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【滋賀】乾季と雨季で全く別の風景!?『青岸寺庭園』は米原市を代表する絶景スポット!

隠れた絶景庭園!『青岸寺』は滋賀県米原市が誇る絶景スポット!

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滋賀県米原市東海道本線北陸本線が分岐する交通の要所ですが…この地に素晴らしい絶景庭園が存在していることをご存知でしょうか!それが、米原駅から徒歩すぐとのところにある『青岸寺庭園』です!

 

筆者紹介

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『青岸寺』の歴史

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滋賀県米原市にある『青岸寺』は、室町時代から続く曹洞宗の古刹です。

 

室町時代初期、ここ米原を含む近江国は源氏の名族・佐々木道誉の建てた寺院がありました。この寺院は、永正年間に起きた兵火により焼亡してしまいます。

 

江戸時代に入ってから、新たに近江国彦根藩を与えられた井伊家の当主の命により再興され、吸湖山『青岸寺』と名を改めて現在に至ります。この時に作られた庭園は、国の名勝として指定されています。

 

『青岸寺』の見どころ

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JR米原駅から東へ歩くこと7.8分。太尾山の麓に位置する『青岸寺』は、室町時代にルーツを持つ古刹です。

 

国道8号線を渡り、住宅地の中を駅から歩いて行くと…奥に広がる森の手前に、お寺の総門が見えてきます。


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総門をくぐると、正面にお寺の本堂ときれいにお手入れされた前庭が現れます。

 

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前庭をよく見ると…こんな可愛らしいお地蔵さんもありますからぜひ探してみてください。


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受付を済ませて本堂内部へ。内部はかなり広く取られており、左手奥には、ご本尊の聖観音像が安置されています。正面奥にはここ『青岸寺』最大の見どころとなっている名勝庭園が少しだけ見えています。

 

お庭の見える縁側まで足を進めると…お庭を眺める絶好の位置に文机が置かれています。この文机にカメラを近づけてみると…


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ご覧のとおり!ツルツルに磨き上げられた文机が反射して、見事なリフレクションを作り上げています!京都の「瑠璃光院」や「嵐山祐斎亭」、大津の「旧竹林院」などで見られる手法ですね。机で反転した世界が、なんとも神秘的な世界を作り出しています!


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正面に広がるお庭は、築山林泉式枯山水庭園と分類される、他に類を見ないとても珍しい形式の庭園となっています。

 

正面すぐのところに太尾山の斜面が迫り、本堂との間の狭い一帯を苔が埋め尽くしています。本来であれば、中央に池を作り池泉鑑賞式庭園とするのがオーソドックスですが…ここには池がありません。あるのは青々と茂る苔ばかり。

 

中央に植えられた松の木と、周辺に散りばめられた石組がとても存在感ありますね!


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ここ『青岸寺』はこのお庭を囲むようにL字の建物で囲まれていますので、様々な角度からお庭を楽しむことができます。ここは本堂の後方に位置する書院「六湛庵」へ続く渡り廊下です。


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「六湛庵」からの眺めがこちら!本堂よりも一段高く作られているため、庭園を俯瞰するように眺めることができます。なんとも素晴らしい…!


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角の柱を中心に左右対象になるように撮影してみました。右手に本堂、左手に太尾山の斜面、中央にお庭を見下ろす構図ですね。


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さて本堂に戻り、今度は右手奥に作られた茶室からお庭を鑑賞します。この辺りからは、中央最奥に三尊石、その手前に枯滝を模した石組が見て取れます。そして、本来の枯山水庭園では白石を敷き詰めて水を表す代わりに…なんと苔をふんだんに使って水を表現しています。なんとも斬新な苔の使い方ですね。


ここ『青岸寺庭園』は、通常期にはご覧のように池のない「築山林泉式枯山水庭園」となっています。しかし、梅雨時などひとたび大雨が降ると、その様子は一変します。


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!!!

 

おわかりになりますか?こちらは公式サイトから拝借した画像ですが…なんと、中央に大きな池ができているではありませんか!!


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実はこのお庭、中央に敷き詰めてられた苔の部分は一段低く作られているんです。大雨が降ると溢れた井戸から水がオーバーフローして川を作り、この中央部分に水が溜まるという驚きの仕掛け!この時のみ、「池泉鑑賞式庭園」へと変化するという…ふたつの顔を持つ非常に珍しい庭園なのです!

 

『青岸寺』の方のお話では、池ができるのは、1年に一度あるかないか…とのこと!大雨のあとなど…タイミングを合わせて訪れてみたいところですね!

 

『青岸寺』へのアクセス/駐車場

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滋賀県内でも指折りの絶景庭園を有する『青岸寺』は、交通の要衝でもある米原市の中心部に位置しています。

 

最寄り駅は、東海道新幹線の停車駅でもある米原駅。『青岸寺』までは、米原駅の東側出口を出てわずか7.8分ほどです。

 

お車の場合は、名神高速道路の米原ICより10分ほどです。境内には無料駐車場も完備されていますのでご利用ください。

【初夏の京都~名古屋庭園巡り旅行記】三日目は滋賀県岐阜県のスポットを巡りながら名古屋市内を目指す行程でした。滋賀県米原市の青岸寺を後にし、筆者はかの天下分け目の決戦の地へ向かいます。次回もお楽しみに!

 

『青岸寺』の基本情報

アクセス

JR東海道本線 米原駅より徒歩7分

名神高速道路 米原ICより10分

 

営業時間

9:00-17:00

 

定休日

毎週火曜日 第四月曜日

 

入場料金

大人300円 小人100円

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

滋賀県米原市米原669

0749-52-0463