『大垣城』は旧国宝!関ケ原の戦いで西軍首脳が詰めた本拠地!
天下分け目の大合戦・関ケ原の戦いの際、石田三成率いる西軍首脳が詰めた本拠地が大垣城でした。
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こちらの記事は【初夏の京都~名古屋庭園巡り旅行記】よりシリーズでお届けしております。
『大垣城』の歴史
美濃国西部の中心となった城下町が大垣です。その歴史は古く、戦国時代の中頃、美濃国守護であった土岐一族の宮川安定によって築城されたと伝わっています。
その後は、西美濃の要衝として激しい争奪戦が行われ、美濃斎藤氏と尾張織田氏が奪い合いの焦点ともなりました。
この『大垣城』が歴史上最も大きな役割を果たしたのが、1600年に行われた関ケ原の戦いです。
この戦いは大垣中心部から西へ15kmほど離れた関ケ原盆地で決戦が行われましたが…この決戦の前夜まで、石田三成率いる西軍の本拠地はここ『大垣城』に置かれていたのです。
大垣城に詰めていた武将たちは以下の通り
このように、西日本を中心とした諸大名が、この『大垣城』に詰めていたと言いますが…この錚々たる顔ぶれ!当代を代表する戦国武将たちが、この地に集結していたと思うと、胸が熱くなりますよね!
やがて慶長15年9月14日深夜、西軍首脳たちは、決戦場を関ケ原と定めて出陣します。大垣城には、三成の娘婿であった福原長尭らが留守居として残されました。
天下分け目の大合戦・関ケ原の戦いは翌日、わずか1日で決着します。ここ大垣城へも東軍の部隊が差し向けられますが、こちらも裏切りがあり1日で落城します。
江戸時代には、徳川普代の武将・戸田氏鉄が入城し、大垣藩を作ります。その後は戸田氏代々の居城として明治維新まで存続するのです。
大垣城の天守閣その他は、関ケ原の戦いゆかりだったことも幸いしたのか、明治時代以降も取り残されずに残され、国宝(旧国宝)として文化財指定を受けていました。
しかし昭和20年7月29日、大垣空襲により惜しくも焼失してしまいます。現在の天守閣その他は、昭和34年に観光用に復元されたものです。
『大垣城』の見どころ
『大垣城』は、岐阜県第2の都市・大垣市の旧市街地エリアに存在した城跡です。戦国時代に作られた天守閣が昭和20年まで現存し、国宝に指定されていましたが…終戦直前の大垣空襲で焼失し、惜しくも失われてしまいました。
現在は、JR大垣駅周辺から南方1.5kmほどの旧城跡は公園として整備され、失われた天守閣も鉄筋コンクリート製で復元されています。
大垣城の本丸部分の石垣は当時のものがそのまま使われています。現在は市街地に飲み込まれてしまっていますが…当時は西美濃を代表する城郭として存在感を示していました。
大垣城の周りは木々が生い茂っているためにきれいに天守閣を撮影するアングルが限られます。こちらは天守閣の北西方面から撮影したもの。四層の天守閣が美しく見えていますね。
現在、天守閣の周囲・本丸部分は城跡として整備されており、二の丸部分は都市公園として市民に開放されています。大垣城は決して大きい城跡ではありませんが…かつて天下分け目の大合戦において、この地に西軍の名だたる武将たちが集結した場所です。戦国ファンは必見ですよ!
天守閣最上階からは岐阜県第2の都市・大垣の町を一望できます。内部拝観は200円と格安ですので、ぜひ一度ゆっくり訪れてみてください!
『大垣城』へのアクセス/駐車場/所要時間
『大垣城』は、現在大垣公園として市民に開放される憩いの場となっています。この日も、多くの子供連れファミリーが水遊びやボール遊びに興じていました。
大垣公園までは、JR大垣駅から徒歩7.8分です。駅前から南下すると町中に白亜の天守閣が見えてきます。
お車の場合は、名神高速道路の大垣ICからおよそ10分です。大垣城や大垣公園に専用の駐車場はありません。市営丸の内駐車場など、周辺のコインパーキングをご利用ください。
『大垣城』の見学は30分あれば一通り見て回ることができます。城郭マニアや歴史マニアの方には60分以上お時間取られることをおすすめします。
【初夏の京都~名古屋庭園巡り旅行記】三日目。この日は京都駅から名古屋駅まで電車移動しつつ、いくつかスポットに立ち寄っています。この後は、大垣名物のスイーツを食べにいきます!夏にぴったりの涼やかなスイーツをご紹介!次回もお楽しみに!
『大垣城』の基本情報
アクセス
名神高速道路 大垣ICより15分
営業時間
9:00-17:00
定休日
・毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)
・祝日の翌日
・年末年始(12/29-1/3)
入場料金
一般200円
18才未満無料
駐車場
専用駐車場なし
市営丸の内駐車場等を利用
アドレス
0584-74-7875