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【鹿児島】薩摩一宮『枚聞神社』は開聞岳を御神体とするパワースポット!

『枚聞神社』は旧薩摩国一宮!鹿児島県の有数の由緒ある神社!

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名峰開聞岳を背景に、赤い社殿が印象的な『枚聞神社』。ここは古代からこの地に鎮座する、南薩摩地方の総氏神さまでもあります。

 

筆者紹介

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こちらの記事は【夏休み宮崎鹿児島種子島7泊8日旅行記】よりシリーズでお届けしております。

 

 

『枚聞神社』の歴史

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現在の鹿児島県は、東西ふたつの半島に別れたカニのハサミのような形をしています。そのうち、西側の半島が旧薩摩国である薩摩半島、東側の半島が旧大隅国である大隅半島です。

 

そんな、鹿児島県の西側半分にあたる薩摩国で、最も格式高い神社とされているのが、一宮であるここ『枚聞神社』です。

 

御沿革

御鎮座年代を詳かにせずといえども社伝には意く神代の創紀なりと云う。すでに貞観二年薩摩国従五位下開間神加従四位と三代実録に載せられているのを始め延喜式には薩摩国枚聞神社とある、古来薩摩の一の宮

 

南薩地方一帯の総氏神として代々朝廷の尊崇厚く度々奉幣あり、殊に藩主島津家代々の崇敬絶大にして歴代藩主の修理、改造再建等十余度に及び地方開拓の祖神としてまた特に厄除、開運、交通安全、航海安全、漁業守護神として琉球国を初め地方民の崇敬ことに厚く明治4年国幣小社に列格せられた古社である。

境内のご由緒看板をそのまま書き移したものですが…少々難解な文章になっていますね。

 

この『枚聞神社』は、平安時代に書かれた「全国神社一覧」である「延喜式」にも名が載せられている神社です。かなり歴史の古い神社ですね。

 

代々の薩摩藩主からも篤く敬われたようで、現在の社殿は戦国時代の名将としても知られる、島津義弘公によって建てられたものです。

 

なお薩摩国には、もうひとつ一宮とされる神社があり、鎌倉時代ころから長く論争がありました。この論争は曖昧なまま時代が流れ、決着がつかないままとなっています。(※もうひとつの一宮候補は薩摩川内市の新田神社)

 

『枚聞神社』の主祭神は「大日孁貴神(おおひるめむちのかみ)」ですが…あまり馴染みの無い神様ですよね?

 

実はこの「大日孁貴神」というのは、天照大神の別名!伊勢神宮と同じく、日本の最高神を祀っているんですね。航海安全や漁業の神様として、南薩摩一帯に住む人々や遠くから篤く敬われています。

 

『枚聞神社』の見どころ

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指宿の温泉街から車で15分。薩摩富士の異名を取る名山・開聞岳の北麓に鎮座しているのが、薩摩一宮でもある『枚聞神社』です。長崎鼻開聞岳から池田湖へと抜ける街道沿いにありますから、すぐに分かるはずです。

 

駐車場に車をとめて、鳥居をくぐります。赤く鮮やかな鳥居を抜けると…境内は気持ちの良い緑溢れる空間になっています。


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参道を進むと、正面に拝殿が見えてきました。正面に勅使殿、その背後に拝殿や本殿が控える構造です。


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参道を途中まで進んだところで…ちょっとストップ!ここ!ここが見どころポイント!正面の社殿の右側に…なにか見えませんか?

 

これ!これこそが『開聞岳』の山頂部!参道の途中のこのポイントからですと、赤く美しい社殿と開聞岳山頂が並んで見えるんです。

 

なお、参道をこれ以上進むと開聞岳が見えなくなってしまいます。社殿と開聞岳が並ぶこの神秘のポイントを、ぜひ現地で探してみてください!

 

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勅使殿の裏側に拝殿と、そのさらに裏に本殿が作られています。ここで二礼二拍手一してご挨拶。旅の安全と前途を祈願して参りました。

 

この拝殿や本殿は、戦国時代の島津家の猛将として知られる、島津義弘公によって作られたもので、なんと400年以上前に建立されたもの!その後、江戸時代に子孫の島津重秀公によって改修されています。


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境内から出たところに、御神木があります。一見、ただの藪に見えなくもありませんが…実は意外なパワースポット!


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なんとこの木は、復活の御神木!一度倒れた御神木が再生したものなんです!

平成五年の台風十三号により、御神木である楠木が、幹の途中より折れてしまい、その切り株を現在地に移したところ、すると、翌年には切り株より新芽が生え、この様に見事に成長して復治いたしました。この御神木の生命力に驚いているところです。

参拝のおりには…ぜひこの御神木にも手を置いて、そのパワーを受け取ってみてください。

 

また、近くには「玉乃井」という日本最古と伝わる井戸もあります。これは、山幸彦と海神(龍神)の娘である豊玉姫が出会った場所ともされています。まさに「出会いのパワースポット」とも言われていますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

『枚聞神社』へのアクセス/駐車場/所要時間

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薩摩一宮である『枚聞神社』へは、JR指宿枕崎線開聞駅から徒歩10分ほどのところに鎮座しています。

 

お車の場合は、指宿の温泉街から15分ほど、鹿児島市内からは指宿スカイライン経由で70分ほどです。境内に参拝者用の駐車場もありますのでそちらをご利用ください。

 

参拝の所要時間はおよそ15分です。境内をじっくりと見てまわる場合でも、30分ほどあれば充分お楽しみいただけると思います。

 

【宮崎鹿児島種子島7泊8日旅行記】4日目。この日は鹿児島県の薩摩半島南部の名所を回っています。薩摩一宮『枚聞神社』にご挨拶をしたあとは、九州を代表する湖へ向かいました。次回もお楽しみに!

 

『枚聞神社』の基本情報

アクセス

JR指宿枕崎線 開聞駅より徒歩

指宿スカイライン 頴娃ICより15分

 

営業時間

24時間参拝自由

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

参拝者用駐車場

 

アドレス

鹿児島県指宿市開聞十町1366

0993-32-2007