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【島根】「清々しい」の語源!『須我神社』は日本初宮!和歌の発祥地!

『須我神社』はスサノオが暮らした日本初の宮殿!「清々しい」の語源もここ!

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松江市の南方に位置する『須我神社』は、日本の「初めて」を生んだ神社です。

 

筆者紹介

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こちらの記事は【サンライズ出雲で行く出雲神社巡り旅行記】よりシリーズでお届けしております。

 

 

『須我神社』の歴史

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松江市南方にある『須我神社』は、ヤマタノオロチを討伐した後に暮らした宮殿の跡といわれています。

 

ヤマタノオロチを討伐し、捕らわれていた姫(クシナダヒメ)と結婚したスサノオは、ここ須我の地にやって来ると

 

「吾此地に来まして、我が御心、清々し」

 

と言ったと伝わっています。この伝説が元で、この地は須我と呼ばれるようになりました。これが「清々しい」という言葉の語源です。

 

また、スサノオヤマタノオロチを退治した際にその尾から出てきた剣(三種の神器のひとつ「天叢雲剣」)を天上界の天照大神へと献上します。

 

この時、美しい雲が立ち上がるのを見て…

 

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣つくる その八重垣を(やくもたつ いずも やえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを)」

 

という歌を詠みました。

 

この歌こそ…日本ではじめて詠まれた歌!三十一文字の和歌の始まりが、この歌なのです!さらに「出雲国」の名前の由来にもなったのがこの歌なのです。

 

この地に建てられた宮殿は、日本の正史に登場する初めての「宮」です。そのため「日本初宮」ともされています。

 

和歌のふるさとであり、日本初宮でもあるという、日本の歴史上でも重要な足跡を残す神社が…ここ『須我神社』なのです。

 

『須我神社』の見どころ

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出雲国一宮である「熊野大社」からひとつ山を越えたところにあるのが、ここ『須我神社』です。ここは、日本神話の主役のひとりともされる素戔嗚尊(スサノオノミコト)ゆかりの神社です。

 

神門の前には、大きく「日本初之宮」と書かれた石碑が置かれていますね。この場所こそが、ヤマタノオロチを退治したスサノオが、救出したクシナダヒメと暮らした宮殿の跡地とされているんです!


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石段を上がり…境内へ。境内は決して広くはありません。背後に山を背負ってその中腹に本殿が作られています。 

 

スサノオが作った初めての宮殿も…意外とこぢんまりとした質素な作りだったのかもしれませんね。


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拝殿前で二礼二拍手一礼で参拝します。後方に回ってみると、シンプルな本殿も見ることができます。華美すぎる装飾はなく古風なスタイルが素敵ですね。


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スサノオはこの地に作った宮殿から国を見渡し、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣つくる その八重垣を」という歌を詠んでいます。

 

この歌は、今ではお馴染みの「五七五七七」の和歌調で歌われており、これが本邦初の和歌とされています。この歌から、後の百人一首に代表される和歌が生まれたと考えると…感慨深いですね!

 

『須我神社』は、現在でこそ周囲を住宅地に囲まれていますが…どこか清らかな空気が流れています。まさに…「清々しい」という言葉のふるさとですね。

 

『須我神社』へのアクセス/駐車場/所要時間

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『須我神社』へは、JR松江駅から路線バスでのアクセスになりますが、本数が限られますので、時間が合わない場合はタクシーご利用ください。

 

お車の場合は山陰自動車道の松江西ICより30分ほどで。境内から少し離れたところに無料の駐車場がありますのでご利用ください。

 

境内はそれほど広くありませんので、15分ほどあれば参拝済ませることができます。

 

サンライズ出雲でいく出雲神社めぐり旅行記】3日目。スサノオノミコトが暮らした初めての宮とされる神社へ参拝しました。次は、出雲地方最古とされる国宝の神社へ参拝します。次回もお楽しみに!

 

 

『須我神社』の基本情報

アクセス

JR木次線 出雲大東駅より路線バス

山陰自動車道 松江西ICより30分

 

営業時間

24時間自由

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

島根県雲南市大東町須賀260

0854-43-2906