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【島根】マジで鳥肌レベル!『古代出雲歴史博物館』の国宝収蔵品に圧倒!

『古代出雲歴史博物館』は出雲に来たら絶対に立ち寄るべき超おすすめスポット!

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『古代出雲歴史博物館』は、出雲大社に隣接する県立博物館。ここは…トリハダレベルで素晴らしい、出雲大社に来たら必ず立ち寄るべき超おすすめスポットです。

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

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こちらの記事は【サンライズ出雲で行く出雲神社めぐり旅行記】よりシリーズでお届けしております。

 

 

『古代出雲歴史博物館』とは?

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『古代出雲歴史博物館』とは、出雲大社の東側に隣接する島根県立の歴史博物館です。

 

ここは、出雲大社をはじめ、出雲地方で出土した貴重な文化財を収蔵する博物館で、その資料の豊富さと展示の素晴らしさは特筆レベル!

 

出雲大社の参拝に来たら絶対に立ち寄るべきおすすめスポット!ここを見ずして出雲大社を離れちゃうのは…非常にもったいない!

 

筆者は、全国各地の歴史スポットを巡っていますが…展示物を見てトリハダが立ったのはここ『古代出雲歴史博物館』を含めて数館しかありません。それだけ素晴らしい博物館なんです!

 

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筆者がここ『古代出雲歴史博物館』を訪問したのは、2023年に11月。ちょうど特別展「出雲と伊勢」を開催している期間でした。


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この「出雲と伊勢」で展示されている資料もそれはそれは素晴らしいものばかりだったのですが…その資料に匹敵するくらい素晴らしかったのが…このポスター!

 

なんと、日が昇る聖地である「伊勢二見ヶ浦」と、日が沈む聖地である「出雲稲佐の浜」を、見事に合成しているんです!

 

伊勢は日の出

出雲は日の入り

 

伊勢は「二見の夫婦岩」に昇る朝陽、出雲は「稲佐浜の弁天岩」に沈む夕陽を左右くっつけたこの写真は…もう素晴らしいの一言!東の聖地と西の聖地の対比を、これ以上ないくらい見事に表現しています。

 

『古代出雲歴史博物館』の見どころ

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『古代出雲歴史博物館』に入ると、広いロビーには朽ちた大木が置かれています。

 

ん?なんだこれ?腐った木…?


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この木は、3本で1セットになっており、かなりの太さです。

 

あれ…!?

 

3本1セット…?

 

あ!あ!あーーーーーー!!!これは!出雲大社の本殿前にあった!!あれだ!!


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この柱は、はるか古代に存在したという出雲大社の巨大神殿を支えた「宇豆柱」!!!2000年に、出雲大社の本殿前から発掘された巨大な柱の実物なのです!!

 

天照大神大国主尊のために作らせたという、古代の出雲大社は、その高さ96mという、古代では考えられないくらい巨大な建造物でした。

 

96mといったら、現代のビルで30階建てに相当します。ほとんどタワマンと変わりありません。

 

は!?ウソでしょ!?木造で30階建て相当の建物を、1000年以上前に作っていたの!?重機もないのに!?

 

そりゃ信じられませんよね。かつては、ただの例え話として、その実在は信じられてきませんでした。

 

が!!

 

平成12(2000)年、出雲大社の地下に祭礼準備室を作るために境内を掘り起こしたところ…平安時代から鎌倉時代ころとされる巨大な柱が出てきたのです!!

 

2000年(平成12年)、同大社境内での地下祭礼準備室の建設が行われるにあたり発掘調査が行われ、巨大な柱3本を鉄の帯板で束ねて1本にした、宇豆柱と見られる巨大柱の遺構が発見された。出土遺物から、12世紀から13世紀ごろ(平安時代末から鎌倉時代)の本殿と考えられている。

 

まさか…伝説上の誇張と思われていたものが実際に発掘されるとは!その興奮は大々的に報じられました。ちなみにこの「宇豆柱」は、国の重要文化財に指定されています。

 

それでは…続いて第一展示室へと足を進めましょう。展示室では、この「宇豆柱」がどんな役割を担ったのかを実感することができます。


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第一展示室の中央に置かれているのが、古代出雲大社の1/10の模型です。先ほどの「宇豆柱」は、この巨大な神殿を支えていた柱とされています。その柱に支えられて一直線に伸びる大階段はまさに圧巻!

 

これが、実際に建っていたと考えると…いやスゴすぎるだろ出雲大社!!

