『種子島宇宙センター/宇宙科学技術館』は日本のロケット開発の聖地!
現代日本で…種子島と言えばココ!日本の宇宙技やロケット開発の聖地である『種子島宇宙センター』です!ここは、なんと無料で楽しめる超おすすめスポットです。
筆者紹介
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『種子島宇宙センター』の歴史
鹿児島県南方に浮かぶ離島、種子島。火縄銃伝来の島と知られるこの島は、現在、ロケット開発の聖地としても知られています。
その拠点となるのが、種子島の南端部にある『種子島宇宙センター』!東京ドームまる何個分という広大な敷地に、ロケット発射場などの様々な研究施設が点在しているんです。
ここ、種子島に宇宙開発の拠点が作られたのはなぜでしょうか?
実は、ここ種子島にロケット発射場が作られたのには大きな理由がふたつあるのです。
そのふたつの理由がこちら!
- 東側に有人島がないこと
- 赤道にできるだけ近いこと
宇宙ロケットの発射に必要なエネルギーは、ロケット燃料噴射による揚力だけではありません。あまり知られていませんが、ロケット発射には地球の自転エネルギーも必要なのです。
地球は、東から西へと自転しています。そのエネルギーを効率良く利用するために、宇宙ロケットは西から東へ向けて発射されるパターンが有効とされています。
西から東方向へと打ち上げられたロケットは、地球の自転と逆行することで、地表から離れて行きやすくなり、やがて大気圏を離脱して宇宙へと飛び立ちます。
東方向へと打ち上げられるということは、東の海上に有人島があると、ロケットからの離脱物が落下するリスクがあるということ。
ここ種子島は、東方向に有人島がないため、ロケット開発に適しているとされたのです。
また、その自転力を最大限発揮するには、赤道にできるだけ近い方が有効とされています。
え?それなら沖縄に作れば良かったじゃん?
実はここ『種子島宇宙センター』が作られたのは1960年代のことです。この時点では、より赤道に近い沖縄諸島はまだ米軍統治下で返還されていませんでした。
そのため、①東方向に有人島がない、②日本国内で最も赤道に近い③船便の負担が少ないという条件に合致したここ種子島が、ロケット発射場に最適として、宇宙開発の拠点とされたのです!
なお、ここ『種子島宇宙センター』では、1960年の開設以降、これまでに200機近い数のロケット打ち上げ実績があります。
『種子島宇宙センター/宇宙科学技術館』の見どころ
『種子島宇宙センター』の見学の中心地が『宇宙科学技術館』になります。ここは、日本の宇宙開発を担うJAXAが運営するミュージアムで、種子島宇宙センターをはじめ、日本がこれまでに打ち上げたロケットや人工衛星などの資料を展示しています。
1階には、過去に日本が打ち上げたロケットがずらり。1950年代のペンシルロケットから始まり、N型ロケット、H型ロケット、そして最新のH3型ロケットまでの模型が置かれています。
有人飛行こそしていませんが、実は日本は世界でも有数の宇宙開発国。人工衛星の打ち上げ数では、アメリカ、ロシア、中国に次いでどうどうの第4位なんです。また、国際宇宙ステーション(ISS)の予算協力にも積極的です。ステーションに長期滞在する日本人宇宙飛行士が多いのもそのためなんです。
こちらは2階に置かれている「日本の宇宙開発の歩み」。
1950年代に産声を上げた日本の宇宙開発は、東大から出たの宇宙研究所(ISAS)と、宇宙開発事業団(NASDA)という2つの系統が切磋琢磨して発展しました。
これに、科学技術庁が作った航空技術研究所(NAL)という組織を加えた3組織が、2003年に統合し、日本の宇宙開発を統合した組織を発足させました。
これが『宇宙航空研究開発機構』通称『JAXA』です。ここ種子島宇宙センターの運営も、現在はJAXAが担っています。
その他、実物のロケット噴射器の実物パーツが見学できたり…と、見どころはたくさん!これだけ巨大なものが空を飛び、宇宙までたどり着く…と考えると、感慨深いものがありますね。
なお、筆者が訪れた7月末の時点では、ここ『種子島宇宙センター』からの次回打ち上げは、翌月8/26と掲示されていました。(実際は延期)
『宇宙科学技術館』には、宇宙船の内部をそのまま再現したスペースも作られています。
ここでは、ご覧のような無重力空間のような面白写真を撮ることもできますので、ぜひお好きなアングルで撮影してみてください。
そしてもうひとつ!ここ『宇宙科学技術館』のおすすめポイントが…へいせつされているミュージアムショップ!ここは、種子島に来たら絶対立ち寄って欲しいお店なんですー!
様々なJAXAグッズや宇宙関連商品が並べられていますが…目玉はコレ!なんと、本物の宇宙食が商品化されており、実際に手にすることができるんです!
一番人気は「宇宙食タコ焼き」!見た目はご覧の通り、まんまタコ焼きですよね?しかし、手に持ってみると軽い!一切水分が入っていません。宇宙船内では水分が計器に入ってはいけないため、このように乾燥させたものが宇宙食として食べられているようなんです。
食べた感じは、タコ焼きスナック…お菓子ですね(笑)ですが、これで宇宙飛行士の健康を保たねばならないため、ちゃんと栄養バランスも考えて作られているようですよ。
『種子島宇宙センター/宇宙科学技術館』へのアクセス/駐車場/所要時間
『種子島宇宙センター』は、鹿児島県種子島の南部に広大な敷地を持っています。
玄関口となるのが、宇宙科学技術館のある南側ゲートで、種子島の玄関口・西之表港から車で70分ほどの場所にあります。種子島空港からですと車で45分ほどです。
公共交通機関ご利用の場合は、西之表港または種子島空港から、路線バスで南種子町役場で乗り継いでのアクセスになります。
『種子島宇宙センター』は広大で、見学箇所全てを見てまわるのでしたら宇宙センターが開催しているバスツアーへの参加がおすすめです。宇宙開発の資料館である『宇宙科学技術館』の見学のみでしたら、45分~60分あれば充分です。
【宮崎鹿児島種子島7泊8日旅行記】6日目。種子島観光では外せない、『種子島宇宙センター』の見学しな参りました。次回は、この宇宙センターをより良く知るためのバスツアーに参加します。お楽しみに!
『種子島宇宙センター/宇宙科学技術館』の基本情報
アクセス
種子島空港より45分
営業時間
9:30-16:30
定休日
毎週月曜日
※祝日の場合は翌火曜日
入場料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津
0997-26-9244