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【島根】『玉作湯神社』は勾玉と温泉の神様を祀る神社!

『玉作湯神社』は勾玉の聖地!あの三種の神器のひとつもここで作られた?

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美肌の湯として知られる玉造温泉。温泉街の南端にある『玉作湯神社』は、玉造温泉の象徴!天皇位継承の正統な証でもある三種の神器のひとつ「八尺瓊勾玉」は、この地で作られたという伝説があります。

 

筆者紹介

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こちらの記事は【サンライズ出雲で行く出雲神社巡り旅行記】よりシリーズでお届けしております。

 

 

『玉作湯神社』の歴史

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山陰地方でも屈指の人気を誇る温泉地「玉造温泉」。その温泉街の南端に『玉作湯神社』は鎮座しています。

 

この神社の主祭神は「玉屋命」。別名「櫛明玉命」といい、天照大神に仕えた神様のひとりです。また、国土開発と温泉の神様である「大名主命(大国主命)」「少彦命」もお祀りしています。

 

「玉屋命」は、日本の有名な神話にも登場する神様です。

 

天照大神素戔男尊(スサノオ)の乱暴に嫌気がさして天岩戸にお隠れになった時、玉屋命は天照大神の気を引くために大きな勾玉を作り、岩戸のすぐ近くにある榊の木へ結びつけたといいます。

 

この時に作られたものこそが…のちに三種の神器のひとつとされる「八尺瓊勾玉」!この神器は、天照大神の孫である邇邇芸命(ニニギ)に授けられ、天皇家にまで脈々と伝わっているとされています。令和の天皇即位の儀式でもちゃんと登場していました。

 

なお玉屋命は、ニニギが地上へ降り立った際に随伴した五人の従者のひとりにも数えられています。


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玉作湯神社は、奈良時代の「出雲国風土記」に記された古い神社で、式内社でもあ

ります。玉作りの神「櫛明玉命」国造りと温泉療法の神「大名持命 (大国主命) 、温泉守護の神「少彦名命」の3神を祀っています。

 

神社境内は、国指定史跡出雲玉作跡 の一画にあたり、花仙山周辺では最古の玉作り遺跡で、弥生時代末から玉作りが行われていました。

 

明治時代以後、天皇即位の式典に際しは、ここで作られた瑪瑙(メノウ)碧玉製品が献上されていました。

 

ここ玉造温泉の裏山である花仙山周辺では、メノウや碧玉が多く産出され、古来より勾玉作りの拠点として栄えたと言われています。

 

現在も、境内の宝物庫に約700点の古代玉作りに関する資料が収蔵され、そのうち玉類184個、砥石162個などが国の重要文化財に指定されています。

 

『玉作湯神社』の見どころ

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山陰の名湯・玉造温泉。川の両側にラグジュアリーな温泉旅館が並ぶ、山陰でも指折りの人気の温泉地です。


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温泉街の中心を流れる玉湯川には、遊歩道も付いており、すぐ脇には足湯も作られています。浴衣姿でお散歩したら楽しいでしょうね。


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そんな温泉街の南端に、小さな神社があります。それが今回ご紹介する『玉作湯神社』!小さいとはいっても、出雲国風土記延喜式にも名の残る、とても由緒ある神社です。


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一礼して鳥居をくぐると、すぐ社務所があります。その社務所の脇に、ここ『玉作湯神社』の名物お守りがあります。

 

これは「叶い石」と呼ばれるもので、こちらで石を授かってお参りすると願いが叶うというありがたいお守りです。

 

ここは無人販売形式になっており、早朝や夜間でもお受けできるのが嬉しいですね。

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さて、階段を登ると高台に本殿が作られています。正面の拝殿で、二礼二拍手一礼でお参りします。

 

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この拝殿本殿がまた素晴らしい!過度に装飾されない古風な大社様式。さすが出雲大社のお膝元。

 

考えてみれば…伊勢神宮周辺も出雲大社周辺と同じく、神殿様式は本社さまと同じようなシンプルなものが多いですよね。


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さて…ここ『玉作湯神社』に来たら、絶対に立ち寄ってほしいスポットがあります。


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それが本殿の右裏手にあるこの「願い石」!なんと自然石ながらまるで磨いたかのような真ん丸している石なんです!

 

この願い石は、あなたの願いを叶えてくれるというパワースポット!入り口の鳥居にあった「叶い石」を触れさせるとパワーが宿るとされています。


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さて…参拝を終えたら玉造温泉の温泉街を散策しましょう。

 

『玉作湯神社』を出て右手の信号を渡ったところには、「湯薬師広場たらい湯」というスポットが作られています。


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ここでは、玉造温泉のとろとろの源泉が湧いています。ですが…ここは浴場ではありません。


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ここは、なんと玉造温泉の源泉を、スプレーボトルに入れて買えるんです!化粧水のような玉造温泉の源泉ですからね!お土産に持って帰れば女性には喜ばれますよきっと!

 

なお、お湯を汲むのは無料です。容器代として200円を入れるシステムになっています。


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玉造温泉の温泉街は「玉作湯神社」からだらだらとゆるい下り坂になっています。

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町中には無料の足湯もいくつかありますので、疲れたら足を浸してみてはいかがですか?

 

『玉作湯神社』へのアクセス/駐車場/所要時間

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玉造温泉のシンボルともいえる『玉作湯神社』は、玉造温泉街の最も奥に位置しています。

 

最寄り駅はJR山陰本線玉造温泉駅で、駅からは路線バスでのアクセスになります。ただし本数は限られますのでお時間合わない場合はタクシーをご利用ください。

 

お車の場合は山陰自動車道の松江玉造ICより20分です。神社の門前に無料の駐車場がありますのでご利用ください。

 

境内はそれほど広くはありませんので、参拝そのものは15分ほどあれば充分です。温泉街の散策と合わせて30分ほどあれば充分お楽しみいただけるでしょう。

 

 

『玉作湯神社』の基本情報

アクセス

JR山陰本線 玉造温泉駅より路線バス

山陰自動車道 松江玉造ICより15分

 

営業時間

24時間自由

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

島根県松江市玉湯町玉造508

0852-62-0006