 

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真正面から目線を落として見ると、そのスゴさを実感できます。この階段を登って古代の人々は出雲大社に参拝していたのでしょうか。最上段は30階建てタワマンの屋上に吹きさらしで立つようなもの。…ちょっと?怖すぎません?


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さて、こちらの展示は現在の「出雲大社本殿」と「伊勢神宮正宮」のミニチュア模型。こうして並べてみると…現代のものでも出雲大社の巨大さが良く分かりますね。

 

国宝荒神谷青銅器/加茂岩倉銅鐸は圧巻!

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『古代出雲歴史博物館』は、この他にも数々の資料が豊富で見応えいっぱいなのですが…最大の見どころはここから!

 

この先の展示室は、国史跡にも指定されている「荒神谷遺跡」「加茂岩倉遺跡」からの出土品を一挙に展示してありますが…ここがスゴかった!

 

恐らく、この展示室は、多くの人がトリハダ立つレベルで感動を覚えるはずです。それくらい…素晴らしい展示がなされています。


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まず、正面に並べられているのが…国宝の「荒神谷青銅器」!これが圧巻!!

 

ずらーっと並んでいるのは、昭和58年に発見された「荒神谷遺跡」から出土した青銅剣!その数なんと…358本!!それまで日本国内全土で出土していた青銅剣の総数よりも多いという世紀の大発見でした!

 

この他、青銅矛16本、銅鐸6個も同時にこの場所で見つかっています。これらは全て1998年に国宝に指定されており、ここ『古代出雲歴史博物館』に所蔵されています。ここに展示されているものは、ほぼ全てがホンモノ!ここまで国宝に囲まれた空間は、日本全国探してもここ以外にはないでしょう!

 

この記事を執筆するために改めて撮影した写真を見返していますが…写真を見ているだけでトリハダが立つほど!

 

でもね?まだこれで終わりじゃないんです!

 

この「荒神谷遺跡」からの出土品だけでも日本の歴史界を揺るがす大発見ではあったのですが…これだけでは終わりませんでした。

 

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それが…こちら!雲南市の「加茂岩倉遺跡」から出土した銅鐸!!その数なんと39口!もちろんこれもひとつの遺跡からの発掘数では日本最多のものでした。

 

この銅鐸もまた…2008年に国宝に指定されており、ここ『古代出雲歴史博物館』に正真正銘のホンモノが展示されています。

 

いや…それにしてもスゴかった…。筆者は全国各地を旅していますが…ここまでトリハダ立った博物館は、ここ『島根県立古代出雲歴史博物館』と『宮崎県立西都原考古博物館』の2館だけです。


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また、今回は時間が足らずに視聴できませんでしたが、こちらの『古代出雲歴史博物館』のシアタールームも来館者から高い評価を得ているようでした。出雲神話を毎日3-4種類、大きなシアターで視聴できますので、お子様とご一緒の場合などにはおすすめです!

 

『古代出雲歴史博物館』へのアクセス/駐車場/所要時間

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『古代出雲歴史博物館』は、出雲大社のすぐ東隣に建っている博物館です。出雲大社からは徒歩圏内で、境内から直接遊歩道で繋がっています。

 

最寄り駅は一畑電車出雲大社前駅で、駅からは徒歩10分ほど。JR出雲市駅からは路線バスでのアクセスです。

 

お車の場合は、山陰自動車道の出雲ICより15分。敷地内に大きな無料駐車場がありますのでご利用ください。

 

館内の見学所要時間ですが、一通り見て回るだけでしたら45分ほどあれば充分です。筆者はがっつり見てしまったので60分ちょっとかかりました。シアタールームでの動画を含めるなら90分は時間を取った方が良いかと思います。

 

いや…それにしてもスゴかった!記事を書くために写真を見直すだけでも鳥肌が立つほど!【サンライズ出雲で行く出雲神社めぐり】2日目。古代出雲歴史博物館を後にして、この次は平田の町へ移動して庭園を鑑賞します。お楽しみに!

 

『古代出雲歴史博物館』の基本情報

アクセス

JR山陰本線 出雲市駅より路線バス

一畑電車大社線 出雲大社前駅より徒歩

山陰自動車道 出雲ICより15分

 

営業時間

9:00-18:00

 

定休日

毎月第1第3火曜日

 

観覧料金

大人620円 大学生410円 小中高生200円

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

島根県出雲市大社町杵築東99-4

0853-53-8600