旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【宮崎】日本に野生馬がいるってホント!?『都井岬』は日本唯一!野生馬の楽園!

都井岬』は日本で唯一の野生馬「御崎馬」たちの楽園!

f:id:traveler-cipher:20231121214511j:image

目の前に野生馬が闊歩する!?宮崎県都井岬は、天然記念物の野生馬・御崎馬たちが暮らす楽園!

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

旅人サイファ実績

・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1

・グルメサイト「ニッポンごはん旅」公認ライター

・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数

・「にほんブログ村」国内旅行カテゴリPVランキング1位を記録

こちらの記事は【宮崎鹿児島種子島7泊8日旅行記】よりシリーズでお届けしております。

 

 

日本に野生の馬はいるの?

f:id:traveler-cipher:20231123070117j:image

現在、日本には様々な野生生物が生息しています。山に行けば野生の猿たちが野山を駆け巡っていますし、近年は熊たちが里山にまで降りてくるニュースが多く報じられたりしています。

 

そんな、数多くの野生生物が生きているこの日本ですが…さすがに「野生の馬」なんて生息していません…よね?

 

いやいや。

 

実はいるんです。野生の馬が!この日本国内に!

 

それが、今回ご紹介する『都井岬』の「御崎馬」です!

 

現在日本に生息している「在来馬」は、全8品種とされています。

 

日本に残る在来馬

この他、南部馬、三春駒、三河馬、甲斐駒なども日本の在来馬として知られていましたが、明治時代に実施された軍馬改良政策の影響もあり、それらの純血種は絶滅してしまっているようです。

 

日本の在来馬の起源は、古墳時代に家畜として輸入されたものとされています。これは、モンゴル高原から朝鮮半島を経由して導入されたもので「モウコウマ」と呼ばれています。

 

現在日本に残っている8種の在来馬は、すべてこの「モウコウマ」の子孫。つまり、そもそもが家畜として連れてこられたものが起源なんですね。

 

ちなみに世界的に見ても、この地球上には既に野生生物としての「ウマ」は存在しません。モンゴル高原などには、現在も集団で野生生活をしているウマがいるようですが、それらもかつて家畜として飼われていた馬が逃げ出して野生化したものの子孫とされています。

 

犬や猫と同様に、人類ともっとも長く寄り添ってきた馬という生物。完全野生のウマは既に地球上から絶滅しているんですね…。

 

今回ご紹介する宮崎県『都井岬』に生息する「御崎馬」たちも、実は元々人間たちによって飼われていたものです。

 

それがやがて野生化し、現在のように集団で自立生活をするようになったもの。人の手が加わるのは防疫管理のみ!それ以外はほとんど人間の手を加えずに生活を続けているんです!エサも一切与えられないため、彼らは自力でエサ場を探し、草原の草を食みながら生活しています。また、交配や出産も彼らの任せるままになっいます。

 

日本に残る唯一の野生馬『都井岬』の「御崎馬」。

 

世界的に見ても貴重な、野生に戻った馬たちが、現在も『都井岬』周辺で生活を続けています。現在、その個体数はら90頭前後と言われています。

 

都井岬』の見どころ

f:id:traveler-cipher:20231123070151j:image

宮崎県の最南部、串間市にある『都井岬』は、野生馬たちの楽園です。馬たちを保護するために、『都井岬』一帯は柵で覆われており、出入りできるのは「駒止の門」ただひとつ。ここで、入場料(保護協力金)を支払って入場することになります。


f:id:traveler-cipher:20231123071733j:image
ここから先は、右手に海を見ながらの絶景ラインが続きます。晴れた日は鹿児島県大隅半島まで見渡せる素晴らしいドライブができますが…スピードを出しては絶対にいけません!

 

え?なぜって?

 

f:id:traveler-cipher:20231123071954j:image

だって…ここ『都井岬』は野生馬たちの楽園ですから!車の行き来する車道ですけど、彼らはおかまいなし!道路のど真ん中を悠々と歩いていたりしますからね。よそ見してスピード出していると轢いちゃいますよ?

