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【京都】『智積院』のお庭は京都でも指折りの絶景庭園!

智積院』の絶景庭園は京都でも指折り!豊臣秀吉ゆかりの名庭園!

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京都・東山七条にある『智積院』は真言宗智山派の総本山。こちらには国の名勝に指定された素晴らしい庭園があるんです。

 

筆者紹介

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智積院』の歴史

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智積院』は、真言宗智山派の総本山として知られていますが…正式名称は『五百佛山 根来寺 智積院』と言います。

 

あれ?根来寺って…?

 

戦国時代の歴史に詳しい方はピン!と来たはず!そうなんです!紀州雑賀党と共に豊臣秀吉に対抗した根来寺がその起源になっているんです!

 

当時の根来寺は、たくさんの僧兵を抱える一大勢力でした。しかし、秀吉と対抗したために雑賀党共に攻められ炎上してしまいます。

 

その根来寺を、秀吉の死後に徳川家康の庇護によって再建したものが…ここ京都東山七条にある『智積院』なんです!

 

ちなみに、ここ『智積院』を本山とする真言宗智山派は、他にも成田山新勝寺川崎大師平間寺高尾山薬王院なども同じ流れを持つ宗派です。

 

1601年、関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康は、京都東山七条の地に根来寺の再建を許し、現在に至る『智積院』が作られました。

 

1615年の大坂の陣で豊臣家が滅亡したのを期に、隣接していた豊臣家ゆかりの寺院「祥雲寺」を吸収し、ほぼ現在と同じ規模の敷地を持つ寺院へと発展しました。『智積院』の保有している長谷川等伯による国宝襖絵は、秀吉ゆかりの祥雲寺時代に描かれたもので、吸収時に智積院へと引き継がれたものです。

 

智積院』の見どころ

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智積院』は、東山随一とも言われる絶景庭園を有する歴史ある寺院です。東大路通沿いに立派な総門がありますので、路線バス車内などから目にされたことがある方も多いでしょう。


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敷地内の参拝/拝観は一部を除いて無料です。まずは、まっすぐに伸びる参道をあるいて、ご本尊の安置されている金堂を参拝しましょう。


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金堂はここ『智積院』の中心的な建物で、ご本尊は大日如来像です。昭和50年に建設されたもので、かつての金堂は徳川綱吉の母・桂昌院の寄進によって作られたものでしたが、明治15年に火災によって惜しくも焼失しています。


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筆者が訪れた6月半ばは、境内のあじさいが見頃でした。金堂の北側にあじさい園が作られていますので、見頃の時期は見事な花を咲かせていましたよ。


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さて、金堂の参拝を終えたら…ここ『智積院』最大の見どころである名勝庭園へと向かいましょう。境内の北半分は、名勝庭園を取り囲むように作られた講堂や大書院が並ぶエリアです。ここから先の拝観は有料です。


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まずは正面に講堂が現れます。かつてはここに、豊臣秀吉ゆかりの「祥雲寺」が建てられていました。江戸時代中期に火災で焼失したあと、現在の建物は平成7年に再建されたものです。


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講堂に沿って歩くと…目の前に素晴らしい庭園が広がっているのが分かります。え。この庭園…かなり素晴らしい!わくわくしてきました。

 
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大書院の玄関で靴を脱ぎ、内部へのお邪魔します。大書院の広間からは、先ほど垣間見えた庭園を望む形で開けていますね!楽しみなんですけど…まずはぐるりと堂内を拝観します。


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大書院と講堂は渡り廊下で繋がれており、ぐるりと一周回ることができるような作りになっています。裏庭も緑に溢れていて素晴らしいですね…。


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大書院と講堂の間には…こんな隠しスポットが!開け放たれた廊下の反対側の木々が床に反射して見事な床みどりを作り出しています。ここ、気づかずに通りすぎてしまう方も多かったので注意してご覧になってくださいね。


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先ほど通り抜けた講堂脇の通路を今度は堂内の廊下から眺めます。うん!やはりお庭は堂内一段上がったところから見るのがより一層美しい!

 

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さて、一周して大書院の広間へ戻ってきました。いよいよ…東山随一と言われる絶景庭園とご対面です…!

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おおおおおー!

 

正面は一面大きな池になっており、その奥に大きな築山が作られています。このお庭は内部には立ち入るのではなく、この堂内から楽しむ池泉鑑賞式庭園ですね。

 

正面の築山は秀吉の廟所のある東山阿弥陀ヶ峰から続く尾根を利用したもののようです。石組や刈込て彩られ、とても存在感がありますね。春には刈込にサツキが咲き、さらに彩られるそうです。その頃もまた美しいでしょうね!池の水は、建物の軒下まで引かれており、まるで湖に浮かんでいるかのようです。


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正面の築山は中国の廬山、池は長江を模しているとのことで、わざわざ池の底に粘土を敷き詰めて緑色に濁る演出をしているとか。芸が細かいですね…。


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ちょうど真正面の座席が空いたタイミングでしたので、額縁様に1枚!いやはや!なんとも美しい!

 

当初は、さっと見て帰るつもりでしたが…あまりに素晴らしいお庭だったために小一時間も滞在してしまいました。さすがは京都東山随一と言われる絶景庭園!おみそれしました!

 

 

 

智積院』へのアクセス/駐車場

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京都でも指折りの絶景庭園を有する『智積院』は、京都駅から東側に向かった東山七条に建てられています。ちょうど京都駅から見ると、三十三間堂京都国立博物館の裏手に当たります。

 

最寄り駅は京阪電車七条駅で、徒歩7.8

分で到着します。京都駅や祇園方面からは、市バスの東山七条のバス停が最寄りになります。

 

お車の場合は京都駅から10分足らず。境内に参拝者用無料駐車場も用意されています。

 

【初夏の京都~名古屋庭園巡り旅行記】二日目。午後は東山の寺院をいくつか回ってきました。ここ『智積院』の庭園は京都でも指折りの美しさ!あまり観光客が押し寄せる場所ではありませんが、穴場的に楽しめるおすすめスポットですね!この後は、『智積院』の裏手にある山を登ります。あの天下人まで上り詰めた人物のお墓がここにあるのです!次回もお楽しみに!

 

智積院』の基本情報

アクセス

京阪電車 七条駅より徒歩

京都市バス 東山七条より徒歩

京都駅より車で10分

 

拝観時間

9:00-16:00

 

定休日

年末12/29-31

 

拝観料金

名勝庭園 一般300円 中高生200円 小学生100円

宝物館 一般500円 中高生300円 小学生200円

 

駐車場

参拝者用無料駐車場あり

 

アドレス

京都府京都市東山区東瓦町964

075-541-5361