旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【奈良】穴場庭園!『吉城園』は入園無料で美しいお庭を楽しめる!

『吉城園』は奈良の隠れた日本庭園!お隣の依水園と合わせての訪問がおすすめ!

f:id:traveler-cipher:20240413102644j:image

東大寺のすぐお隣にある『吉城園』をご存じですか?実は奈良でも指折りの美しさを誇る日本庭園で、なんと入園無料で楽しめる穴場スポットなんです!

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

旅人サイファ実績

・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1

・旅行お出かけメディア「RETRIP」パートナーライター

・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数

・「にほんブログ村」国内旅行カテゴリPVランキング1位を記録

こちらの記事は【紅葉の京都奈良旅行記】よりシリーズでお届けしております

 

『吉城園』の歴史

f:id:traveler-cipher:20240423190508j:image

奈良東大寺のすぐ近く。奈良公園の入り口近くに無料で入園できる素晴らしい日本庭園があることは、あまり知られていません。それが今回ご紹介する『吉城園』です。

 

最近ではすぐお隣に超高級ホテルがオープンしたので、そのニュースで耳にした方もおおいやもしれません。

 

現在『吉城園』のある場所は、かつて興福寺の子院のひとつ「摩尼珠院」が建てられていたところです。

 

明治時代に民間に払い下げられ、現在の建物や庭園が整備されたのは大正8年のことです。その後は企業所有の迎賓施設として活用されていましたが、現在は奈良県の所有となり、平成元年より一般公開が行われています。

 

敷地面積は8900平米もある広い庭園で、一画には旧正法院家住宅が建てられています。こちらの建物は奈良県有形文化財に指定されています。現在は隣接する超高級ホテル「ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」の一部として活用されているようです。

 

建物内への立ち入りはできませんが…お庭はなんと入園無料!開園時間内であれば自由に散策することもできますし、東大寺方面へ通り抜けも可能な庭園となっています。

 

『吉城園』の見どころ

f:id:traveler-cipher:20240423190610j:image

奈良公園の入り口付近にある『吉城園』は、あまり知られていない穴場の庭園です。筆者が訪れたのは11月半ばの平日でしたが、混雑する東大寺周辺に比べるとかなり空いていました。

 

すぐお隣には奈良を代表する庭園のひとつ「依水園」がありますが、それぞれ別の庭園です。どちらも素敵なお庭を楽しめますので、ぜひ合わせて訪問してみてください。


f:id:traveler-cipher:20240423190628j:image

『吉城園』は、高低差のある地形を活かしたダイナミックな庭園です。母屋である正法院家住宅が建つ場所はやや高台になっており、眼下に作られた池を見下ろせる作りになっています。

 

母屋のすぐ隣に作られた庭は「池の庭」と呼ばれています。中央に池を配し、その周辺を散策できるように作られています。この辺りは木々が濃密で、まるで深い山の中にいるかのよう!


f:id:traveler-cipher:20240423190651j:image

この日は11月半ば。例年であれば紅葉見頃を迎えているはずですが、この日はカエデもうっすらと赤く染まる程度でした。


f:id:traveler-cipher:20240423190744j:image

「池の庭」の森を抜けると…ぱっ!と視界が広がります。この辺りは平坦地となっており、散策路が付けられています。中央に付けられた砂利道と、区切られた緑の苔部分のコントラストが見事!


f:id:traveler-cipher:20240423190806j:image

ここは「苔の庭」と呼ばれるエリアで、区画ごとに見事な苔が敷き詰められています。


f:id:traveler-cipher:20240424071426j:image

様々な種類の苔が植えられていましたが、関西で多いスギゴケが目立ちました。可愛らしく花を開いたような苔に癒されますね。


f:id:traveler-cipher:20240423190826j:image

さらに奥にある「茶花の庭」を回って歩いてくると、苔の庭の一段下に出ます。この高低差を利用した崖に生える苔も素晴らしい!やや落ち葉が目立ちますが…こういう木々の多いお庭はお手入れが大変ですね。


f:id:traveler-cipher:20240423215806j:image

一周して池の庭まで戻ってまいりました。母屋の反対側に作られた築山からは、お庭と邸宅が一望できる良スポットになっています。ここからの景色は「これぞ日本庭園!」といえる素晴らしい眺めですので、ぜひ足を運んでみてください。

 

『吉城園』の庭園は、ぐるりと一周しても30分ほどでまわれます。地元の方にもあまり知られていない隠れスポットなので、逆にのんびりとお庭を愛でることができました。入園無料でこれだけ美しいお庭を鑑賞できるところはそうありません!

 

あ!そうそう!もうひとつ地味に優れているのが…ここ『吉城園』は、奈良県庁や依水園方面の出入口だけでなく、東大寺南大門近くにもうひとつ出入口があること!つまり通り抜けが可能なんですね。

 

特に、奈良公園東大寺を散策した帰り道に、ここ『吉城園』を通り抜けて帰るのがとても有効です。

 

春日大社興福寺東大寺→『吉城園』→依水園→近鉄奈良駅…と、ぐるり一筆書きで周遊することができますので、無駄なく奈良観光を楽しむことができますよ!

 

『吉城園』へのアクセス/駐車場/所要時間

f:id:traveler-cipher:20240423190448j:image

『吉城園』は、奈良公園の一画、奈良の大仏で有名な東大寺のすぐ近くにある庭園です。

 

最寄り駅は近鉄奈良駅で、駅からは徒歩15分ほど。東大寺春日大社へ向かう道すがらにありますので、合わせてお立ち寄りいただくのが便利です。なお、奈良県庁方面から入って、東大寺方面に通り抜けることも可能です。

 

お車の場合は、京奈和自動車道の木津ICから奈良市内方面へ30分ほど。駐車場はありませんので、奈良県庁ほか周辺コインパーキングをご利用ください。

 

お庭の鑑賞は、およそ30分ほどあれば充分お楽しみにいただけるかと思います。

 

【紅葉の京都奈良旅行記】2日目は奈良方面のスポットを巡っています。「吉城園」の庭園を鑑賞した後は、お隣の「依水園」へ立ち寄りました。次回もお楽しみに!

 

『吉城園』の基本情報

アクセス

近鉄奈良線 近鉄奈良駅より徒歩15分

JR奈良線 奈良駅より路線バス

京奈和自動車道 木津ICより30分

 

営業時間

9:00-17:00

 

定休日

年末年始(12/28-1/4)

2/15-2/28

 

入場料金

無料

 

駐車場

なし

奈良県庁ほか周辺コインパーキング利用

 

アドレス

奈良県奈良市登大路町60-1

0742-22-5911