の撮影は禁止でしたが、重要文化財の吉備観音や、通常非公開の虎の襖絵、豊臣秀吉や、徳川家康肖像画など…大変見ごたえのある展示を楽しむことができます。これらは、秋~冬にかけての特別拝観期間のみの拝観とのこと!


f:id:traveler-cipher:20240513064236j:image
また、ここ方丈庭園では、居合いの演武も行われていました。新撰組ゆかりの地であることから、四番組隊長・斉藤一と同じ流派の居合い演武!真剣を用いた演武はなかなか見ることができませんので貴重な機会でした。


f:id:traveler-cipher:20240513064302j:image

そして…『金戒光明寺』のもうひとつの見どころが、本堂裏手に作られた「紫雲の庭」です。このお庭が素晴らしかった!

 

方丈から見えるお庭は、回遊式の枯山水庭園。庭園内に散策路が付けられており、実際に歩いて様々な角度からお庭を鑑賞することができます。


f:id:traveler-cipher:20240513064330j:image

ここ『金戒光明寺』は小高い丘の上に作られているため、余計なものは木々が隠してくれます。俗世界とは隔絶された別世界を作ってくれるので…没入感は最高!


f:id:traveler-cipher:20240513064458j:image

枯山水のお庭だけ…と思って奥まで進んでみると、なんと水を張った池まで作られています。このこの辺りは池泉回遊式の庭園となっているんですね。枯山水庭園と池泉庭園がミックスされているという…なかなか驚きの手法が取られているんですね。


f:id:traveler-cipher:20240513064419j:image

御影堂、方丈、紫雲の庭とぐるっと『金戒光明寺』境内を拝観して前庭に戻ってきました。ふと見ると…手水舎がアヒル隊長で埋め尽くされてる!これはこれで元気が出るので、ぜひ一度見にきてくださいな(笑)


f:id:traveler-cipher:20240516060727j:image

そうそう。ここ『金戒光明寺』にはマニアには有名な「アフロ地蔵」さんもいます。

 

正式名称は「五劫思惟の阿弥陀仏」といい、衆生を救わんと気の遠くなるほどの時間をかけて修行していた結果、髪が伸びきってしまったお姿を表しているとか!

 

金戒光明寺』へのアクセス/駐車場/所要時間

f:id:traveler-cipher:20240513064000j:image

金戒光明寺』は、京都市街地の方向・岡崎のエリアにあります。平安神宮や岡崎神社、真如堂などが徒歩圏内のため、合わせて立ち寄ってみるのはいかがでしょう。

 

電車の場合は、市営地下鉄烏丸線神宮丸太町駅。ここからでしたら西方面へ徒歩20分ほどです。

 

また市内各地より路線バスでのアクセスも可能で、岡崎道バス停から徒歩15分ほどです。

 

お車の場合は、京都駅や名神高速道路の京都東ICから20分ほどです。境内には駐車場も整備されていますのでご利用ください。

 

金戒光明寺』の諸堂およびお庭までじっくり鑑賞するのに筆者は60分ほどかかりました。ささっと見てまわるだけでしたら、30-45分ほどあれば良いでしょう。

 

【紅葉の京都奈良旅行記】4日目。最終日のこの日は、岡崎周辺のスポットを回っています。次回はお隣の真如堂を参拝をレポートします。お楽しみに!

 

金戒光明寺』の基本情報

アクセス

京都市営地下鉄烏丸線 神宮丸太町駅より徒歩20分

京都駅より路線バス 岡崎道バス停より徒歩

名神高速道路 京都東ICより20分

 

営業時間

9:00-16:00

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

参拝無料

※特別拝観料大人1000円 小学生500円

 

駐車場

黒谷駐車場利用

 

アドレス

京都府京都市左京区黒谷町121

075-771-2204