 

f:id:traveler-cipher:20231123072213j:image

ここ『都井岬』では、彼らは本当に自由に暮らしています。道端の至るところに馬の姿!ムシャムシャと下草を食べている様子は本当に愛らしい。

 

f:id:traveler-cipher:20231123072330j:image

時にはこんな風にどでーん!と横になっている子もいます(笑)

 

大人しい馬たちばかりですが、基本的に馬に近寄ってはいけません。特に真後ろに立つのは絶対NG!後ろ足で蹴られたりしたら、ひとたまりもありませんからね。下手すりゃ死にますよ。

 

馬と海を眺める絶景カフェも!

f:id:traveler-cipher:20231123072548j:image

都井岬』観光の拠点になるのが、近年新しくオープンした「観光交流館パカラパカ」です。

 

f:id:traveler-cipher:20231123072651j:image

ここにはカフェも併設されており、雄大日向灘の海を眺めながらコーヒーや軽食をいただくことも可能です。大きなガラス張りになっていますので、お馬さんたちもふらっと遊びに来ることもあるそうです。馬と海を見ながらのカフェタイムなんて…サイコーじゃないですか?

 

ここで、秘密の情報!

 

ここ『都井岬』の広さは560ha。なんと東京ドーム120個分という広大なエリアに、約90頭もの御崎馬たちが生活をしています。

 

彼らは、広大な都井岬を自由にあちこち移動しながら生活していますので、いつどこにいるかは誰にも分かりません。


f:id:traveler-cipher:20231123073141j:image

「観光交流館パカラパカ」の周辺にも多く出没するのですが…最も多く目撃されているのが、「駒止の門」からすぐ近くにある「小松ヶ丘」エリアと言われています。ここには展望台を兼ねた広い駐車場もありますからすぐ分かるはずです。


f:id:traveler-cipher:20231123073355j:image

駐車場から道路を横断した反対側にある丘が「小松ヶ丘」です。この丘、道路からは高台になっているので良く分かりませんが…


f:id:traveler-cipher:20231123073553j:image

少し登るとご覧のとおり!御崎馬が集団で草を食べていたりするんです!

 

f:id:traveler-cipher:20231123073723j:image

丘の上からの景色はもう最高!坂道を登るのが少し大変ですが、ぜひ丘を上がってみてください!

 

宮崎県の最南部にあるため、少し行くのが大変な『都井岬』ですが、ここは本当に素晴らしい!ぜひ機会を作って訪れて欲しいスポットです。

 

都井岬』へのアクセス/駐車場/所要時間

f:id:traveler-cipher:20231123070236j:image
都井岬』に行かれるなら、お車でのアクセスがおすすめです。串間駅からの路線バスも通ってはいますが…本数が少ないため、実用的に使うのは少々難しい。また『都井岬』内も馬のいるエリアが点在していますので、バスでの観光はかなり厳しいかと思います。

お車でアクセスする場合は、宮崎自動車道都城ICから90分、もしくは東九州自動車道の日南東郷ICから60分ほどです。駐車場や駐車スペースは各所にあります。

 

都井岬』の所要時間ですが、お馬さんの見物のみでしたら45分ほどあれば充分かと思います。カフェでゆっくりしたり、岬の先端にある灯台まで足を伸ばす場合は、90分ほどかけてのんびり散策されると良いでしょう。

 

【宮崎鹿児島種子島7泊8日旅行記】2日目。可愛らしい野生馬たちが暮らす『都井岬』を訪れました。この後は、志布志方面に車を走らせて、この日のお宿に入ります。このホテルがまた素晴らしかった!次回レポートしますね!

 

 

都井岬』の基本情報

アクセス

宮崎自動車道 都城ICより90分

東九州自動車道 日南東郷ICより60分

JR日南線 串間駅より路線バス

 

 開門時間

4-9月 8:30-18:00

10-3月 8:00-17:30

 

定休日

年中無休

※観光交流館パカラパカは火曜定休

 

 入場料金

野生馬保護協力金として

車1台 400円

バイク1台 100円

 

駐車場

各所に無料駐車場あり

 

アドレス

宮崎県串間市大字大納42-3

0987-27-3477